褒゚め

褒゚めらにあんの備忘録。

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最近の記事

2024.5月読了【否定しない習慣】

13歳からわかる7つの習慣を買ったときに気になって買った本。 ああ、私って確かに否定ばっかりしていて嫌な大人になってしまっているなとこのタイトルを見たときにそう思った。 こうあるべき、あああるべき、それは違う、なんでわからないんだろうと思うことが年々増えている。嫌な考えだなあと思いつつなかなかこの思考は治らない。きっと否定しない習慣を身につけることは難しいかもしれないけれどとりあえず読まなくては。と思った。 否定しないマインドの基本として、「事実だからと言って相手を否定して

    • 2024.5月読了【13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン】

      7つの習慣を以前読むのを断念した。 冒頭から難しく、私には理解ができないと感じ読むのを一度諦めてから積読となり、今もまだ読み始めることができていない。 私には難しかったかなあと思いながら、同級生と話している時に興味深いことを聞いた。なんでも学生時代に私と不仲だった男の子がかなり読書をするらしい。その子が私の友人に勧めたのがこの本だった。その子は大人になってから読書を始めて学生時代自分がいかに生意気だったか、なぜ私に嫌われていたのか今ならわかると言っていたらしい。今ならその子

      • 2024.4月読了【十戒】

        前作の「方舟」と続き、夕木さんの2作目として。 亡くなった伯父の無人島のリゾート開発の視察の為に訪れた一行が島内で爆弾が作られていたことを知ってしまう。無人島の為犯人は視察に訪れた一行の誰かであり、犯人は視察団に十戒を与える。 「3日間の無人島での待機」「犯人を捜してはならない」などの戒律があり、破ったものは殺害、または犯人の手により無人島全てが吹き飛んでしまうくらいの爆弾が発動されてしまう。 方舟ほどの閉塞感がなく、殺人シーンが事細かにあるわけではないので前作よりも読みや

        • 2024.4月【鈴鹿サーキット】

          今年も無事甥の誕生日祝いお出かけへ同行。 去年の富士サファリからもう一年か、早いねと姉とおしゃべりしてた。 甥②の方も歩くようになり、今年はやばいぞと意気込んでいったけど、もう本当子連れって大変。世の子連れ世帯すごすぎ、旅行とかするなんてマジで地獄の所業すぎ。お疲れ様です。 今年は題にもあるとおり鈴鹿サーキットへ。 実は2年前に富士急内にあるトーマスランドへ行ったことがあるんだけど、その時の甥①はアトラクションにほとんど乗れず…驚くほど慎重派の彼は怖いと言って抱っこから下

        2024.5月読了【否定しない習慣】

          2024.3月読了【傲慢と善良】

          話題作を実写映画化する前に、と3月の頭から読み始めていたのでけれど、なかなか時間が取れず読むのに時間がかかってしまった。 人生で1番刺さった本、という帯ほど刺さりはしなかったけれど、台詞にぐさっと刺されたり、登場人物の解像度の高さがとにかくすごかった。 誰も悪くなかった。 結婚に踏み切れない架も、必死になる真実も。カースト上位であったであろう架の女友達も。傲慢であり、等しく善良だった。 現代の日本は、一人ひとりが自分の価値観に重きを置きすぎていて、傲慢。その一方で、善良

          2024.3月読了【傲慢と善良】

          2024.3月読了【ほどよく距離を置きなさい】

          タイトルが気になって、何軒も廻ったけど購入できず、電車に乗って大きな本屋さんまで行って購入した本。 棚で見つけた時は嬉しかったけど、その棚の前にすでに一人の女性がいて、この一冊が先こされてしまうのではないかとソワソワもした。 全体の内容としては、一人の人間を糸と捉えて他の糸と絡まないよう、絡まったら解けるよういきましょう。みたいな感じ。 これ多分もう少し年齢を重ねてからの方が後半はなるほどなと思えるなと思った。 「私がなんとかしなくては」という思いは、ときに依存を生みます

          2024.3月読了【ほどよく距離を置きなさい】

          2024.3月【金沢1泊2日】

          いい加減行きすぎなのでは?と言われてしまうかもしれないけれど、今回は父母と3人で金沢へ旅行に行った。 決めたのは12月くらいで、今年の初めに震災が起きて直前まで行っていいのか悩んだけれど、3月16日には新幹線開通のためしらさぎ1本で行けなくなるし‥と思い決行。 復興支援のためとか、大義名分なことは言えないけれど私は金沢がとても好き。行きたいから行く。 1日目は電車内で恒例のドトールのモーニング。朝、車内で美味しい朝食を食べれる幸福感。 その後は父はお酒を飲んでいたり、母は景

          2024.3月【金沢1泊2日】

          高卒で入社した会社を辞めるRTA【完】

          辞めたその日に1度家に戻り11時頃に母校へ向かった。 入校手続きをしていると、担任だったA先生が偶然通り掛かり私の顔を見るなり「話そうか」と言ってくれた。 1番端の校舎の最上階の一番端の教室、学生時代にExcelやWordの授業で使っていたパソコンが沢山置かれた教室に移動して、A先生は隣の校舎から見えないようにカーテンを閉めた。 その教室に入り、懐かしいなと思った。自分たちがこの教室で授業を受けていたのが遠い昔のようだと感じた。 A先生が適当に座り、と言ってくれたので私は授業

