[詩]ヘマタイトハライト
僕らはどうしようないくらい
蒼すぎたみたいだ
そんな悲しいことを言わないで
紅蓮に沈む太陽にその影はなく
西を駆け出した
巡る季節が歯車のように
私と君を繋ぎ合わせた
間違いじゃない確かに
手を取り合っていたんだ
心はくたびれていくみたい
刺激ばかりを追い求めてさ
間違いだらけの生活に
不器用だけじゃ語れない
居なくなると寂しくて辛い
近づきすぎると鬱陶しくて
どうしたらいいか分からないよ
僕らはどうしようもないくらいに
蒼すぎたみたいだ
そんな悲しいことを言わないで
君を思って夜空を焦がすことを
否定しないでよ
脱いだままのシャツが萎れ
あれから何日経ったのか
抜け殻みたいな生活に
錆びつくことを望んでいる
満員電車に乗っているのに
人の温もりを感じれない
抜け殻みたいな車両に
喜悲劇だけじゃ語れない
首を絞めると心地よくて
肺で空気を吸うと不愉快で
普通に生きることが分からないよ
私はどうしようもないくらいに
朱華に染まっていた
そんな単純でいいのかな
君を思って白昼を染めることを
肯定して欲しい
涙の季節も激しい季節も穏やかな季節も
全部全部全部全部全部
私の我儘だよね
僕らはどうしようないくらい
蒼すぎたみたいだ
そんなキレイゴトを言わないで
君を思って黄昏の下で描きたい
歩み寄って欲しい
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