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アラビアンナイト 3千年の願い(2023年▽ジョージ・ミラー監督)【日本語なら通じる?「オタク映画紹介を語らせたら、右に出るものは無いと言われるあの言語を使えるのか?」】

アラフォーおばさん中年ラブロマンスファンタジー。
お相手はアラビアンナイト魔人で。

さらに回想シーンで、
シバの女王とキングソロモンと、
オスマン帝国とオスマン帝国とトルコ。
トルコ成分が多い。

これ、見終わった後に気づいた。
たぶん女性向け作品なんだと思う。
なんか関係性の話というか、
背景エピソードの話が多いしメインだし。

まあでも少女マンガ的純文学系の話を、
男も普通に観れるものなので特に問題はなかった。

とにかく魔人のやるせない3千年の悲哀が語られていく。
ところで魔人。
電磁波で肉体が構成されているという。
そこで煙みたいになれたりするのだ。

作中で知られざる女科学者に性質を分析されていた。
(彼女の研究は忘れ去られ、後にマクスウェルが再発見する)

まあオスマン成分が多いので私は良かったんだけど。

オスマン帝国いいよね。

↑ この辺りかな? 

皇太子の寵姫になった女とか、

オスマン皇帝となる兄弟の話とか、

お金持ちの第2妻で、
実は自分の部屋だけで科学者してる人とか。

↑ なんとなくこの辺を想像した。


怪しげな魔術を使って、シバを誘惑するキングソロモン。
(これは最初に)

そして主人公の時代となって、
そこでも渋い大人向けのロマンスが語られて。
全編、物語とか、物語論(ナラトロジー)について語られる。
純文学系のお話が続く。

アメリカ人向けって感じじゃない。
ヨーロッパ人向けって感じ。
(アメリカ人への偏見が私の世代にはあるのだ)
圧倒的に大人な雰囲気だ。

魔人は基本的に、
人を幸せにしたい。
特に(魔人は男なので)
女性に尽くしたいと思っているようで、
しかしながら、いつも上手いこといかない。

なぜかいつも。
死んでしまったり、不幸になってしまったり、
捨てられてしまったりと、
そのくせ魔人であることの宿命として、
3つの願いを叶えないと存在が消滅してしまうような設定になっている。

魔人が報われるためには、
3つの願いを使ってもらって、
満足してもらわないといけないのだ。

ここで、ふと気づく。
あれ、主人公って、3つ目の願いを使ったっけ?

ああ、これは枠外で語られる話なのかもしれない。
そうやって余白を持たせたまま、
物語は終わるのだ。
あとは読者視聴者の想像力を信じる。

やはり圧倒的な大人感。
ということで、我こそは大人という人か、
あるいは背伸びして大人を演出したいお子様向けの、
作品なんじゃないかと思います。
特に女子向け。

あとはオスマン帝国スキな人。


マッドマックスの監督なんだけどな。。。
女子力高めの映画でした〇


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