          高卒で入社した会社を辞めるRTA【完】

          高卒で入社した会社を辞めるRTA③

          会社を休まなければよかった。 入社二か月目、初めて会社を休んだ翌朝、心からそう思った。 休んだ当日はとにかく今日はなにも起こらないという安堵感でいっぱいだったけど、翌朝会社に向かう前にどうしても行きたくないと思ってしまった。 今までは何とか自分を奮い立たせて出勤していたけれど、一日休んだだけでどうしようもなく怖くなった。昨日いきなり休んだことに対して何を言われるのか考えるだけで気持ちが沈んだ。 いつもの通りはやく出勤して掃除をしたあと、ロッカーに入った。いつもはいないきつ

          高卒で入社した会社を辞めるRTA③

          高卒で入社した会社を辞めるRTA②

          「どうして褒゜めさんが週4で荷物の仕分けしてるんだろうね」 久々に会った同期くんが仕分けを手伝いながら聞いてきた。 私が分からないけど、上の指示だからなあと返すと、他のショールームの子とかは交互に担当してるって営業のやつらに聞いたけど、これじゃあ褒゜めさんの負担すごいよね。と言われた。 どうして私ばかりに負担がきているのか、どうして自分がいじめられているのか。そんなこと、私がいちばん知りたかった。 電話業務が増えて一週間、一日50本のノルマは達成するごとに増えていき今では

          高卒で入社した会社を辞めるRTA②

          高卒で入社した会社を辞めるRTA①

          学生時代からある程度明るい性格として周りに接してきた。 入社式でもその明るさを社長に気に入られ、同じく明るく元気を気に入られた同期の男の子(以下:同期くん)と新入社員代表として挨拶をした。 入社してすぐに他の会社との研修があった。今思うと不思議な研修だったなとおもうけど研修中に点数が加算されていく研修だった。 合計2日間の研修を終え、各々の合計得点が発表されそれが各会社へ報告される。 男性部門一位は一緒に代表挨拶をした同期くん、女性部門の一位は私だった。 次に会社へ訪れた

          高卒で入社した会社を辞めるRTA①

          2024.2月読了【チーズはどこへ消えた?】

          短くてスラスラ読める。有名な本だったので一度読んでみたいと思い手に取ったけど、これは繰り返し読みたいなと思った。 私自身、変化が苦手ですぐに対応できずにいることが多い。 ヘムほどではないけれど自分はヘムに該当すると思って読んでいたら、物語後の会話で自分が圧倒的ヘムであることに気づかされる。 チーズを失ってしまったら、自分にはあのチーズしかないと執着するだろうし新しいチーズなんてどこにもないと思うだろうな。 過去の成功体験を思い出してそれを未来に繋げれる能力があれば恐れずに

          2024.2月読了【チーズはどこへ消えた?】

          2024.2月読了【名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―】

          カルト宗教の大量殺人作品。 タイトルからいくと探偵側が調査しに行って”いけにえ”にされてしまうのかなと思っていた。 病気や怪我など存在せず、失った両足すらもまた生えてくる【奇蹟のジョーデンタウン】 失った右腕もよみがえるし、失われた神経ですらよみがえる、そんな奇蹟のような街で次々と不審死が続く。 「信仰」と「現実」の齟齬に対して新たな解釈を生み出す「信者」。 信仰者と余所者、2通りの推理が繰り広げられていく。 謎を暴いたと思えばまた謎を暴き、二転三転させていく。 「信者た

          2024.2月読了【名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―】

          2024.1月読了【ラブカは静かに弓を持つ】

          2023年の本屋大賞第2位の作品。2023年中に読みたかったけど、前に読んでいた本が難しくなかなか読み進められたかったため、読み始めれたのは2023年12月31日。 読み切れるか‥!?と思ったけど年末年始はなかなか時間が確保できず。結局年明けの三連休で読み終わった。 人と関わるのを避けていた主人公が、音楽を通して人と繋がっていったり、心が癒されてく物語。 実際にあった著作権料徴収をめぐる係争を題材とした小説で、途中ハラハラもありつつ、全体的にとても優しい物語だった。 著

          2024.1月読了【ラブカは静かに弓を持つ】

          2023.12月読了【知れば疲れないバカの上手なかわし方】

          別の本を探しに行った際に目に留まった本だった。 以前「ずるい仕事術」を読んだときに私は上との摩擦ではなくてもっと自分の立場に近い立場の人との摩擦、もっとはっきりいうといわゆるバカとの摩擦に神経をやられていると感じたのでこのタイトルは今の私にピッタリだった。 遅刻してきたけど遅刻扱いにしないでほしいと訴えてはみたけど結局遅刻扱いにされてオフィスの床に寝転んで大泣きするとか 仕事中にガムを噛んでそれを注意されたのに注意されている最中にガムをふくらますとか 締切りを破って3週間経

          2023.12月読了【知れば疲れないバカの上手なかわし方】

          2023.12月読了【星を編む】

          楽しみにしていた「汝、星のごとく」のスピンオフ。 本書を読む前に汝、星のごとくの方を再読したけど何度読んでもいいなあ。 櫂と暁海の物語以外にもたくさん気になる、濃度の濃そうな登場人物たちばかりだから読む前から期待値が高かった。 個人的には櫂のお母さんとか、尚人くんの話が出てくるとばかり勝手に思っていたのでそこか~!?と思いつつ確かに言われてみれば気になりすぎる点だったな?と納得した。 以下は各作品の感想をわけて。 「春に翔ぶ」 スピンオフとしておくにはもったいない、若か

          2023.12月読了【星を編む】