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#エッセイ部門
[創作]あなたに罪はなかったのよ
あなたは社会のひずみに巻き込まれ、心に傷を負った。
生まれた時はまんまる、だった。
でも大人たちがそれを歪めた。
ただそれだけのことよ。
この20年の地獄は、
あなたのまんまる、を、あの卑しいしかく、が、取り囲もうとしたからだよ。
あなたを枠で囲おうと、圧力をかけたからだよ。
そのひずみで、あなたはおかしくなった。
ずっとずっと20年、
あなたには何の罪もなかったのよ。
何の罪
[創作]私たちには何が許されているの
やるべきことは早くやらなければいけない、そう言われますが、じゃあ無理して早くやったらうつ病になります。
苦しみに苦しみが及ぶ学校に、私はもう、行けない。
世の中の理不尽-あなたたちはこれ以上何を望みますか?
子どもたちがたくさん死んでいったというのに。
あなたたちはまだ正解を提示しますか?子どもが不登校になったというのに。
そもそもあなたたちは"努力"をしたことがおありですか?
努力の
[創作]街を散歩、私は私。
もう遠くになりそれでいて鮮明になった過去を持つ旧友と、ふとした感慨に一緒に散歩をする。
あるいは私が1人で街を見る。建ち並ぶタワーとその間に茂る街路樹との間を、楽しさそうな往来とに混じって。
私は私だ。
何ものにも変えられず、何ものにも翻されることのない。
私は私だ。
街は私の効力を最高に、人々は私の人間性を究極に保つ。
街と人、それだけで十分である。
私はいつだって、私だ。