[詩]Hi-Fi
レーコードをなぞる指を温めて
掠れたメロディーに口笛を重ねて
優しい夢を見よう
瞬きを忘れていてはdry eye
そんな僕に優しいkissのおまじない
angelを探している
焼き切れた夢が今日も明日を探している
溢れそうな黒い雲を飲み込んだ
夢中で追いかけた栄光は重すぎた
背負い込んだ期待も希望も
普通の生き方ってなんだろうと思う
砂漠で砂金を探すよう
radioは今日もお便りを届けているよ
馬は走っているのに僕は止まる
閉店の音が鳴る時刻はまもなく
いっそ錆びれて朽ちたい
揺れる影がいつも猫背に所在無い
隣のあいつみたいに如才ない
不器用な生き方を
明日から明日からとしまい込んでいる
取り返しのつかない今になるんだ
夢中で追いかけた栄光は重すぎた
背負い込んだ義体も喜望も
普通の生き方ってなんだろうと思う
砂漠で砂金を探すよう
radioは今日もお便りを届けているよ
インスタントカメラに残った写真の笑顔を忘れていた
砂時計の砂はいつの間にかこぼれ落ちていた
今がHi-Fiなんだと心を高なせることにした
Newsで取り上げられない僕のstory
gloryには程遠いけど
moveせよと語りかけてくるのは誰だ
本当の自分なんだよ
radioは今日僕のお便りを読んでいる
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