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8歳のボクが考えた不思議な話を書いていこうと思います✨ 8歳のうちに書いた話を本にする…

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8歳のボクが考えた不思議な話を書いていこうと思います✨ 8歳のうちに書いた話を本にするのが目標です📚 感想や応援のコメントをもらえるとうれしいです🥰 よろしくおねがいしま~す👋

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  • 9歳のボクが考えた不思議な話

    9歳のボクが考えた不思議な話をまとめています。

  • 8歳のボクが考えた不思議な話

    8歳のボクが考えた不思議な話をまとめています。

最近の記事

9歳のボクが考えた不思議な話【いろはの女】

ある日、本好きの男の子が図書館で『いろはの女』というタイトルの本を見つけた。 「ん?」 男の子はその本が気になって借りてみた。 家に帰って早速その本を2階の部屋で読むことにした。 「こりゃあ、面白いや」 男の子は本を40分ほど夢中になって読んだ。 さすがに読み疲れて、男の子はポーっとすることにした。 すると、どこからか女の人が「いろはにほへと」を口ずさむのが聞こえてきた。 「いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこゑて あさ

    • 9歳のボクが考えた不思議な話【オモちゃんとウラちゃん】

      ある日、怖い話が好きな男の子が、友達から『オモちゃんとウラちゃん』という話を聞いた。 友達は、最後にニヤニヤしながらこう言った。 「この話を聞いた日は、寝てるときに目が覚めても目を開けちゃダメなんだってさ!」 「え、なんで?」 「もし開けたら、オモちゃんとウラちゃんに見つかって体を持っていかれちゃうんだってよ~」 「え!? そんなことあるわけ・・・」 言ってる間に、分かれ道で友達と分かれた。 「まさかね、ただの作り話だよね」そう思いながら家に帰った。   〇

      • 9歳のボクが考えた不思議な話【現実とか、幻想とか】

        1話目「後部座席」 ぼくはよく不思議な体験をします。 ぼくが一番最初に不思議な体験をしたのは、習い事の帰り道のことでした。 いつもの道を、いつも通りのんきに歩いていると、白い車がビューとぼくの横を通り過ぎました。 ぼくはその車をふと何となく見ました。 すると、その車の後部座席には、昔風に髪をまとめた、白い着物を着た女の人の上半身が、こっちを見てニタニタ笑っていました。 ぼくはその人を見た瞬間に、「あっ、この人はこの世の人じゃないな」と思いました。 その時は何とも

        • 9歳のボクが考えた不思議な話【ヌケヒコの放浪旅】

          1話目「エンジンかけて」 ヌケヒコたちが車をぶっ放していると、信号が赤になった。 ヌケヒコがそのまま前の車に突っ込みそうになったから、助手席のアセヒコが慌てて足を伸ばしてブレーキを踏んだ。 ゴロゴロゴロゴロキーーー ヌケヒコの車はギリッギリぶつからなかった。 「ヌケヒコ何やってんの!?  信号見てた?」 「ああ、ごめん。 前だけ見てた」 「もう、死ぬかと思ったよ」 そんなこんなで信号が青になった。 が、車は動かぬ。 横のヌケヒコを見てみると、今度は信号を見

        9歳のボクが考えた不思議な話【いろはの女】

        • 9歳のボクが考えた不思議な話【オモちゃんとウラちゃん】

        • 9歳のボクが考えた不思議な話【現実とか、幻想とか】

        • 9歳のボクが考えた不思議な話【ヌケヒコの放浪旅】

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        • 9歳のボクが考えた不思議な話
          7本
        • 8歳のボクが考えた不思議な話
          13本

        記事

          9歳のボクが考えた不思議な話【おらぁ天下のとんち者】

          1話目「タオル」 あるところに、本当に怠け者の長者さんがいた。 みんなは前から、この長者さんを働き者にしたいと思っていた。 そこで、とんちの彦九さん。 長者さんの所に行って、「召使にしてくれ」と頼み込んだ。 長者さんは「いいだろう」と、彦九さんを召使にした。 それから風呂に入るまでは、順調にいった。 ところが、長者さんが風呂から上がる時に、「タオル持ってこい」と言った。 すると、彦九さんは何を思ったか、紙に「た」という字を書いて、それを折った。 そして、それ

