【コンサル】有害社員と散った会社その17
この記事書くのは、すごい体力使います。精神的にもまいる村上です。
@鷺沼発
マネーコンサルティングスラッシュオー
&資産バランスプロジェクト
さて、前回は
・どのくらい銀行には正直に話すか
・感情労働
・腰抜けな経営者
・良い離職
なんて話からもろもろ書いてみました。
今月はもう12月です。
資金繰りは来月にはショートします!
コンサル10ヵ月目の現状を見てみましょう。
危機感を持ってるのは村上だけ。
困ったもんだぜ!
※中旬に500万円を社長が会社に入金したので、3月まで伸びました!
早速いってみましょー!
※最後まで読んで、記事がお役に立ちましたら是非フォロー・スキ・コメントお願い致しますm(__)m村上のチカラになります!
※他の人にオススメしてくれたって、いいんだぜ!
※何ならシェアも大喜びだぜ!
※参考図書は「村上に1円も落としたくない方」は、スルー推奨。
【事例】銀行からのご依頼
12月に入り、流石にマズい状況だと感じてくれているかと思ったらそうでもないK社。
村上のもとに、取締役から一通のメールが来ます。
なんと取締役宛の銀行からのメールでした。
内容としては・・・
・事業計画を立てて欲しい
・事業計画は地に足のついたものにして欲しい
・コンサルタントが作成するならばお会いしたい
と概ねこんなところ。
これ電話しないと、OKだと思われてしまうんでしょうねー
というわけで、電話します。
村 「こんにちは。メール読みましたけど?」
取 「あー読んだ?というわけで、早速作ったの送ってよ!
空いてる日程も教えて。」
村 「ん~まずですが、減給の話が終わってからお送りします。
反対にあったから止めたでは、銀行に話すことなくなるので。
それと、銀行は地に足のついたと言ってますから実現可能な数字の方が良いと思います。」
取 「そうだね。そうしよう!」
・・・・
・・・・
・・・・
なんかおかしい。
私が言えば、大丈夫で済ます取締役。
見栄っ張りな取締役。
多分ちゃんと着地しないだろうなぁ。
村 「それと、銀行に挨拶をするのは良いですが、
説明は取締役ですよ。覚えてますか?」
取 「困ったら、助けてよ。」
コイツ・・・覚える気ないな・・・
村 「いえいえ、面談の最後に名刺交換したら帰るので、説明には立ち合いませんよ?」
※ちゃんとした経営者の場合希望があれば同席します。K社の場合はあまりにやる気がないので(´・ω・`)
取 「え~そうなの?じゃあちゃんとやらないと・・・」
村 「当たり前です。ひとまず、減給の話してから連絡ください。
それと、内容を知りたいので私が行けない場合録音しておいてください。」
取 「わかった・・・」
はて、いつになったら「自分でやる」を覚えるのだろうか?
【事例】減給の会議
社長も20日には500万を入金するとのこと。
綱渡りですが、1月での資金ショートは免れました。ε-(´∀`*)
と言いうわけで、減給の通達です。
※社労士さんにも協力を仰いでおります。
レジュメとしては、
1 会社の現状
2 会社はこのままいくとどうなるか?
3 会社をどうしていくつもりか?
4 減給について(30%ダウン)
となります。
内容は社長・取締役の希望もあり、話すこと一言一句書いてあります。
必要な図表も用意。
また、お願いをしておいたのは
1 質問は当日は受け付けない
2 離職者は止めない
3 反対が予想されるが妥協しない
です。
今回村上は出席できない日程でしたので、
録音を確認した次第です。
ま、言うだけだからそんなに難しくないよね~~
と行かないのが、K社💦
最初から話し合いになってます。
すごく社員の方の意見に社長も取締役も流されています。
オイオイ・・・こりゃまずいと録音を聞く村上。
最終的には社長の話が衝撃。
社 「俺はコンサルタントと意見が違う」
社 「コンサルタントは数字持ってこないからなぁ」
ええええええ
最悪です。
以前に、お客さまを4件ご紹介していたのです。
あれ?5件だっけ?
Hさんに1件。
取締役に3件。
Hさんには、なぜか5,000万の売上の案件を断られ、
取締役は放置していました。
数字を持ってこない??
ふざけてる・・・
最終的には、あんなに打ち合わせしたのにコンサルタントと意見が違う??
完全にハシゴを外されました。
こうやって他人のせいにして過ごしてきて今なのね~
あ、減給はなぜか20%という結論になった模様。
【事例】コンサルの日
皆さまは気持ちが切れるご経験はあるでしょうか?
