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ジャック四方山話

以前ジャックについて呟きました。そこで色々とわかった事があったので少し纏めようと思う。

まず、jackという名前は正式にはJacob(ジェイコブ)といい、旧約聖書の登場人物ヤコブが由来です(英語読みがジェイコブ)ヘブライ語での意味は
かかとを掴むもの。更に深い意味でいうと、人を出し抜く者って意味。ヤコブのエピソードについて書くと更に長くなるのでそれは割愛します😅

ジャックは愛称。例えば、野原しんのすけを「しんちゃん」と呼ぶみたいなものかな。

欧米では一般的な男性名の為、日本で言うところの「太郎」さんや「一郎」さんといった感じ。

書類の見本で良くある○○太郎とか□□一郎に通じるものがあるかも。

特徴のある男性を形容する表現として 
jack the ○○ や□□ jackとして使われる事も。

有名なのはイギリス・ロンドンのニ大ジャックと言われている、Jack the Ripper(切り裂きジャック)
有名すぎるので詳細は省略します😅

Jack the Ripper(切り裂きジャック)

もう一人は知ってる人少ないかも‥。
Spring Heeled Jack(バネ足ジャック)

Spring Heeled Jack(バネ足ジャック)

墓石の上に立っているのがバネ足ジャック。1830年代のロンドンに現れた謎の怪人。
数メートルの壁を容易く乗り越える脚力、口からは青白い炎を吐く等、人間とは思えない存在。

あ、こんなのもありますよ。

Jack-o'-Lantern(ジャックオーランタン)

ハロウィンでお馴染みのカボチャのランタン。
カボチャのランタンはアメリカで作られていて、
本家アイルランドやスコットランドではカブをくり抜いて作るらしいです。

ジャックのランタン(提灯)、提灯持ちの男。あるずる賢い遊び人が悪魔を騙し、地獄に堕ちる事のない契約をした。これで地獄には堕ちない。そして遊び人は亡くなった。がしかし、生前の悪行により天国に行く事も許されず、地上を彷徨う魂。悪魔から石炭を貰い萎びたカブをくり抜き提灯を作ってそれを持ち、安住の地を探し流離う。

「カブ」ランタンのオリジナルは人間の頭蓋骨を利用して作ったものだった‥とか。

前置きがだいぶ長くなりましたが、ここからが本番でございます😅

ハイジャックの由来。呟きでも触れましたが、本来なら馬車を呼び止める為に、hi jack!(よぉ、ジャック!)といっていた言葉。

荷物を載せて進む馬車。それを見つめる不審な男。
hi!jack!(よぉ、ジャック!)
死にたくなかったら、荷物を置いて失せな!
男は強盗だった!
ヒィ〜、お助け〜!!逃げる御者。
さてと、お宝はなにかなぁ〜!
お、凄え〜!!これだけあれば
半年は遊んで暮らせるぜ!!
その時!
強盗は気づかなかった‥!背後に保安官がいる事を!
hi jack!(よぉ、ジャック!)手ェ上げな!大人しく
現金も戻すんだ!
保安官:現行犯でお前を逮捕する!言い訳はゆっくり牢屋でするんだな。
強盗:くっそ〜!!!
めでたし、めでたし!笑

と、言うわけで寸劇も終わりまして解説です。

ハイジャックには諸説ありまして、強盗が駅馬車を襲う時によぉジャック!(hijack!)と呼び止めて犯行を行った事に由来する(アメリカで多発していたそう)説。

highwayman(ハイウェイマン・追い剥ぎの意味)
と狩りをする人(jacker)を合わせて、

highwayman+jacker=hijackと略した説。

余談ですが、空港で知り合いの「ジャック」さんに会っても呼び方には慎重になって下さい!
ハイジャック!と言おうものなら、たちまち空港では非常体制になります!笑


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