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バーナム博物館(著:スティーブン・ミルハウザー)【読書紹介と称する一連の投稿は、noteの日暮れ時間帯にいつの間にか投稿されている。誰が投稿しているのか、また投稿している瞬間を観たものはおらず、その投稿者についてはいまだに判明していない。一説によると(続く)】

私は90年代くらいにハードカバーの本で読みました。
アメリカ人の作家の方です。短編集です。

この人の特徴は、ひたすら解説すること、にあります。
作品に筋というものはほとんど無くて、
何かのアイテムや物品とか場所に関するエピソードが、
膨大に羅列されていく。
そういうスタイルの作家です。
当然ながら翻訳においてもその異質性は消え去りようがありません。
隠しようがありません。
表題作「バーナム博物館」もひたすらバーナム博物館の解説が続きます。
ただ、当時の私は眠くはなりました。
しかし大好きです。ここ重要。テストに出ます。

いや、しかし解説も長くなりすぎると眠くなるのは確か。
逆にそういう使い方もありなのだろうか。
本棚のどこかに眠っているはずなのですが、見つからない。

私の本棚は私の背中の方に向かって壁一面に埋め込まれている。
おそらく大震災が起きたら私の頭に本が落ちてきて、それで私は死ぬことになるのではないか? もうひとつ私には貸倉庫の本棚がある。かつて私がけんたまさいみん・・・じゃなかった、埼玉県民だったことに由来する向こうの部屋に溜め込んだ本を貸倉庫に移してから、そこの本も取っておいてある。処分してかまわないものもあるが、処分するに忍びないものも多く、そこには多くの秘密が隠れていたり、隠れていなかったり、あるいは持ち主すらその存在を忘れてしまった悪魔召喚の本までがあるとされて・・・・

zzz・・・

はっ。
僕が目を覚ますと、そこには真っ白なnoteの空間だけがあった。
そこには、おそらく僕が想像したであろう文字が天井からつり下がっている。
いかにも仮想空間といった作りだ。文字たちはなぜかお風呂につかっており、とても満足そうだ。とりあえず良かった。
これが見たバースか。

いや、目が覚めた。今目が覚めました。
夢の中でダジャレなのかどうかもわからない信じられないほどつまらないダジャレを言うと目が覚めるという「ゆめにっき」をプレイしていました。

それでは表題作以外の作品も紹介していきましょう。
次は映画化もされたらしい「幻影師アイゼンハイム」

この映画観たことあるぞ。
なぜかオーストリア帝国のルドルフ皇太子がラスボスだったやつだ。
(どうでもいいがハプスブルグ帝国の制服はものすごく洒脱だ。これはナチスに勝てる。しかしそんなことはどうでもよかった)
それにつけても原作がミルハウザーだったとは。
というか、解説に終始するミルハウザー作品とはまったく違う作品になっている。
というか原作にルドルフ皇太子でてきたっけ?

原作と映画は完全に別の作品だと思った方がいいかもですね。
それはそれとして、映画も面白かったです。

もうひとつ紹介してみましょう。
「アリスは落ちながら」
フシギの国のアリスは、まず穴の中をふわふわと落ちていくシーンがありますよね。
ちょっとネタバレしますが、最初から最後まで、穴の中をふわふわ落ちていくアリスが空想するという話です。

どうでしょうか? 文学でした。

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