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旅ブックスMAGAZINE|2022年8月記事まとめ

2022年8月に公開した記事を紹介します。



8月1日(月)
「全国最中図鑑」33 古里もなか(佐賀県小城市)

今回ご紹介する増田羊羹本舗は、城下町小城でも一際目立つ、昔ながらの藁葺き屋根の懐かしい佇まいが魅力のお店。
ここで羊羹や丸ぼうろと並んで人気なのが「古里もなか」だ。



8月1日(月)
「橋に恋して♡ニッポンめぐり旅」|吉田友和 第6橋 「佐賀推し」にはたまらない! 旧国鉄佐賀線の上に作られた橋 筑後川昇開橋 後編 (佐賀県/福岡県)

 筑後川昇開橋は、現存する国内最古の昇開式可動橋である。開通したのは1935年。1987年に国鉄が民営化された際に佐賀線が廃止になり、筑後川昇開橋もその役目を終えた。その後、1996年に遊歩道として整備され、2003年には国指定重要文化財となった。



8月4日(木)
「しあわせの花束とゲバラを探して——南米大陸縦断の旅」|北澤豊雄 11 コルドバに似た町にて 【サンティアゴ編】

 サンティアゴに到着して最大で7人とマッチングしたが、投資目的だったり、メッセージが来なくなったり、ゲイだったり、難民めいたベネズエラ人だったり、マッチングを外されたりして、僕は少し倦んでいた。



8月8日(木)
【日本全国写真紀行】 26 神奈川県足柄下郡湯河原町福浦

 洋画家・中川一政(1893-1991)が描いた『福浦突堤』という作品を観たことがある。漁港に面した山の斜面に並ぶ家々と赤い灯台と突堤が印象的に描かれ、風景画には似つかわしくない躍動感という言葉がぴったりする迫力ある作品だった。


8月11日(木)
「リヤカーマンの日本再会 ― 30年ぶりの日本徒歩縦断 ―」|永瀬忠志
【10】 おーい! 廃品回収かーい!?

この旅で、最も高い峠は、長野県と岐阜県の県境にある飛騨山脈の安房峠(標高1812メートル)。ここにも、30年前にはなかった安房トンネル(長さ4370メートル)が1997年に開通していた。しかし、入口に「歩行者・自転車、原付二輪は通行出来ません」と書いた看板があり、今回も峠の旧道を歩くことにした。



8月11日(木)
「しあわせの花束とゲバラを探して——南米大陸縦断の旅」|北澤豊雄 12 ゲバラが見たチュキカマタ銅山 【バルパライソ・チュキカマタ編】

 色とりどりの家屋は家と家が触れ合うようにびっしりと軒を連ね、太平洋の潮風に洗われて風味を増している。街全体が絵画のように浮かび上がっている。



8月15日(月)
「全国最中図鑑」34 音頭最中(山形県最上郡真室川町)

『真室川音頭』のルーツは、明治の頃北海道で流行した『ナット節)』だそうである。それが宮城の漁港女川の漁民に伝わり唄われていたものを、真室川出身で当時女川で奉公していた近岡カナエという人が、昭和の初めに真室川に持ち帰り、創作を加えて唄った『山水音頭』が発展したものといわれている。



8月18日(木)
「しあわせの花束とゲバラを探して——南米大陸縦断の旅」|北澤豊雄 13 ゲバラルートを逸れて 【アタカマ砂漠編1】

 チリ北部最大の観光地サンペドロ・アタカマ村にゲバラたちが立ち寄った形跡はない。なのにあえてルートを少し逸れてこの村を訪れているのにはわけがある。


8月22日(木)
【日本全国写真紀行】 27 茨城県北茨城市平潟

 福島との県境にある北茨城市。太平洋に面した風光明媚な海岸線は、茨城県の中でも屈指の観光スポットとして人気がある。その中で、自然の入江を利用した漁港を持ち古くから栄えてきたのが平潟である。


8月25日(木)
「リヤカーマンの日本再会 ― 30年ぶりの日本徒歩縦断 ―」|永瀬忠志 【11】 防犯装置のついた神社

日本縦断中は、早朝に歩き始め、昼間はひたすら最南端を目指して歩き、夜間は野宿をする一日を繰り返す。


8月25日(木)
「しあわせの花束とゲバラを探して——南米大陸縦断の旅」|北澤豊雄 14 小さな村での小さな傷心 【アタカマ砂漠編2】

 マッチングアプリの「Tinder」を使い続けながら旅を続けているが、僕は44歳だから基本的に同世代とマッチングする確率が高い。30代前半は珍しかった。



8月25日(木)
「寂しさから290円儲ける方法」|ドリアン助川
第九話 イーハトーブ(後編)

 ハートつきのオブジェ?
 いや、驚きました。私がまだ若く、この地を幾度か訪れた頃は、橋を仰ごうとすれば田んぼのあぜ道に入っていくか、石だらけの川原に降りるほかなかったのです。



8月29日(月)
【新刊試し読み】『辛酸なめ子、スピ旅に出る』|辛酸なめ子

稀代のエッセイスト・辛酸なめ子さんが全国24箇所のパワースポットを巡る旅エッセイ『辛酸なめ子、スピ旅に出る』が、8月23日(水)に発売されたことを記念して、「はじめに」を公開します。




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