          9歳のボクが考えた不思議な話【おらぁ天下のとんち者】

          9歳のボクが考えた不思議な話【傷子】

          あるところに、元気な男の子がいた。 その男の子は、たまに男の子とも女の子とも見分けがつかぬ子を見た。 そして、その子を見ると、必ず自分がケガしそうになった。 転びそうになったり、物が倒れてきたり。 まるで小さい頃に、noteで読んだ傷子のようだ。 最近は、あの子は本当の傷子じゃないか?と、男の子は思い始めていた。 そんなある日のこと、傷子と思われる子が、男の子の前に現れた。 今度はどんなことが起こるかと身構えていると、となりの家のごみ箱が倒れた。 ギーー ドゴ

          9歳のボクが考えた不思議な話【傷子】

          9歳のボクが考えた不思議な話【オレはぬりかべ貯金箱バイ】

          1話目「変な寝言」 オレはぬりかべ貯金箱バイ。 オレの置いてある場所は寝室の窓際バイ。 だから、朝方になると、オレを生み出した子息、子息の家族、そして、飼い犬の寝言が聞こえるバイ。 昨日は子息の妹が「もう!」と寝言で言って、細君が「ごめんごめん」と寝言で言ったと思ったら、「ちがう!SK!」と言っていたバイ。 これでもずいぶん変だバイ。 でも、変すぎるのは一昨日だバイ。 飼い犬がフンヒン寝言を言っていると思っていると、子息が妹に寝言で、 「Aちゃん、今日もシーキー

          9歳のボクが考えた不思議な話【オレはぬりかべ貯金箱バイ】

          8歳のボクが考えた不思議な話【吾輩はレモンである】

          1話目(第二の吾輩) 吾輩はレモンである。 吾輩は今、人間がいっぱーいいて、そこで人間がお金いうものと吾輩たちを交換する「スーパー」という所にいる。 あっ! 一人の人間が吾輩に手を伸ばしてくる。 人間が吾輩を取ってこれまで恐れていた「レジ」に持っていった。 ピッ ありがとうございました。 またお越しください。 タッタ、タッタッ 人間が歩き出した。 えーい、もうこうなった以上、天に運をまかせよう。 あっ、人間の家が見えてきた。 神様どうかお守りください

          8歳のボクが考えた不思議な話【吾輩はレモンである】

          8歳のボクが考えた不思議な話【吾輩は猫である ∞SK∞ ver.】

          1話目(人間と猫) 吾輩は猫である。 なぜ猫に生まれたのかは分からない。 きっと親猫の腹の中から出てきて、黒猫として生まれたのだろう。 今は吾輩が、前は猫の国だった所で子どもを育てている。 親として子どもを育てていると、人間という生物に見つかって名前を付けられてしまった。 吾輩には「クロ」、子どもには「モノ」、もう1猫の子どもには「ニャク」という名前を付けられてしまった。 なかなか良い名前だ。 この名前は気に入っている。 あの人間という者は危険ではなさそうだ

          8歳のボクが考えた不思議な話【吾輩は猫である ∞SK∞ ver.】

          8歳のボクが考えた不思議な話【ろうそく小僧🕯】化けクジラ

          昔々あるところに、不思議な力を持つ小僧がいた。 その小僧は、一本のろうそくを大事にしていたから、『ろうそく小僧』と呼ばれていた。 そのろうそく小僧が、家の庭から海を眺めていた。 ザバーン ザバーン ザバーン 「なぜ、風も吹いていないのに波が立ったんだろう?」 ろうそく小僧はそう思ったけど、あんまり気にすることなく過ごした。 その日の夜、寝る前にろうそく小僧は昼間の波のことを思い出した。 気になってしょうがなくて、海がよく見える庭の垣根に上って、ろうそくに聞いた。