村上はこの時その真っただ中です。
仕事だから、事業計画は立ててるけれど条件を付けないとダメそうです。
取 「今日は早速お願いがあるんだよ!」
あれだけの事をしておいて、なぜか上機嫌です。
村 「いや、その前に話があります・・・」
取 「え!?なんかあった??」
はぁ(*´Д`)
村 「あったも何も、コンサルタントと意見が違うそうじゃないですか?
それに減給も20%になっているし、私がご紹介した4件はどうなりました?ご自身が放置していますよね?」
取 「あ~あれは社長はひどいな!」
村 「もう、その場限りで他人のせいにするのやめましょう。取締役も同席していたんですから。んで、数字を持ってこないってのは何ですか?」
取 「・・・ごめん。それでさ!」
全然反省してねぇぇぇぇぇぇぇ
もう何でもいいか
村 「はい。なんでしょう」
取 「モチベーションを上げるのは嫌ということだからさ、社会人にとって必要なスキルの講習をやってよ。前のPDCAみたいなやつ」
村 「嫌なんではないです。取締役がそのスタンスならば無理だと申し上げています。」
取 「同じ事じゃん。で、やって欲しいんだよ」
村 「はぁ。講習なので、話すだけなら良いです。
ただし、別料金。メモを取らないとか無駄になるならやめます。
それでよろしければ。」
取 「うんうん。OK」
村 「それと、事業計画持ってきました。今から説明します。」
~中略~
村 「わかりましたか?」
取 「大丈夫大丈夫!」
村 「では、説明してみてください」
取 「・・・・・・・・・・」
村 「もう一回話しますから、メモとりましょうか・・・」
取 「うん・・・・」
自分のことですが、お人好しですね(笑)
~中略~
村 「メモ終わりましたか?」
取 「うん。これで全部?」
村 「いえ。最後に簡易決算書が作ってあります。
1年目(今年度) 1億2,000万
2年目(一人採用) 1億4,000万
3年目(二人目採用) 1億8,000万・・・・
となっています。
銀行側の依頼が地に足が着いたとのことなので。
これで良いですか?」
取 「これでいいんじゃない?」
村 「後で、コンサルタントと意見が違うは銀行には通りませんよ?」
取 「うんうん」
村 「では月末に一回目の社会人のスキル講習ということで、今日は終わりにしましょう。」
ん~半分も理解してないな・・・
【知識】事業計画とは?
ここは無料記事にする予定なので、シンプルに行きます。
事業計画というと、
「大体毎年5%成長して・・・」
のように、鉛筆舐め舐め作るのを拝見することが多いです。
しかし、K社のように債務超過で赤字の真っただ中のケースでは銀行融資が仮に通っても計画が進まなかったら意味がありません。
その場合、複数のシナリオを考える必要があります。
※これは黒字の企業でも使っているところは多いです。
※株式投資にも応用ができます。
そうはいっても、シナリオは自社に都合よく作るものではありません。
環境変化を客観的に捉えることで作成ができます。
自社でシナリオを作るメリットは何でしょうか?
それは、
1 経営陣や組織の環境変化の感度を上げる
2 意思決定の質を高める
3 組織としての対応スピードを上げる
などがあげられます。
使用する分析は、3つ。
・PEST分析
・5つの力分析
・SWOT分析
です。
ここで得られた因子を、「インパクト」と「不確実性」で分けシナリオを作成していきます。
ちょっと難しく感じますが、完璧にやろうとするよりも出てきた重要因子に気づくことの方が大切だと考えています。
村上も精密にやるかというと、そうでもありません。
見落としたキー(環境変化)が無いようにすることに気を付けています。
この考え方は事業計画にも説得力が増し、自社にも活用できるはずです!
VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つのキーワードの頭文字を取った言葉で、変化が激しく、あらやるものを取り巻く環境が複雑性を増し、想定外の事象が発生する将来予測が困難な状態。
そんな現在だからこそ、シナリオプランニングの能力は自社でも株式投資でも必要な知識だと感じます。
カンに頼るばかり・・・そのカンも最近は・・・
という方も、事業の先行きに不安がある方も是非。
実践 シナリオ・プランニング 〜不確実性を「機会」に変える未来創造の技術〜新井 宏征著
【思考】ハシゴを外された社外秘書
さて、ハシゴを外された社外秘書(コンサルタント)はどうしたらいいでしょう?(笑)
社外秘書には社内の権限はありません。
命令もできない。
業務指示もできない。
もちろん、アドバイスもできません。
やれるのは、無視されようと第三者としての意見だけです。
そこに、最善を尽くすしかない。
もう経営者は「会社を良くする」は忘れて、
「自分が楽したい」が優先のようですが・・・
「社会人にとって必要なスキル研修」何やろう・・・?
