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島根旅行②~足立美術館~

島根を訪れたら必ず行って頂きたいのが「足立美術館」だ。ラジオ番組「渋谷の星」のオープニングでも話した日本庭園が言葉にならないほど美しい。5万坪にも及ぶ大庭園は、アメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の庭園ランキングで(2003年から)16年連続日本一に輝いている。またフランスの旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』や『Guide Bleu Japon』では三つ星を獲得。世界一の日本庭園と言っていい。

足立美術館は、地元出身の実業家:故 足立全康氏が、昭和45年(当時71歳)に創設したもので、横山大観のコレクションは日本一を誇る。撮影禁止かと思いきや庭園のみ撮影可能である。

分厚いガラス窓越しに眺める「枯山水庭」は雨に濡れて青々と光る。遠くの山々は本物、いわゆる借景である。雨に煙り、まるで墨絵のよう。

ガラスを通さず見る景色。右上に滝が流れ落ちる。高さ15mの「亀鶴(きかく)の滝」。実は庭と滝の間には道路があり、車が行き交っている。

窓枠を額縁に見立てた「生の額絵」。

「池庭」。写真では解りにくいが激しい雨である。庭先には傘が用意され、自由に使う事が出来る。

「生の掛軸」。本物の庭が、一幅の掛軸のよう。名物の一つである。

「白砂青松庭」。横山大観の名作「白沙青松」を表現しているそう。

館内には3つの喫茶室があり、庭園を眺めながらゆっくりお茶を頂ける。次回はぜひお茶したい!

現在、夏季特別展「美人画」(〜8月30日まで)開催中。私が訪れた7月18日は人影少なく、上村松園の展示フロアは誰もいなかった。貸切状態!上野で観た時は人だかりで前列に行けず、後ろでピョンピョン飛び跳ねながら観た記憶がある。今回は息をする事すら忘れ、食い入るように観入ってしまい、気付けば両手と額と鼻の油がガラスにべったり・・・(ごめんなさい!)

横山大観室には通年コレクションが展示されている。とにかく観て♪行って損はないから。私の持ち時間は約1時間半だったが、とてもじゃないけど足りなかった。ゆっくりご覧頂くなら3時間は必要かも。お茶するならもっと。ぜひ味わって頂きたい。あなたもこんな美しい写真が撮れる!

続きは「島根旅行③」へ

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