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ワールドマスター2023への道2 〜アジア選手権〜
じつに2019年以来となるアジア選手権が愛知県武道館で開催されました。
アジア選手権は自分が目標とするワールドマスターと同じく国際ブラジリアン柔術連盟、IBJJFの主催大会になる大会です。
7月7日から9日の三日間、名古屋の愛知県武道館で開催されました。
IBJJFの主催大会ということで進行など様々な部分が国際方式になります。
普段JBJJFの大会に慣れていると“!?”となる場合が多いIBJJF主催大会。
例えば試合進行。
JBJJFの場合はあらかじめリリースされているブラケットにある試合順通りに試合が進みます。
これに慣れていると自分の試合順になれば試合が開始されるわけですがIBJJFの場合はイレギュラーがあります。
IBJJFの大会はネットや会場モニターに自分のマットの進行状況がアップされ、オレンジ色が待機スペースで待機、黄色がマット脇スペースで待機、緑色が試合中といった感じでわかるようになっています。
が、昨年のワールドマスターでもそうだったんですが相手が来ない場合や自分のブラケットの反対ブロックの進行具合などにより試合順が多少前後したりすることがあるんです。
また出場者が全員揃っていたら全員でマットサイドに移動しすぐ試合、終わったらまたすぐ試合して優勝者を決めてすぐ表彰台ということもあります。
つまり試合が終わって次の試合が早く終わってしまうとまたすぐ試合しなきゃいけない場合もあるわけです。
この時にルールを知らないと疲れた状態ですぐに試合をしなきゃいけなくなるわけですが一応ルールでは自分のカテゴリー×2試合分の時間は休めることになっています。
たまにそれを知らないスタッフに試合を即される場合がありますが知っていれば休めるわけです。
また今回、うちのチームでもあったんですが道着チェックで引っかかる問題。
普段JBJJFの大会では大丈夫だった道着も今大会で引っかかってしまった人がたくさんいました。
おそらく今後のJBJJF大会にも反映されるであろうことなので今大会の道着チェックは有意義なものであったと思います。
ラスベガス行って引っかかるより今わかることでよかったと思います。
ちなみに僕は3着用意してましたが大丈夫でした。
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主な道着チェック引っかかり案件。
①上着のリップストップ生地に近いもの
これは以前から言われていてグレーな素材のものは大丈夫だったのが今回からアウトになった印象です。
②ズボンの膝下7cm
こちらも以前からルールには書いてあり上の道着チェック表にも載っています。
今回からしっかりチェックするようになった印象。
③道着の袖の補強はアウト
下の写真はブルテリアのベーシックモデルになりますがこのように袖部分の裏に補強がされているものは全てアウトになっていました。来年の世界選手権以降かと思っていたのが今大会からすでに使えなくなってしまった印象です。
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④パッチの位置
パッチの位置は下記のとおりになります。
が、注意点としては襟とパッチの間には1cmの余裕がなくてはならない点と胸のパッチは一枚のみとなるという点です。
特に二つめの胸パッチは一枚のみというのは今回初確認でした。
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そんなわけでIBJJF主催大会は海外の試合そのままな感じを味わえる大会ですのでワールドマスターを目指す者としては出場すべき大会だと思っています。
もう一つ、出場する理由はIBJJF主催大会では結果によりポイントがもらえランキングがあります。
僕は昨年のワールドマスターは久しぶりのIBJJF主催大会だったためにノーポイントで挑みました。
6人のトーナメントだったのですがランキングは6人中5位。
初戦が3位のパン選手権王者、勝てばランキング2位の2019年に負けた元世界王者でした。
僕は昨年のワールドマスターで優勝しているので大会ランク7ポイント × 今年3ポイント × 優勝9ポイントの合計189ポイントを所持してました。
アジア選手権、僕の黒帯マスター4ルースター級は6名です。
アジア選手権前の世界ランクは2位、アジア選手権出場者の中では1位なので第一ポッド、シードでした。
