Makoto Sawada

埼玉県川越市でDRAGON'S DENというブラジリアン柔術道場をやってます…

Makoto Sawada

埼玉県川越市でDRAGON'S DENというブラジリアン柔術道場をやってます。 ワールドマスター 2015.14.15 黒帯優勝 世界選手権 2008.10黒帯ベスト8 アジア選手権2023 優勝 全日本マスター選手権優勝

最近の記事

誤審について

ブラジリアン柔術で昨今、審判員の誤審がいろいろ話題になっておりますが誤審についての考えを述べたいと思います。 誤審について考えてみたら誤審の思い出というと海外の試合が最初です。 当時ブラジルで行われていたムンジアルだったと思うんですが一緒に遠征していたピュアブレッドの関口さんの試合。 ポイントをリードした状態での終盤。 セコンドの吉岡大さんがそのまま終わらせるためキープを指示し、試合がそのまま終了。 勝ったと思った瞬間、レフリーが得点係になんか言ってるなぁと思った瞬間にま

    • 【ブラジリアン柔術】初心者さん🔰の練習ポイント

      最近新しく入会してくれる方がたくさんいて道場は熱気を感じます。 今日はそんな新規入会の方にぜひ読んで頂きたい白帯の練習ポイントについてお話ししたいと思います。 新規入会の方は格闘技未経験の方がほとんどなんですがぶっちゃけ経験の有無はあんまり関係ありません。 もちろん他競技、レスリングや柔道をやってきた人と比べると最初は圧倒されるでしょう。 それでもブラジリアン柔術の練習を続けていくと青帯になるくらいには他競技経験者と互角以上に練習することができるようになります。 また初心

      • アジア選手権2024

        IBJJF、国際ブラジリアン柔術連盟主催大会であるアジア選手権が2024年6月28日から30日までの3日間に千葉ポートアリーナで行われました。 IBJJFは普段日本国内で行われている日本ブラジリアン柔術連盟の上部組織ということで世界各国から有名選手から柔術愛好家までたくさんのチャレンジャーが集うリアル国際大会です。 IBJJF主催大会ということで8月のラスベガス・ワールドマスター選手権出場者にとってはトーナメントのシード権に関わる大事な大会になります。 IBJJFでは大会ご

        • 守山さんを偲ぶ会

          6月9日は『守山さんを偲ぶ会』に参列してきました。 守山さんは自分が格闘技を始めた和術慧舟會時代の先生です。 2008年に事故でお亡くなりになり今年が17回忌でした。 僕は格闘技を教えてもらったのですが今でも覚えているのは技とかではなく『諦めない気持ち』です。 今でも覚えてるのが 守山さん『宇野くんにかてる?』 僕『無理です。』 守山さん『100回やればどんな人間だって1回はミスするよ。だからその1回を試合にもってくれば勝てるよ。諦めないで頑張っていれば絶対にいいことが

        誤審について

          『効率的な練習』について

          『効率的』という言葉があります。 ブラジリアン柔術の練習でも仕事や家庭に追われている会員さんからみたら効率的な練習は理想的ですし、喉から手が出るほど知りたいことだと思います。 今回はこの“効率的な練習”についてです。 結論から言うと『この練習方法が効率的です!』というような最初から効率的な練習なんてものはありません。 十人十色というように人はそれぞれ違います。 同じ技を教えてもみんながみんなそれを得意になることがないように人にはそれぞれ得手不得手が存在します。 柔術

          『効率的な練習』について

          【ブラジリアン柔術】日本人が世界で勝つために必要なこと

          ブラジリアン柔術の世界選手権が終わりました。 今年も日本から多くのトップ選手が挑戦しましたが世界の壁は高かったようです。 日本のブラジリアン柔術は世界との差が開いたと言う人もいます。 果たして本当にそうでしょうか? 僕はそうは思いません。 なぜならば日本の柔術人口は着実に増えていますし、ワールドマスターなどでは入賞者もたくさん輩出しています。 ではなぜアダルトカテゴリーの世界選手権で結果を残せないのか? 理由はいくつかあると思います。 ①ネットの普及 ネットの普及によ

          【ブラジリアン柔術】日本人が世界で勝つために必要なこと

          【ブラジリアン柔術的よくある質問①】未経験でも大丈夫?

          ブラジリアン柔術ドラゴンズデンです。 最近は新しく入会してくれる方がたくさんいて道場は熱気を感じます。 新規入会の方は格闘技未経験の方がほとんどなんですが経験の有無はあんまり関係ありません。 初心者の方に多い質問なんですが自分が練習に参加すると練習の邪魔になるんじゃないかと感じる人がいます。 結論から言うと邪魔にはなりません。 逆にまだ始めたばかりの人はどんどん練習に参加してもらいたいと思います。 中上級者も初心者と練習することで気づくことや基礎、基本の動きを確認でき

          【ブラジリアン柔術的よくある質問①】未経験でも大丈夫?