          8歳のボクが考えた不思議な話【ろうそく小僧🕯】化けクジラ

          8歳のボクが考えた不思議な話【夜中に現れる地縛霊】

          ある男の人が、真夜中に自分のマンションに帰ってきた。 エレベーターに乗って、自分が住む5階のボタンを押すと、とびらが閉まった。 5階のボタンしか押していないのに、なぜか2階に止まった。 すると、顔が青白くて雰囲気も暗い感じの男の人が乗ってきた。 男の人は「途中の階から乗ってくるのってヘンだなぁ」と思っていた。 しかも、2階から乗ってきた青白い男の人は、降りる階のボタンを押さない。 「あれ? なんで押さないんだろう?」 そう思って振り返ると、 青白い男の人が満面

          8歳のボクが考えた不思議な話【夜中に現れる地縛霊】

          8歳のボクが考えた不思議な話【夢の中のおゆめさん】

          ある男の人が、友達と怪談話をしあっていた。 その中の一つに、夢の中のおゆめさんという話があった。 おゆめさんという、全身黒づくめの謎の人物が夢に出てきて、夢と同じことをしないと夢の中に閉じ込められてしまうという話。 「この話を聞いた人は、その日の夜、夢の中におゆめさんが出てくるらしいよ」 男の人は「まさかね」と思っていた。 その夜、男の人は夢を見た。 その夢の中で、男の人は花を植えていた。 「なんで普段花なんか植えないのに、花を植えてるんだろう?」と思いながら、

          8歳のボクが考えた不思議な話【夢の中のおゆめさん】

          8歳のボクが考えた不思議な話【お時間様】

          ある男の人が会社からの帰り道、どこからともなく「今、な~んじな~んふん?時計を見ずにこ~たえよ~」という声が聞こえてきた。 「何なんだ? これは」 男の人は、辺りを見回したけど誰もいないし、周りの人には聞こえていなさそうだ。 何度も何度も聞いてくる声に少し怖くなって、思わず時計を見て答えようとしたけど、体が動かなくなってしまって時計を見られない。 とっさに「9時37分」と時計を見ずに答えた。 すると、さっきの声が「ざ~んね~んで~した~」と言って、その瞬間ヒュンとど

          8歳のボクが考えた不思議な話【お時間様】

          8歳のボクが考えた不思議な話【決定コイン】

          ある公園で、双子の兄弟が遊んでいた。 その公園の近くにはコンビニがあった。 双子の兄弟は、コンビニにいつも通りおやつを買いに行く人を、決定コインで決めることにした。 表が出たら兄で、裏が出たら弟が買いに行くというルールにした。 コインを地面に投げると裏が出て、昨日買いに行った弟が行くことに決まった。 だけど、弟は「昨日行ったから行きたくない!」と言って行きたがらない。 二人はしばらく話し合っていた。 「決定コインに従わないと、イヤなことが起きちゃうから行ってよ!

          8歳のボクが考えた不思議な話【決定コイン】

          8歳のボクが考えた不思議な話【叶い自動販売機】

          ある丁字路に、『あなたの願いは何ですか?』と書いてある自動販売機があった。 近所の子どもたちは、その自動販売機のウワサを知っていて、前から気になっていた。 ある日、その中の魚が好きな男の子が、新しい魚の図鑑がほしいと紙に書いて、自動販売機のお金を入れるところに入れた。 すると、たくさんの願いが表示された中に、男の子の願いも表示された。 男の子は、自分の願いを叶えたかったから、自分の願いが表示されたところのボタンを押した。 そしたら、自動販売機のルーレットが回りはじめ

          8歳のボクが考えた不思議な話【叶い自動販売機】

          8歳のボクが考えた不思議な話【あべこべ時計】

          ある中古屋にセールスマンが商品を仕入れにやって来た。 セールスマンが、何か売れそうものはないかと探していると、鎖が付いた懐中時計を見つけた。 その懐中時計は、金色に輝いていて、ふたの内側に鏡が付いていた。 しかも、針が反時計回りに動いている。 「うわー、なにこれ! こんな懐中時計初めて見た!」 こんな珍しい懐中時計には二度と出会えないと思い、お店の人のところに懐中時計を持っていって、お金を出した。 すると、「それは売り物じゃないから戻してくれ!」と、お店の人がすごい

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