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四十二日目

 抗体検査を受けた。通りがかった公共施設でたまたまやっていたのだ。とはいえ、公的な検査ではない。お値段は二千七百円。中和抗体検査ではないので、ワクチンで抗体ができたかどうかはわからない。判明するのは「これまで一度でも新型コロナウイルスに罹ったことがあったかなかったか」、それだけ。

 すでにワクチン接種済みである私にはあまり意味がない検査ではあるが(未接種の場合は意味があるらしい)、好奇心からやってみたのである。この辺り、職業病というべきか。

 で、結果は当然ながら未感染だった。そりゃそうだろう。ほぼ引きこもり生活をしているのだから、罹るはずがない。それでも、なんとなくホッとしたのはたしかだ。「そんなわけない」といくら思っていたって、証拠がない限り安心できないのが人間というものである。

 なんにせよ、今月後半から年明けぐらいまでは確実にCOVID-19に対する武器を内蔵しているわけだから、この間に必要な取材を進めておきたい。鬼の居ぬ間に洗濯、みたいな?

 一人で外呑みもしたい。元来が在宅一人呑み派なので、外呑みへの欠乏感はそれほどでもないし、みんなでワイワイへの飢餓感に至っては皆無だが、それでもこれだけ長いこと居酒屋の椅子をあたためないのは我が酒飲み人生で初めてだ。なんだかもう「居酒屋」という言葉に郷愁すら感じる。

 外呑み解禁一発目の店はもう決めている。横須賀、センベロ天国なので。

 とはいえ、あんまり大勢がみっしりとワイワイガヤガヤしているところには行きたくない。防疫のためにも昼呑みにしようかな。あくまで目的は防疫です。昼から酒を呑みたいわけではないので、あしからず。

 

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