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四十日目

 とうとう禁酒も四十日目である。日記も四十日目だ。

 私の生涯で日記が四十日も続いたのは初めてである。すごいなあ。やっぱりテーマが明確だったのがよかったのだろうか。

 お酒解禁まであと一週間。今から何をどう飲むか、真剣に考えている。

 やはり祝いの酒は日本酒だろう。

 では、どの日本酒にするべきか。考え方はいくつかある。

 まずは祝意を前面に出し、それにふさわしい祝祭感のある名の酒を選ぶパターン。鶴とか亀とか、寿、福、天あたりの字が入った酒がそれに当たる。

 次は、祝いゆえ滅多に呑めないようなちょっとお高いのを奮発するパターン。久保田なら百寿じゃなくて碧寿、みたいな。

 いやいや、日常が戻ってきたのだから、いつも呑んでいるやつで一杯という考え方もある。そうすると720ml千円以内の酒を選ばなきゃいけない。

 あてを選んでから、それにふさわしい酒を選ぶ手も悪くない。いわゆるペアリングだ。18日は買い出し日なので、それもよかろう。

 今の所どうするかは未定だが、あれこれ思いを巡らすだけで楽しくなってくる。これもまた、禁酒をしなければ味わえなかった楽しみなのかもしれない。これを機会に、今後は一年に一回ぐらい、ひと月のほど禁酒期間を設けるのも悪くない、かな?

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