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明日に向かって撃て!(1969年)【さすがに追いかけてこれない「いや来てるぞ」そんなはずはない・・・なんでだ!「映画紹介だからだ」】

旧作名作。
最近、西部劇の過去作をまとめて観ようという愚かな企画を思い立ち、
そんなわけで、まとめて観ているんですが、
さすが名作と言われているだけあって、

つまらない新作を観たときよりも面白かった!

1969年の作品です。
若き日のロバート・レッドフォードとポール・ニューマンが出てきます。
イケメンだなあ、と男の私でも思ったのでした。
昔の男はおっさんが観てもイケメンの気がする。
(父親世代だからか?)

原題は、
「ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド」
という味もそっけもないタイトルですが、
アメリカでは有名人なのでこれで食いつきます。

日本だと、
「弁慶と牛若丸」くらいの感じですが、
ローカルな歴史を知らないとついていけないですよね。
なので邦題は「明日に向かって撃て!」となっています。

「明日に向かって撃て、みた?」
「?」
「へへ、最後にキャシディとサンダンスが警官隊に囲まれて絶体絶命になるシーン、今のうちらに似てない?」
「ビリー、この貸しはきっちり返してもらうぞ」

ビバリーヒルズコップ:ラストの銃撃戦シーンより

****

ざっと解説。
ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド。
アメリカの列車強盗、銀行強盗です。
舞台は1899年頃。
西部開拓が終わった頃合い。
アメリカとスペインが戦争をした時代。

アメリカで暴れまくりますが、
追い詰められて南米ボリビアに渡り、
そこでも暴れまわりますが、
やはり追い詰められて大量の警官隊を相手に討ち死にします。

作品も限りなく真実に近い映画と書かれているだけあって、
基本的に史実準拠です。
まあ、結局アウトローなんで最後は死ぬんですがね。
ただ演出がイカしてる。

例えば有名な当時のポップソングを挿入歌として唐突に使ったり、

途中で追いかけてくるドリーム保安官チームの描写をわざと最小限にしたり。(作中最強の敵なのに、遠景のみ、帽子の色がかろうじて分かるくらい)
顔が見えないことによって強敵感がいや増している。
え? この時代って、もうこういう演出あるの?

60年代風の美女が出てきたり。
(あの時代の美人に特有のスタイル)
あ、これは別に・・・普通か。

まあ他の映画で観たことないような演出を大量に登場させています。
(美人は別にどこにでも出てくるけど)
なぜ今では使われていないんだろう?
という不思議テクニックが大量に登場。

これは知られるだけのことはあるな。

逆に近年の新作西部劇がつまらん、と感じてしまったのでした。
まあそりゃそうか。

古い映画ですが、古いのが大丈夫というか、逆に古い映画で有名なのないかな?
と探している人には、一見に値するかも。
ちょっと感銘を受けたので、紹介してみました。

****

続編もあります。
ふたりの死で終わってる作品の続編なので前日譚となります。
こちらは普通って感じですね。西部劇として悪くは無いですが。
第1作が相対的に斬新すぎて。


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