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【コンサル】有害社員と散った会社その8

え~こんな会社あるの!?こういうのはアルアルですよ!と意見が
真っ二つに分かれている一連のブログ。
前者だった村上です。

@鷺沼発
マネーコンサルティングスラッシュオー
&資産バランスプロジェクト
※前半は無料ですので、お楽しみください。
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さて、前回は社長との面談。
結局、社長も取締役も「決断から逃げる」と
わかってしまった前回となりました。

今回は同月に行われた通常の社外秘書(コンサル)業務。
冒頭は「否定と普通」についての話からです。
今回もお楽しみくださいませ!

時期は9月。
コンサル開始から7ヵ月目。
資金繰り表での猶予は4か月です。

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【事例】やり方が違うは否定ではない

今回は取締役の話からスタートです。

取 「村上さん。Tさんが村上さんは今までのK社を否定していると言い始めているんだよ。確かに、メモを取るように言ってきたり、朝決まった時間に出勤するように言ってきたり、細かいのではないかと思う。」

ほ・・・ほぅ

村 「幾つか答えがありますが、まず私はTさんと話をしたことがありません。なぜTさんが否定されたと感じたのでしょうか?」

取 「それはわからないよ。」

ん?わからないまま伝えてきたのか・・・

村 「実際に聞いた取締役がわからないのであれば、私がわかるはずがないです。それとは別に取締役も否定と感じるときがありますか?」

取 「今までのK社のやり方と違うからね。それは否定と感じるときもあるよ。」

村 「なるほど。否定と感じる事があるならば、それは失礼しました。
では、仰る今までのK社のやり方で、今後はどうなると思いますか?」

取 「どうなるって??」

村 「黒字に回復すると思いますか?」

取 「上手くいくならそうなるし、ダメだったらならないと思う。」

村 「なるほど。では、なぜコンサルタントを雇おうと思ったのでしょう??」

取 「今までのやり方ではダメだと思ったからだよ。」

村 「黒字になる可能性がある。私自身は否定はしているつもりはないのですが、否定と感じる。それならばコンサルタントを雇わない方が良いですよ?
なぜなら、今までのK社のやり方と違うものが必ず出てきますから」

取 「辞めたいと思っていると言うこと??」

なぜ、こんな話が通じないんだ!!!

村 「いえ、取締役の話だとこのままでも黒字になる可能性はある。
新しいやり方は否定されている気になるということですよね?」

取 「そうそう。」

村 「それならば、今までのやり方を続ければ良くないですか?」

取 「それじゃ、ダメだと思ったんだよ!」

冒頭から、意味がわかりません💦
ひとまず、違うやり方=否定と捉えている模様。

村 「ひとまず、コンサルは必要と言うことで良いのですか?」

取 「うん」

村 「では、否定について。取締役は駅までの道に迷っています。
多分左に行こうかなぁ・・と考えているところに、
知っている人が表れて、あっちが駅ですよ。と教えてくれました。
これ取締役は否定されましたか?」

取 「親切に教えてくれたと思うよ」

村 「そうですよね。では、A地点まで取締役はバスで行こうと考えていました。友人が自転車の方が早いよ!と教えてくれました。
これは、取締役は否定されていますか?」

取 「そんなことは無いと思う。何が言いたいの?」

村 「はい。意見ややり方が自分と違うから、それは否定とは違います。」

取 「何となく、わかるけれど、メモを取ったりというのはK社では普通じゃないんだよ。」

なるほど。K社の普通で行きたいわけですね・・・

【事例】営業の普通とは?

村 「時折、普通という言葉を使っていらっしゃいますけれど、
メモを取ったり、メールを24時間以内に返したり、朝決まった時間に出社したりというのは普通ではないと言う理解でよろしいですか?」

取 「少なくとも、メモを取らなくても覚えてられるし、
メールは忙しくてそんなに見ていられない。朝だって、みんな疲れてるんだから・・・」

村 「私生活であれば、それもよろしいと思います。
けれど、ビジネスもしくは営業という意味ではそれはよろしいとは言いづらいです。」

取 「何が悪いの?」

村 「まず、普通の意味の話からしましょう。人それぞれ普通ってありますよね?取締役は取締役の普通があるし、私は私の普通があります。」

取 「うん。悪くないでしょ?」

村 「悪いとは言っていません。ただ、例えば業界ごと、K社の業界の普通と私がいた証券業界の普通は違います。」

取 「そりゃそうだね。」

村 「けれど、気を許すのは普通が同じ人ではありませんか?
普通さぁと話した時に、意味が通じる人とお付き合いするものです。
それがビジネスでも。」

取 「気が楽だからね。」

村 「はい。だから私が直しましょうと言っている部分は、少なくとも取引先にとって普通だからです。」

取 「え!?相手の普通に合わせるの?」

村 「はい。しかもK社の減って行っている取引先は1,000~3,000人の大企業と言われるところから減っていっています。つまり、そこの普通とはズレてきている。」

取 「そんなズレてるとは思わないけれど・・・?」

村 「商談で相手はノート持ってきていますよね。しかも朝決まった時間にいるはずです。また、質問したメールは翌日には返ってきませんか?」

取 「確かにそうだけど、そんな細かいこと気にしてないでしょ」

村 「いえ。少なくとも、朝決まった時間に出社しなくて良いと言う会社は大企業でなくても少数です。アルバイトでも遅刻すれば謝るでしょう。
翌日に返信が普通と思っている会社にとって、K社から返信来ないなぁと思っていますよ。」

取 「そうなのか・・・」

村 「次に、メモを細かいと仰いますが、商談の約束した内容を記憶していないのは前回お話しました。約束を守るという意味、相手の言葉を大切にするという意味でもメモは必須と新入社員研修でやるはずです。
実際私もそう習いました。」

村 「次にメール。今のビジネスはスピード勝負です。答えられない質問ならば、少々お待ちくださいの返信は必要。答えられる質問ならば24時間以内です。相手からもすぐ返信来ませんか?」

取 「すぐ来るね・・・でも忙しいから、そこまで出来ないよ!」

村 「そうですか。やり方はありますが、今指摘申し上げてるところって、まだ基礎というか・・・仕事のベースの部分なんですよね。
もし、それが出来ないならば取引先を変えることを考えなくてはいけないかもしれません。」

取 「そんなことできるんだ!その方が楽じゃん!」

あれ?なるほど、がんばるよ!とならないの??
楽したい・・・
このキーワードはキツイ・・・

以下は、「成果を出すリーダー育成」の知識とK社についての事例・考察。
※有料記事ですが、「戦略を考え、実行し、成果をを上げたい」でも・・・という方にオススメです。

※有料部分では参考にした本は以下。
ご自身で学ぶ場合もオススメします。

経営者になる 経営者を育てる 菅野寛著
こちらは、経営者にとってバイブルにもなる本だと思います!

経営戦略というと、難しいと感じるものですが
図解とともに説明してありスッとご理解いただけます。

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