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「全国最中図鑑」11 樽丸最中(千葉県野田市)

樽丸最中は、創業170年の老舗菓匠・丸嶋屋が明治中期に考案した、醤油の郷野田市の銘菓。
野田は約400年前、永禄年間に生まれた醤油の産地。昔は、野田の醤油は樽で作られていたという。
樽丸最中は、野田の代表的醤油ブランドであるキッコーマンとキノエネの醤油樽をかたどったもので、あんは小倉あん、白あん、ゴマあん、そして野田ならではの醤油あんもある。醤油あんは、甘くてねっとりしているが、ほのかにさっぱりとした醤油の風味も感じられて、なかなかの逸品だ。

千葉野田最中04467

丸嶋屋
千葉県野田市野田355


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日本を代表する和菓子の一つである「最中」。香ばしいパリパリの皮とともに餡を頬張れば、口の中にふわっと広がる品のよい甘さ。なんとも幸せな気分になるお菓子です。編集スタッフが取材の途中で出会った最中のなかで、ユニークで忘れることのできないご当地最中を紹介していきます。