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ワクチン接種のための禁酒日記

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ワクチンの有効性を高めるために期間限定禁酒することにしました。
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2021年9月の記事一覧

三十日目

三十日目

 昨日は東西南北最端の酒蔵について書いてみたが、鉄道で行ける最西端と最南端はどこになるのだろうと思い、重ねて調べてみた。念の為申し添えるが、別に暇なわけではない。

 まず、日本最南端の酒蔵から。日本最南端の駅は沖縄本島のゆいレール 赤嶺駅である。なので、その周辺を調べてみると宮里酒造所という泡盛のメーカーがあった。どうやら泡盛の銘酒として名高い「春雨」を作っている会社らしい。最寄り駅は赤嶺駅では

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三十一日目(第二回ワクチン接種前日)

三十一日目(第二回ワクチン接種前日)

 ワクチンの効果を最大にすべく始めた禁酒もひと月が過ぎた。

 途中、大きな苦しみや葛藤は特になく、だからといって酒を忘れることもなくこの日を迎えられたことに感謝する。誰にかはわからないが。

 そして、明日はいよいよ第二回ワクチン接種が控えている。私が打っているのは副反応が激しいことで知られるモデルナ製ワクチンだ。人によって差はあるものの、今のところ私の周囲では九割近い人々が高熱を出している。こ

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三十二日目(二回目ワクチン接種当日)

三十二日目(二回目ワクチン接種当日)

 いよいよこの日が来た。

 二回目のワクチン接種である。この重大事を万事円満に済ませるため、 一週間以上前から丸一日の綿密なプランを立ててきた。

 交通機関の確認と時間の決定から、摂取会場付近で時間をつぶす場所の選定、昼ごはんの予算、帰路最寄り駅の駅ビルで購入する物品のリスト化、帰宅後の行動の流れまで。立てた計画は逐一愛用するToDoistに登録し、実行漏れがないようにする。

 そして今、そ

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三十三日目(二回目ワクチン接種翌日)

三十三日目(二回目ワクチン接種翌日)

 斜め上、というのはまさにこういうことを言うのかもしれない。

 副反応、出るには出ている。

 ワクチンを打った、左半身だけに。

 左は軽度の発熱と鈍痛。右は平熱無痛。

 なんなの、これ。

副反応が軽いよう祈念してくださる方は💛をポチっとお願いします。

三十四日目(二回目ワクチン接種翌々日)

三十四日目(二回目ワクチン接種翌々日)

 新型コロナウイルスワクチンの副反応、バッチリ出ました。

 昨日の朝、ワクチン接種から約17時間後、注射した左腕に、痛みと注射痕を中心とする局部の熱っぽさを感じたので体温測定したところ、数値は36.9度。平熱は36.5度なので少々高いぐらいです。ただ、同じタイミングで右腋窩で測ると36.5度。やっぱり注射したところを中心に炎症が起こるのだなあと感心していたわけですが、その後どんどん差が開き、一時

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三十五日目(ワクチン二回目接種三日後)

三十五日目(ワクチン二回目接種三日後)

 昨日堂々の副反応終了宣言をしたわけだが、その日記をアップした後、予想外の事態が発出した。

 モデルナアームが出現したのである。

 腕がかゆいなと思い始めたのが午後4時過ぎ、最初は蚊にでも噛まれたか(関西表現)とさして気にしていなかったのだが、ふとした拍子に触れてみて部位の熱っぽさに驚き、よくよく眺めてみると薄桃色に変色してぷっくりとふくれているではないか。

 あれ、なにこれ……もしかして、

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三十六日目

三十六日目

 モデルナアーム、かゆい。これはたまらん。

 熱は夜になると若干出るが、日中は平熱なので特に影響ない。完全に日常生活に戻っている。

 だが、腕のかゆみだけはどうにもならない。辟易している。数日で治るということだが、今のところ腫れも熱っぽさも収まる気配がない。これがどうにかならない限り、かゆみは続くのだろう。抗ヒスタミン系のかゆみ止めがいいというので塗ってみたが焼け石に水、保冷剤で冷やせばよいと

