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「移住をして退職をしました」というお話

こんばんは、森本です😁教育に関わるお仕事をしながら、2人の男の子の子育てを頑張っています。

さて、今日は個人的な話をつらつらと。今後の人生を俯瞰で見たときに、一つの区切りであり、新たなスタートになるタイミングだろうなと思うので、今の気持ちなども含めて書き留めておこうかなと思います。

完全に移住をして、退職もして、これから転職もします。

そんなお話です。

移住をしてみました

さかのぼること昨年の秋。「佐賀に戻る」と決めて動き出してから、間もなく約1年。8月には家も完成し、家族で佐賀に戻ってきた。

「なんで佐賀に?」と本当によく聞かれるが、本当のところは自分でもよく分からない。住んだことのある人しか分からない不思議な魅力がある場所だと思う。事実、佐賀で暮らした経験がある周りの人はみんな「佐賀はよかった」と言う。

気候がよくて、食べ物がおいしく、せかせかしていない。どこか人間が生きるうえでの根源的なニーズを満たしてくれているのかなと思う。

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でも、一か八かでバクチをするような移住を決めたりはしていない。佐賀に移住してこられた方を探してアポをとって話を聞きにいったり、住む場所の周辺の環境、災害へのリスクなどあらゆる角度から下調べをして、家族のありたい状態を明確に描いて「ここならいける」と思えた場所に拠点を移した。

詳しい経緯は、このnoteに書いていますので、ご興味があれば、、、

佐賀に家を買うと決めてから、一番悩んだのは自分自身の身の振り方、つまり今後の働き方だった。

退職を決めるまで

結論を先に書いてしまうと、僕は新卒から約12年お世話になった会社を退職する道を選んだ。9月末で勤務を終え10月は有給消化です。

少しだけそこに至った経緯と思いを書いてみます。

、、、


以前の僕はどちらかと言うと保守的な考え方をする人間だった。リスクをとって行動するよりも、「今与えられている環境の中でどうよりよくするか」を考えるタイプだったと思う。

組織の中で、与えられた課題の本質を見抜いて、より良い方向にアレンジして成果を出すことにやりがいと楽しさを感じていた。会社が掲げるビジョン、創りたい世界にも強く共感していた。周りの社員の方も素敵な方が多く、たくさんのつながりができていた。

きっと僕が独り身だったら何も迷うことはなかった。家族の生活と子どもたちのことを軸にして考え始めたときに風向きが変わり始めた。

佐賀に拠点を構えるとなったときに、家族と離れて単身赴任になる可能性が高くなった。「いつかは自分も単身赴任をするかも」ということは頭では理解できていた。が、いざ当事者になってその可能性に直面することになったときに「それが本当に自分のしたいことなのか?」と疑問を持つようになった。

我が家は男の子2人。今はまだまだ幼いが、これからどんどん多感な時期になっていく。その時にお父さんが普段は家にいない。今日困ったことがあったとしても今日解決できない。向き合ってやることができない。

あくまで可能性の話だが、何かしら家族が望まない方向に向かって行ってしまったときに、「そこに自分がいなかった」というのはきっと後々ものすごい後悔をしてしまうと思った。自分の仕事は二の次だった。

会社に無理を言って当分の間、勤務地の融通を利かせてもらうということも可能性としては考えたが、すぐに却下した。会社は僕の私物ではない。個人的な事情を押し付けて聞いてもらうというのは僕は嫌だった。「そういう私情を持ち込むべきではない」と言いたいのではなく、僕の選択肢にはなかっただけ。後輩には「会社にはわがままを言ったほうがいいよ」とか言っている。むちゃくちゃだ。

そこから佐賀に家族と一緒に住みながら働ける道を模索し始めた。昨年の12月頃からだったと思う。

僕自身が行動したのもあるが、ご縁もあり僕は今年の2月には退職をして次の道に進むことを決めていた。この頃は「保守的」なんて一面は吹き飛んでいて、背負える限りのリスクは背負う覚悟をしていた。もちろんここでも一か八かの勝負はしない。

腹をくくると人は強い。「仕事は二の次だ」なんて忘れて、家族の幸せと僕自身のやりたいことをどう両立させるかを考え続けた。エゴの塊だったな。

「僕がやりたいことは何なんだ?」と真剣に考えた。今しかない。理屈で考えるのではなく、感情にとことん向き合った。この決断が今後の人生に影響を与えることは分かっていた。

そして、2月。

僕は環境を変えてチャレンジすることを決めた。

振り返れば新型コロナの感染が拡大する直前だった。退職の意向を上司に伝えた。事前に相談をしたらきっと止められると思ったから、決めてから報告する形を選んだ。

、、、これがすべてだ。


今の気持ちはどうだ?

感情というのは時間とともに薄れてしまうもの。今の気持ちを正直につづっておきたいと思います。退職するにあたり、もっと「悲しい」「寂しい」という気持ちになるものだと思っていました。

そうではなかった。どう表現したらいいのか、、、思っていた以上に「無」なんです。何もないんです。僕が冷徹なのかもしれませんが、思い当たることとしては2つ。

一つは、2月に決断をするときに「寂しい」とか「悲しい」という感情とは区切りをつけてしまっていたこと。

もう一つは、これまで働いてきて「もっとこうしておいたら良かった」という「後悔」の類が一切ないこと。

他の人から見れば「もっとやりようはあっただろ」と思えることもあるかもしれませんが、僕は手を抜いたことは本当にないし、やり切った感が強い。

目の前のことを全力でやるって大事だなとしみじみ感じています。

今は、

「自分の決めた道を正解にするために、どう努力できるか。」

「応援して送り出してくれた人たちとのつながりを大事にしたい気持ちと感謝。」

「新たな地で迎えてくれている人たちの気持ちにどう応えられるか。」

が頭に浮かんでいます。

、、、


個人的なことを随分とだらだら長く書いてしまいました。今日はこの辺で。次回は、転職のこと、今後の挑戦について書いてみようと思います。

よかったら続けて読んでみてください😊

では、また!

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