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雑文集 #2

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雑多な文章の集積の二個目です。
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2020年9月の記事一覧

雑文 #210 京都音楽博覧会2020

雑文 #210 京都音楽博覧会2020

11年連続で行ってた京都音楽博覧会が、今年はオンラインでの開催だった。

9月20日、19時半。私が新しい年齢を重ねた翌日の夜、電車にも飛行機にも乗らずこの12年初めて家で、東京で私はその時を待った。

何か特別なものになるような予感はしたものの、やはり現地に赴くことないワクワク感は例年より小さく、それでも少し緊張して始まりを待った。

「宿はなし」の音楽とともに本来の開催地・梅小路公園などの映像

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雑文 #209 Birthday

雑文 #209 Birthday

鰻と黒ラベル。
大好きなご馳走。
私はもうすぐひとつ、歳を取る。
明日は一日外で仕事でわちゃわちゃしそうだから、前祝い。
寝る前にラフロイグを飲もう。

親友Mから誕生日プレゼントにラフロイグをもらった。
私から私へのプレゼントもあったから、いまはこんなにラフロイグの海に溺れることができる状態。

こんなふうなおっさん趣味は30代半ば頃から始まった。鰻がとくに好きになったのもその頃だったかも。

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雑文 #208 ぶらぶら

雑文 #208 ぶらぶら

普通の休日を過ごしたかった。
一週間のうち二日間が休みで、一日は溜まった家事とゴロゴロ。もう一日は街でぶらぶら。
そういうごく日常的な一週間ってそういえばずっと過ごしてなかったのかな。

ゴロゴロの日はひたすら外に出ず、ぶらぶらの日は無計画に街を歩く。
興が乗ったら映画を観たり、早めの時間からビールを飲んじゃったりして。

コロナで外出が少なくなってたとき、ゴロゴロの日は過ごしたけど、ぶらぶらはで

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雑文 #207 匂い

雑文 #207 匂い

空が濃くなってゆく。
秋は自然のものがあちこちで色づき、影さえ濃くなる。
9月も半ばに差しかかる。夏の間溺れてた私はようやく水面から顔を出し、立ち泳ぎしながら息をついている気がする。

9月は誕生月であり、誕生日周辺(いわゆるシルバーウィーク内)にくるりが京都音楽博覧会を催してくれる。
イベント自体すごく楽しいし、京都へ旅に出られることも、そこで落ち合う人々に何となく誕生日を祝ってもらえるのも、こ

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雑文 #206 リバー

雑文 #206 リバー

川辺を歩いた。
久しぶりに、コンクリートではない砂利道を踏みしめしばし歩く。

この頃いろんな街を歩いているのは、会社のホームページをリニューアルするにあたっての撮影場所をロケハンしているから。
全部都内だが、これがちょっとした小旅行みたいになって、リフレッシュできているかもしれない。
お陰で眠れなくなってないし、ピリピリ感もない。

午後遅くのアポイントだったから、時間調整のために敢えてその知ら

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雑文 #205  友と話す。絵画を観る。

雑文 #205 友と話す。絵画を観る。

今日はいいことがあった。

また先週に引き続き、超オシャレ店での一日仕事だったんだけど、たまたま近くに住んでる友だちから連絡があって、誘ってみたら、遊びに来てくれた。

中学の同級生だ。気心知れてる。
そんな友だちとの会話が、久しぶりすぎて楽しくて。
休憩時間の一時間程度、ランチをしただけだが、それでもその会話はいい気分転換となった。
友だちに聞いても、やはり仲の良い友との会話は久しぶりだと感激し

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雑文 #204  メェメェ

雑文 #204 メェメェ

ここ一週間くらい、いろいろなところへ行った。
全部都内だけど、自分の家と会社のある街から出る機会がここんとこぐっと減っていたので、妙にあちこち行った気がする。
ほぼ全部仕事の用事だが、新木場。等々力、自由が丘。高円寺。目黒、青葉台、代官山。新宿、四ツ谷。

東京は散歩し甲斐のある街だ。
それぞれの小さな街に、個性がある。
場所によって、私はホッとしたりよそいきの気分になったり。

オシャレな街にい

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雑文 #203  TRAVELING LIFE

雑文 #203 TRAVELING LIFE

昨日夕方に私を撫でた風は嘘ではなかった。
さよならの風だったのか。
今日(9月1日)は打って変わって涼しく、まるで月替わりに合わせて季節を変えたみたいだった。
私はよく覚えてる。今年の7月は長雨で、晴れた日などほとんどなく、8月1日からパキッと晴れて暑くなり、ほぼ毎日真夏だったことを。
もう秋になったんだろうか。
蝉も鳴いてるけど、急な変化に慌ててるように聞こえる。

過ごしやすい秋は大好きで、夏

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