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ねこの日 猫

今日は猫の日。
猫は素晴らしい。かわいい上にさまざまな視点を与えてくれる。
そもそも猫という漢字すらかわいい。

寝る子だから「ねこ」という素晴らしい説がある。
寝ることは最も大切なことだ。ねこのようにひろいで寝られる状態を目指したい。お腹を上に向け、世界に己を開けっぴろげて眠る。
その姿を見るだけで、眠るような回復の効果を人間にもたらす。

猫には過去も未来もない。ただ現在があるだけで、その瞬間瞬間を生きている。これは岡本太郎さんもよく言っていた。「瞬間を生きる」
それが人間にとってどれだけ難しいことか。
過去を悔やみ、未来に不安を感じ、現在がねじれていく。

かつて人間にとっても過去や未来などなかった時期があるという。
本当にどうかは分からないが、少なくとも文字がなかった時期、過去について想いを致すことは少なかっただろう。だからタトゥーで何かを身体に刻んだのかもしれない。禅とねこの相性もいい気がする。

鈴木大拙さんが猫を抱く写真が物語る世界も強く響く。
禅という世界の捉え方に猫が与えた影響はなんだろうか。
猫そのものが禅的な生き方なのかもしれない。

かわいい

そして藤田嗣治さんと猫も強い。
こちらは尖りいでる藤田の熱いものを猫でもってバランスをとっているようにも見える。

猫がそっぽ向いているのもいい

フジコ・ヘミングさんのパリの自宅には猫が悠々と歩いていた。
家の中を全く何も気にせず歩きまわるアルジのような猫を眺めながら、フジコ・ヘミングさんは窓にむかってふーっとタバコの煙を流していた。

自分が関心を持つ人々はだいたいみんな猫と生きていた。
このことに、猫に、なにか大きな生きるヒントがあるような気がしてならない。ヘミングウェイの猫は6本指で有名だ。

猫。ねこ。
ありがとうと言いたい。猫に救われたことは多い。

ちゃうちゅーるだったか、CMで「世界中の猫を喜ばす」というフレーズがあったが、見るたびにその通りだ、そうあって欲しい、と思う。
世界中の猫が幸せでありますように。

猫が幸せに生きれる街はいい街だ、と信じている。
今まで歩いた中だと、イスタンブール、パリ、がそうだった。
車が我が物顔でビュンビュン走らず、街のスピードがそんなに速くない。
ねこを街みんなで世話するという印象があった。
ねこが幸せに暮らせる街で自分も生きていたい。

もちろん、犬も大好きです。


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