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読書記録📕

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読んだ本の記録や感想
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📕『盲目的な恋と友情』

📕『盲目的な恋と友情』

部屋の整理をしていたら、ふと目に留まった本。

実は何年も前に読んだことがあったのだが、内容を忘れてしまっていたので見返した。
ものすごくのめり込んで読み進めたな〜と記憶が蘇った。この作品で辻村美月さんを知って、好きになったんだもんな〜。

私は読書をする時、物語に浸りながらも、登場人物に自分を重ねたり、対比させながら読み進めることが多い。「物語のような人生を自分が歩んだのだとしたら…」と妄想する

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📕『無意識はいつも正しい』

📕『無意識はいつも正しい』

最初は、自分の既に持っている「無意識」の知識の範囲内で済んでしまうと思っていたけれど、聞くうちに考え方が広がった。何より最後のクスドフトシさん自身の言葉で語られた部分、「もう1人の自分は、いつでもあなたの味方」という言葉たちがよかった。辛い時、自分は自分の味方でいてくれる、という言葉を投げかけてあげるだけで、きっと涙が出ちゃいそうだ。それくらいの感受性が自分にあることにも感謝したい。

📕『職業、お金持ち』

📕『職業、お金持ち』

お金持ちの余裕ってこれか〜!と思った。
そんな人たちの考え方の“当たり前”を知った。
そうなりたいな〜と心では思いつつ、憧れとして見ている時点で、今の自分はお金持ちになれない状態かも!?と我に帰る。でも、残念ながら自分には何ができるかと考えても、全然思いつかないのが現状だ。お金をうまく使えていない立場の私は、この本を聴く最中稼ぐ方法ばかり考えてしまっていた。

この本が重要視するのは、お金に対する

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『嫌いなら呼ぶなよ』綿矢りさ

綿矢りささんは芥川賞受賞作「蹴りたい背中」で知った。

物語の中で、人の思いや立場について、独特の文章で表現するのだけど、その例えや言葉まわしが秀逸で、読んでいてクスッとしてしまう。

この作品は、人間関係のこじれ感や、主人公の心の毒づいた感じが見事に表現されていて、綿矢さん全開!と感じさせるものがあってよかった。

綿矢さんの書き方、描く作品の世界観を既に知っている人にとっては、やはり痛快です!

📕『嫌われる勇気』

📕『嫌われる勇気』

前から知っていて、いつか読んでみたいと思っていた本。

この本は会話形式で展開されていくので、人の話を聞くかのように読み進めることができて、私とってはとっかかりやすかった。

もともと自分の結ぶ対人関係に不満をもつことはほぼなかったけれど、
この本を読むことで、自分が人との関わりの中でどんな思考をしていたのか、はっきりしたような気がして、すっきりした。

「なんとなく」や「感覚的」でいたことを言葉

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📕『信仰』

📕『信仰』

村田沙耶香さんの作品。
他にも、「コンビニ人間」や「殺人出産」を
読んだことがあるけれど、表現がすーっと入り込んでくるから、さくさく読める印象。

今回の『信仰』は、7月8日に起きた悲痛なニュースと、タイミングがバッチリになってしまっていて、虫を知らしたかのようだったな。
もっとも、書き下ろされたのは、出来事の前だけれども。

本の題名が「信仰」なだけあって、
どの話もそれに基いたテーマで物語が描

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📕『夢をかなえるゾウ1』

📕『夢をかなえるゾウ1』

定期的に活字に触れたくなる時期が来る。
読書感想文第一号は、「夢をかなえるゾウ1」

物語として話は進んでいくけれど、
最終的には自己啓発として落とし込んでくる感じが、読んでいて気持ちがいい。

「簡単だけど、ちょっとめんどくさい」という
絶妙なところの心理をついていて、
でもその〝ちょっと″で人は大きく変わるんだと
今一度自分を振り返るきっかけになる本。

そして何より、主人公とガネーシャのやり

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