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三十二日目(二回目ワクチン接種当日)
いよいよこの日が来た。
二回目のワクチン接種である。この重大事を万事円満に済ませるため、 一週間以上前から丸一日の綿密なプランを立ててきた。
交通機関の確認と時間の決定から、摂取会場付近で時間をつぶす場所の選定、昼ごはんの予算、帰路最寄り駅の駅ビルで購入する物品のリスト化、帰宅後の行動の流れまで。立てた計画は逐一愛用するToDoistに登録し、実行漏れがないようにする。
そして今、それら全ての予定を終わらせ、私は大変清々しい気持ちでこれを書いている。
只今、接種後三時間が経過。先ほど熱を測ったところ、36.4度でまだ平熱である。腕の痛みはそろそろ始まっている。ただ、まだ痛いとまでは言えない。前回の経験から、今後痛みに育つのだろうな、程度である。
話に聞くと、副反応が出るのは翌日からというパターンが多いようなのでまだ油断はしていないが、もし症状が出ても薬と食料はばっちり用意してある。よって、なんの憂いもない。大手を振って一日中布団の中に入られるなら、それはそれでラッキーである。
なんだか大げさだなあと思う向きもあるだろうが、実はこの「緻密な計画・準備万端」は私にとって一種の験担ぎなのだ。
というのも、我が人生においては、想像しうる出来事に対して「緻密な計画・準備」をすればするほどその出来事は起こらないという、経験則というかジンクスというか、がある。とことん肩透かし人生を歩んできたのが私という人間なのだ。
もしこのジンクスが今回も発動するなら、大げさにやればやるほど副反応は軽くてすむはず。なんにせよ、まったく役に立たない情報で申し訳ないが、私の大騒ぎはこういう理由があってのことと理解してもらいたい。
なお準備したのは下記のものである。
薬 薬局で「ワクチン接種の副反応に効く薬ください」と言って買ってきたもの。
アイスノン2つ(これも備蓄品)、体温計(いつも使っているもの)。
食料品 ゼリー状栄養食品、経口補水液、スポーツドリンク(この辺りは普段からの備蓄品で、軽く一週間分はある)、インスタントうどん、カップおかゆ、レンチンごはん、冷凍鍋焼きうどん、食パン、菓子パン、フルーツサンド、缶詰のフルーツ、ケーキ屋のちょっとだけお高いプリン、アイスクリーム500ml、カップアイス。
うむ、完璧。これに加え、作り置き惣菜もある。たぶん、熱が出なくたって、来週はほとんど料理をしないでいい。それはそれでいい。また、食料品のラインナップが後半になればなるほど単なるおやつじゃんって話だが、熱が出ている時はなぜか甘いものが食べたくなる体質なので仕方ないのだ。決してただ食べたかったわけではない。
さあ、副反応、いらっしゃい! 相手をして差し上げるわ!
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