【日本全国写真紀行】 9 山梨県甲州市塩山松里
取材で訪れた、日本全国津々浦々の心にしみる風景を紹介します。ページの都合上、書籍では使用できなかった写真も掲載。
日本の原風景に出会う旅をお楽しみいただけます。
山梨県甲州市塩山松里
鮮やかな夕陽色の簾をまとう干し柿の里
古の風情を今に伝える古寺や古民家が数多くあることから、甲州の鎌倉ともいわれる塩山。。この塩山の中でもひときわ深い歴史をもつのが松里地区である。武田信玄の菩提寺となっている恵林寺や武田家と縁ある放光寺など、見応えのある寺が往時のままに残っている。
だが、松里地区の名を広く知らしめているのはそればかりではない。
「枯露柿の里」―そう、十一月ともなれば干し柿のカーテンが民家の軒先につり下げられ、里全体を朱赤色に染め上げるのだ。
もともと柿の産地であり古くから干し柿をつくってきた松里地区だが、現在のように量産されるようになったのは武田信玄の奨励によるものだといわれている。
※『ふるさと再発見の旅 甲信越』産業編集センター/刊より一部抜粋
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