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ワールドマスター2023 相見編

ワールドマスター。
海外での試合挑戦には費用はもちろん、さまざまなハードルが存在します。
そんなハードルを乗り越えて参戦する。
そこには一人一人にドラマがあると思うんです。
今回はドラゴンズデンで今年唯一の優勝者である相見秀樹さんを紹介します。

ワールドマスターで優勝した相見さんを茶帯に認定しました。


空手の先生でもある相見さんとの出会いは現トライフォース大島代表の石毛大蔵さんが一緒に練習していたころに紹介してくれた時でした。

体幹の強さもあって白青はほぼ無双。
紫帯でも大丈夫だろうと思ってた矢先のコロナ禍突入。
本業の空手のスケジュール、プロ選手のセコンド業などもあってなかなか自分は試合にも出れず、紫帯の試合での経験値が足らず、勝ち星という結果を得られず〝自信〟が持てないことが不安要素でした。

とにかく一勝すれば。

この思いから出場してもらった昨年のワールドマスター。
結果はヨーロッパ王者と青帯世界王者に連敗。
悔しさを表に出す相見さんをベイノアくんと見て必ず勝たせたいと心に誓った日から一年。

一年間の努力が実る瞬間はもうベイノアくんと一緒にハラハラでした。

初戦は試合開始が約30分も早く始まってしまいセコンド間に合わず。
ドキドキしながら試合会場にはいると今始まったはずの相見さんがマットにいない。
秒殺?
不安がよぎった瞬間に日本で生中継をみていた石井から『ベイノアは落ちたけど相見さんは落として勝ったぞ!』のLINEが。
秒殺で勝ってた!
クローズドガードからの十字絞めで絞めおとして初戦突破。

相見さんは昨年負けたけど3位だったのでランキングは2位になっていたため初戦はランキング3位の選手。
ランキング1位が今年のヨーロッパ王者なので決勝が勝負と思っていました。

すると決勝の相手は相見さんより一回り大きな選手で初戦でヨーロッパ王者を破ってきた選手でした。
手足が長い、下を取る気がなかったのでずっと練習していたディープハーフにうまく入れたのがよかったと思います。
相見さんも返すことは出来なかったですが煽りのおかげで相手も動くことがペナルティを取り、そのまま相手の猛攻を凌ぎきり優勝。

アドバンテージ一つでも逆転負けというハラハラドキドキの展開を見事にものにしました。

相見さんと話してたのですがやっぱり一年間の努力をした分のご褒美だったのではないか?
奥様にも感謝を述べられましたがそれは違うんです。
僕も、10才も上の相見さんに学ばせてもらったんです。
相見と一緒に成長できた一年でした。
いかなる状況でも気持ちが折れることなく、それらのせいにすることもなく、自分のできることを精一杯努力してきた相見さん。

成増でクラスを始めたのもその姿勢が応援したい、させてもらいたいと思わされたからです。
本当に勉強させてもらいました。
同時に僕は負けたので来年は一緒に優勝したいと思いまたこれから一年頑張りたいと思いました。
その前に次はベイくんの番ですね。
英語がペラペラになったシン・ブラックパンサー・ベイノアに乞うご期待。
応援よろしくお願いします!

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