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アジア選手権前のランキングは現在2位。昨年ワールドマスター3位の選手がパン選手権で優勝していて227P。
アジア選手はランク3の大会なので優勝は81P、準優勝27P、3位9Pがもらえます。ワールドマスター前にランキング1位を取るためには優勝は絶対条件です。
そもそも全日本マスターとこのアジア選手権で優勝して世界王者になりたいと思うのでここは絶対に負けらない大会でした。
名古屋へはチームメイトが多数参戦していたため金曜日に入りました。
ちーちゃんが小学校のため朝から1人で新幹線で名古屋入り。
青帯マスターに出場の薮田くんと石井くんの応援。
道着チェックで薮田くんが引っかかる。
ズボンのタグが剥がれかかっていたのがダメで切り取るもズボンまで破けて使用不可という悲しみ。
昔、ブラジルで剥がれかかったパッチを剥がすのにボールペンで無理矢理やられて道着が破れた人がいたのを思い出しました。
試合は2人とも残念ながら3位でした。
ホテルのチェックインは15時だったのでドラクエウォークしながら名古屋城へ。
歴史系YouTubeで見てるYouTuberに会えたりと少し感動。
ホテルにチェックインして体重を測ったら+4kg。水を飲みまくっていたとはいえ少し想定外で焦りましたがホテルのサウナであっことちーちゃんが来る頃には+1kgになってました。
大会2日目はあっことジョニー、佐々木くんが夕方から試合。
インドネシア出張から2週間ぶりに帰国した山ちゃんと合流後に試合会場へ。
道着チェック引っかかりやら試合間隔が短い問題もあって優勝者はなし。
試合当日。
体重は56.0ベストに仕上がりました。
空腹感にやられるのももう少しの我慢。
試合は当初12:45ごろの予定がマキマキで11:50ごろ。
黒帯マスター4ルースター級、要注目はパラエストラの先輩でこれまで通算1勝1敗の吉岡さんとその吉岡さんに2019年のアジアマスターで勝利しているトライフォース霜田選手。
けどブラケットはまさかの両者が初戦で対戦。
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前述のランキングにより僕が第一ポッド、昨年ワールドマスター3位の小野選手が第二ポッドでした。
残りの選手はランダムでしたが吉岡さんと酒井さんが同門のためSwapsされてこのブラケットになりました。
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僕の初戦は酒井さんに勝ちあがってきたねわざワールド森田選手。
以前一度全日本マスターオープンで対戦してその時はアドバンテージ差でギリギリ勝利。
対戦が決まると当初の作戦変更を考えましたが土壇場で変更して負けたら後悔すると思い、練習を信じることにしました。
◯膝十字
結果的には柔術では初めての足関節での勝利でした。
外圧の反則とスイープのポイントを取られないようにポジションキープを一番に考えていたところ結果的に膝十字を極めることができました。
しっかり落ちついて試合を運べました。
決勝戦は吉岡さんに初戦逆転勝ちで勝ち上がってきた霜田選手。
初対戦だったのでワクワクする反面、ドキドキも多かったところで目の前であのめちゃくちゃ強い金古くんが逆転負けしてた。
会場の魔物を感じてしまい少し動揺。
自分も食われたらどうしようとか考えてしまった。
しかしながら今さらいろいろ考えても仕方ないので余計なことを考えずに全集中でいきました。
◯送り襟絞め
結果的に一本勝ちで優勝することができました。
内容的にも練習してきたことを出せたのでワールドマスターへむけて最高の内容でした。
今回は山田くんにも言われましたがメンタル面が一番良かったと思います。
減量はきついですがその分メンタルが研ぎ澄まされる感覚がなんとも言えない。
そしてアジア選手権の結果、IBJJFのポイントも更新されランキング1位になりました。
ワールドマスター前の他の大会で逆転される可能性もありますが今できる準備としては最大限です。
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次は8月6日のJBJJFグランドインパクトにエントリーしました。
今のところ相手は不在ですがこの試合はルースターをキープすること、ラスベガスでの減量を少し楽にすることが第一目標にするつもりです。
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