セブでデザイン留学!?
私は現在大学3年生を休学して約6ヶ月間モンスター・アカデミア(モンアカ)に留学している大学生だ。
大学では社会学を専攻している。ちなみに英語力はほぼゼロ!(英語は好きなので英語で動画などのコンテンツを見ることは好きだが文法が壊滅的)
現在モンアカでのデザイン留学5ヶ月目に突入し、インターンをしている。今思えばこの4ヶ月は長いようで一瞬のように感じる。
留学に至るまで
私は、もともと幼い頃から海外に興味があり、いつかは絶対留学するという漠然とした夢を持っていた。
家族との旅行や学校のプロジェクトを通じて海外に行く機会はあったが、長期間での留学は初めてだったため不安も多かった。
また、留学するなら英語を学ぶだけでなく何か1つスキルをつけたいと思っていた。
就活への不安
私が留学をしようと決めたきっかけは、大学生活が楽しすぎたからである。
大学2年生になりバイトも学校も楽しいことばかりで、ふと将来のことを考えると不安を感じた。
留学の一番の決め手は大学3年生から就活が始まってしまうということだ。
このまま就活をしていいのかとても不安になった。
仮に就活をしても、自分のアピールできるものが1つもないし、このままテキトーに就活をしてやりたくない仕事をしてつまらない人生を送ることになってしまうのではないかと恐怖を感じた。
なぜモンアカを選んだか
初めはカナダでのCo-op留学をしようと考えていたが、スキル(カナダでは実力や経験があることが求められる)、ましてや英語力がなければワーホリと変わらずわざわざ高いお金を払うことはもったいないと考えた。
そんな時に、モンアカを見つけた。
きっかけは、私の姉がコロナ禍の時期にオンラインでモンアカの授業を3ヶ月間受講していたことを思い出し、私もデザインに興味があったため姉に相談していたところ、このモンアカを勧められた。
日本語でデザインの基礎から学べるだけではなく、同時にマンツーマンで英語も学べて、物価が欧米や日本に比べると安いという魅力的なプログラムだったため、すぐにモンアカに留学することを決めた。
いざ、セブへ!
私はあまり東南アジアの料理が得意でなかったし、一度バリ島に旅行で行った際、お腹を壊したり衛生面もあまり良くなかったため、同じ東南アジアであるフィリピンで6ヶ月も暮らすことに少し抵抗があった。
留学初日はとにかく驚くことが多かった。
文化の違い、街並みなど全てにカルチャーショックを受けたことを覚えている。
逆にこんなものかと思うことも多かったり、意外と日本と変わらないのかと思うこともたくさんあった。
実際に授業を受けてみて
初めの小さい課題は1日の4時間の授業内だけで丸を使って8つの感情を表現するというものだった。
丸だけで感情を表すということは個人的にとても難しい課題だった。
同じ時期に入った人たちは、みんなレベルが高く、経験者もいたため自分のデザインのセンスのなさに絶望した。
とにかく最初は自分の作ったデザインを言語化をするということが、私にとってとても難易度が高く感じた。
この課題を通して、デザインは表面的なビジュアルが一番大事だと思っていたこととは打って変わって、様々なサイトの考察をしていくにつれてデザインは奥が深いものなのだということを学ぶことができた。
モンアカで作ったもの
これからは、この3ヶ月の間で作成した課題を一部紹介していこうと思う。
(※これから紹介する制作は全てその時点で作成したリアルな実力をそのまま載せている。)
フードデリバリー
最初の大きい制作はフードデリバリーだった。
この課題は何気に一番大変なものだったと感じる。
なぜなら私はIllustrator(イラレ)の操作もデザインに関しても初心者だったからだ。
色の組み合わせやデザインの4原則、カーニングなど習ったばかりの、なけなしの知識を駆使してWebサイトのデザインを制作した。
さらに、デザインを学んで一週間程度しか経っていないのにムラケン先生に講評していただくということもあり発表の前の夜は明け方の4時くらいまでずっと制作をしていた。
こちらがその制作物である。
ワーケーションサービス
1ヶ月目の卒業制作はワーケーションだった。
この制作では地域の特産物や伝統工芸品を使用したカフェとホテルを併設してその地域の良さを感じながらワーケーションをすることができるという内容のWebサイトを作成した。この制作ではロゴとArea menuの部分に一番力を入れて作った。
こちらがその制作である。
ロゴ制作
2ヶ月目の初めはロゴの制作をした。
ロゴの制作にあたって自分とは何かを表すキャッチフレーズを考えたり自己分析のようなものを行った。
キャッチフレーズは、意外なものを組み合わせるととてもインパクトのあるものになると思う。私はBaby Queenというキャッチコピーにしてトランプのようなロゴを制作した。
こちらがその制作である。
SDGs
2ヶ月目の卒業制作は、SDGsがテーマでコンセプトから全て自分で考えなければならなかったためとても難しかった。
私は、ウミガメを保護するためにプロジェクションマッピングを使用した体験型美術館というサービスを考えた。
この制作中は、大きな風邪を引いてしまい制作最後の一週間は全て寝込んでしまったため納得のいくものを作ることができなかったことと、ベンチマークにしているサイトと類似している部分が多く、個性を出すことができなかったことが心残りだった。
こちらがその制作である。
アフターコロナ
3ヶ月目の卒業制作は、アフターコロナというテーマである。こちらもコンセプトからプロモーション戦略まで自分で考えて制作した。
私は、リモートワークをしている都内在住の社会人向けに、家にいても自然に触れられてストレスを軽減する効果があるハーブのキットを販売するECサイトを制作した。
作ったものに関しては、ロゴ、Webサイト、ガーデニングオーナメント、モックアップ、スマホの操作画面、プロモーション戦略用のインスタに流す広告などの今まで習ってきたことを全て詰め込んだ制作になった。
しかしこの制作はあまり納得のいくものではなかった。その理由は、リサーチやそれぞれに意味を込めて作ることで制作物の一貫性を出すことやテーマのアイデアがあまりよく出来なかった点だと考えている。
こちらがその制作である。
3ヶ月の制作を終えて
ここまで様々な制作を紹介してきたが、全て振り返ると3ヶ月でデザインスキルだけでなく商品を提案する能力など色々な能力を身につけることができたのではないかと感じている。
イラレの操作が一個もわからなかった私にとって、自分でコンセプトからプロモーション戦略など全てを考えて様々なものを制作することができたことはとても良い経験になった。
今後について
今は、インターンの期間に入っていて別のサイトを作ったり、実案件に挑戦しようとしているところだ。
あと1ヶ月半でまた成長することができるように日々デザインの力をパワーアップしていきたい。
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