          ダブル所属問題

          ドラゴンズデンではダブル所属は条件付きで認めてはいます。 条件とは空手やキックボクシング、MMAなど他競技のジムの場合や黒帯以上でしっかりとした技術体系ができている人の場合です。 正直なところ道場経営的にはダブル所属を認めた方が儲かります。 だけどそれは果たしてその人のためになるのか?という事を考えるとそれは必ずしもいいとは思えません。 なので上記の条件以外は基本的には認めていません。 なぜそれ以外のダブル所属は認めていないのか? 理由はいくつかあります。 一つ目は柔術

          ダブル所属問題

          パンナム

          パンナム、今はPAN選手権と呼ばれていますが中井先生的には全米選手権。 パンナムという呼称がパンアメリカン航空との絡みでPANに変更されたそうな。 ちなみにパンアメリカンはもうすでに破綻してましたがその後もグループ会社が商標を保有しているそうです。 このPAN選手権が来週末アメリカ、フロリダ州で開催されます。 今回はビビアーノ・フェルナンデスの柔術復帰とかいろいろありますがそれはまた別の機会に。 僕は2004年に初めて参戦して以来、2010年までは毎年参戦していました。

          残念なお知らせ

          当ジム、ドラゴンズデン所属の黒滝裕紀さん令和6年2月28日享年49にてご逝去されました。 ご冥福をお祈りするとともに謹んでお知らせ申し上げます。 黒滝さんは前身のパラエストラ川越時代、開設した2005年12月から通ってくれていた最古参メンバーの一人でした。 18年もの間通ってくれて、試合もたくさん出場してその長い時間を共に過ごした生徒というよりも家族、戦友でした。 僕は1974年生まれの74組、同い年ということもあって勝手に特別な感情があって絶対に黒帯にしたい人の一人でし

          残念なお知らせ

          ブラジリアン柔術試合予定 2024ver.

          よくどの大会に出場したらいいのかという質問を受けます。 JBJJF日本ブラジリアン柔術連盟やIBJJF国際ブラジリアン柔術連盟では大会ごとにランクづけしており大会の格式を示しています。 別に掲載しますが自分の昇帯基準もこのランクを参考にしています。 2024年の大会をざっくり載せてみましたので試合出場や目標設定の参考にしてください。 おすすめ度については開催地、大会ランクなどから★をつけてます。★が多い大会ほど評価が高くなります。 2024年3月1日現在 ※5.25の大会が全

          ブラジリアン柔術試合予定 2024ver.

          スパーリングについての話

          今日はスパーリングについての話をしたいと思います。 格闘技を練習するにあたって一番楽しい練習がこのスパーリングなんじゃないかなと思っています。 練習してきた技が相手にかかったりしたら楽しいのはもちろん、うまくいかなくてやられていてもなぜか楽しい不思議なスパーリングの時間。 でもたまにあんまりスパーリングしたくない人種がいるのも事実です。 どんな人種? ①練習と試合の区別がつかない人。 ②体重差、実力差がある場合でもお構いなしに全力でやる人。 ③ルールを知らない人。 誤解

          スパーリングについての話

          ワールドマスター2023 相見編

          ワールドマスター。 海外での試合挑戦には費用はもちろん、さまざまなハードルが存在します。 そんなハードルを乗り越えて参戦する。 そこには一人一人にドラマがあると思うんです。 今回はドラゴンズデンで今年唯一の優勝者である相見秀樹さんを紹介します。 ワールドマスターで優勝した相見さんを茶帯に認定しました。 空手の先生でもある相見さんとの出会いは現トライフォース大島代表の石毛大蔵さんが一緒に練習していたころに紹介してくれた時でした。 体幹の強さもあって白青はほぼ無双。 紫帯で

          ワールドマスター2023 相見編

          ワールドマスター2023への道 最終章1

          Jiu Jitsu NERDさんの記事より。 僕のワールドマスター2023は決勝戦で昨年の決勝と同じ相手にP2-2 AD0-2でリベンジを許し準優勝となりました。 橋本欽也さんの写真が全てを物語っています。 にしてもいいやられっぷりの写真。 試合結果はともかく、この一年、ラスベガスの地に立てた試合出来たこと全てに感謝します。 目標であった全日本制覇→アジア制覇→世界制覇は叶いませんでしたがこの負けをまた次につなげてチャレンジしたいと思います。 それではこのラスベガス遠

          ワールドマスター2023への道 最終章1

          ワールドマスター2023への道2 〜アジア選手権〜

          じつに2019年以来となるアジア選手権が愛知県武道館で開催されました。 アジア選手権は自分が目標とするワールドマスターと同じく国際ブラジリアン柔術連盟、IBJJFの主催大会になる大会です。 7月7日から9日の三日間、名古屋の愛知県武道館で開催されました。 IBJJFの主催大会ということで進行など様々な部分が国際方式になります。 普段JBJJFの大会に慣れていると“!?”となる場合が多いIBJJF主催大会。 例えば試合進行。 JBJJFの場合はあらかじめリリースされている

          ワールドマスター2023への道2 〜アジア選手権〜

          ワールドマスター2023への道

          僕は毎年目標を決めてそれに向けて生きていく生活をしています。 格闘技を始めたころは先輩や仲間と一緒になんとなくプロになれたらいいな的にやってました。 柔術はそのためのトレーニングの一環だったのですがいつしか柔術が目的になり、海外で試合してからは海外で結果を出すことが目標になりました。 ブラジリアン柔術の世界選手権(年齢制限なし)では結果的に表彰台に登ることは叶いませんでした。 こちらは出場するのにポイント制が導入されたこともあり2014年を最後に断念。 翌年の2015年に新

          ワールドマスター2023への道