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三十七日目

三十七日目

 モデルナアームはだいぶん治まってきた。まだかゆみや熱は残るものの、無視しようとすればできる程度である。心頭滅却訓練思えばよかろう。

 本日は、ワクチン後初の外出をした。県立図書館まで、仕事に必要な本を借りに行ったのだ。今、横須賀市の図書館はコロナ閉鎖中である。それ自体に否はない。けれど、隣接都市の図書館は開いているわけで、市内だけの閉鎖に「やっている感」以外の意味はあるのかねえと疑問を持たなく

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三十八日目(重陽の節句)

三十八日目(重陽の節句)

 本日は重陽の節句ということで菊酒をいただくべき日であるが、禁酒中の身ゆえそれもできない。災除けの大切なまじないというのに、なんたることだ。

 だが、抜け道はある。旧暦だと本日はまだ八月三日、重陽の節句は新暦十月十四日だ。菊も栗も出ざかりはその辺りなのだから、やはり節句は旧暦に限る。

 というわけで、菊酒は来月楽しむことにしたものの、だからといって何もないのは寂しい。そこで、オリジナルの菊を使

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三十九日目

三十九日目

 今日で二回目のワクチンを打ってから一週間が経った。

 モデルナアームもようやく落ち着きつつある。まだ時々思い出したようにかゆくなるが、それほど気にはならない。

 それにしても謎なのは四日ほどしてからモデルナアームの上部に現れた内出血だ。今日は黄色くなっているので、もう治りつつあるわけだが、注射痕から離れた、特に圧迫も打撲もしていない場所でなぜ内出血が起こるのか。なんらかの理由はあるのだろうけ

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四十日目

四十日目

 とうとう禁酒も四十日目である。日記も四十日目だ。

 私の生涯で日記が四十日も続いたのは初めてである。すごいなあ。やっぱりテーマが明確だったのがよかったのだろうか。

 お酒解禁まであと一週間。今から何をどう飲むか、真剣に考えている。

 やはり祝いの酒は日本酒だろう。

 では、どの日本酒にするべきか。考え方はいくつかある。

 まずは祝意を前面に出し、それにふさわしい祝祭感のある名の酒を選ぶ

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四十一日目

四十一日目

 昨日夕方、また急な眠気と強いだるさがきたと思ったら体がポッポしはじめ、さてはと検温すると案の定37.4度あった。

 夕飯作りは止めにし、カップヌードルカレーを食べ、シャワーだけ浴びて早々に寝床にダイブした。おそらくこれも副反応だろう。通常の発熱と異なり、異様な空腹を併発したからだ。

 そんなわけで、そこそこ空きっ腹を抱えたまま寝たせいか、ビール片手に焼き鳥を食べる夢をみた。夢の中ではたいそう

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四十二日目

四十二日目

 抗体検査を受けた。通りがかった公共施設でたまたまやっていたのだ。とはいえ、公的な検査ではない。お値段は二千七百円。中和抗体検査ではないので、ワクチンで抗体ができたかどうかはわからない。判明するのは「これまで一度でも新型コロナウイルスに罹ったことがあったかなかったか」、それだけ。

 すでにワクチン接種済みである私にはあまり意味がない検査ではあるが(未接種の場合は意味があるらしい)、好奇心からやっ

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四十三日目

四十三日目

 前にも書いたような気がする(書いていないかもしれない)が、夕食には米飯を食べないようにしている。酒プラス通常の食事だと、アラフィフには完全にカロリーオーバーなので、数年前から米抜きにしたのだ。

 では禁酒期間中はどうしていたかというと、食事内容は変えなかった。長年夕食米飯(麺類も含む)抜きをやった結果、食べるとどうも翌朝調子が悪くなるようになってしまったためだ。

 よって、酒の肴のようなおか

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