しかも、教わる気が無い相手に💦
50歳にもなろう人たちに恐縮だが、
新入社員と同じ研修しかない!
というのが結論でした。
ただ、もう成果は問わない。
コチラが疲弊するだけなので。
【事例】社会人にとって必要なスキル研修
村上が最初にお伝えしたいことは、
・素直
・責任感
・他者理解
・自責
です。
K社の問題点は、
・自己中心的
・思いやりの無さ
などです。
まず、他者理解から始めようと考えました。
最初はホメホメゲームです。
一人を選び、周りがひとつづつ褒めていくだけのゲーム。
ただ、容姿など変えられないものは話題にしてはダメです。
村 「さぁ、最初はホメホメゲームです。ホメホメゲームとは、~~~~です。最初は私が指名します。その人を全員で3つ褒めてください。
褒められた人はありがとう以外何も話さないこと。
では、最初に経理のMさんから。」
全員 「・・・・」
村 「例えば、この前〇〇してくれてありがとう。さすが!
なんて感謝でも良いんですよ~~」
全員 「・・・・」
ま・・慣れない時はこんなものか・・・
村上が先陣を切ろう。
村 「Mさんは、仕事が日程にキッチリですね。すごい!」
営業部Hさん 「まじめ」
もう少し欲しいけれど、最初はこんなもん。
デザインKさん 「ちゃんとしてる」
うむ。まぁ進めよう。
村 「では、営業のTさん!」
全員 「・・・・」
う~む。なんて盛り上がらない会社だ(笑)
そんなこんなで、一応3人終了。
村 「これ、毎月やります。褒めるとこなど相手の行動をよく見ていてくださいね~」
次に、会社の仕組みについてです。
読者の方にはおなじみこの図を説明です。
村 「というわけで、必要な売上高と今の売上高から人件費に回せる金額は理解できましたでしょうか?」
全員 「・・・」
・・・・
・・・・
取 「会社は数字や計算で表せるものじゃないよ・・・」
え??
え??
村 「その数字がお給料ですけど・・・念じてもお金生まれませんし・・・何がおっしゃりたいです?」
取 「みんなで頑張れば良い」
村 「ん~すいません。みんなで頑張って出来ないから、私呼ばれてると思うのですが?では、研修しないでみんなでがんばろーって話て終わりになりますので、終わりにしましょうか?」
取 「そんなことは言ってない!」
村 「続けます?」
取 「当然だよ」
社員の前で何か気の利いたこと言いたかっただけ??
というか、社員からの意見ならば問題ないのですが、
依頼した本人がなぜ言い始めた・・・
というわけで、2時間は終了しました。
ここで、決めていたことがあります。
それは、3月末で社外秘書を降りるということ。
数か月悩んだ結果、
「取締役に会社を承継する力はない」
と感じました。
少なくとも、村上に変える力はないです。
資金的な問題で、時間がないことがネックです。
また、自分ごとで話すならば、
私自身の感覚がズレていくことを感じていました。
たとえば、取締役に説明するにはかなり説明を根幹からしないといけません。何せ、営業するのに相手先の考えは知る必要がないと考えている人ですから・・・
しかし、取締役への説明に慣れてしまうと、今の村上のクライアントや友人たちにはシツコクなってしまいます。
そして、村上自身がこの取締役の人間性をおかしいと感じています。
若干イライラします。
仕事が進まないイライラを外に影響を与えることはさすがにありません。
チームで働いた経験があれば当然です。
しかし、人間性に疑問を持った人と働くことは精神的に削られます。
これは、避けたい。
ま・・・相手は関係ないという人と働いたら、こちらが削られるのは今考えれば当然なんですが(笑)
ということで、決めました。
さて、1月には銀行と会わなくてはいけません。
結局12月は何も進んでないぞ・・・
→つづく。
※これは、ハッピーエンドとなるお話ではありません。
本当に会社を改革したい社長の相談役です!
ということでまた(●´ω`●)
この記事がお役に立ちましたら、是非フォロー・スキ・コメントお願い致します!周りの方にオススメして頂きますと、ヨダレ流します。
そんな私どもに「経営のご相談」や「資産の持ち方のご相談をしたい方」や村上にひとまず会ってみたいという方は下記連絡先までご一報くだされば幸いです。
※多くの方が当初メールで頂いております。
※業種問わずコンサルしています。
毎日あなたのそばにいることはできません。
でも、毎日あなたを応援しています。
■連絡先
マネーコンサルティング Ø(スラッシュオー)
神奈川県川崎市宮前区小台1-19-5
村上 直人
℡ 090-4595-1148 ✉ murakamibull@outlook.jp
Twitter https://twitter.com/murakami_naoto