📕『嫌いなら呼ぶなよ』綿矢りさ

綿矢りささんは芥川賞受賞作「蹴りたい背中」で知った。

物語の中で、人の思いや立場について、独特の文章で表現するのだけど、その例えや言葉まわしが秀逸で、読んでいてクスッとしてしまう。

この作品は、人間関係のこじれ感や、主人公の心の毒づいた感じが見事に表現されていて、綿矢さん全開!と感じさせるものがあってよかった。

綿矢さんの書き方、描く作品の世界観を既に知っている人にとっては、やはり痛快です!

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