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4年ぶりに独り身のクリスマスをすごしたけどね

4年ぶりに独り身でクリスマスを迎えるけど、さみしくないことにびっくりした。

ひとりで迎えることが懐かしすぎてもはやどう過ごしていたか思い出せなかった。

別れてから色々ありすぎたせいで残念ながら去年のクリスマスの思い出とか思い出せない。多分つらすぎて気持ちが記憶を消したんだと思う。

はじめて付き合ったクリスマスにピースケーキを買って動画を撮ったことだけは覚えている。

その時に初めて、私たちは私たちだけに伝わる感覚で共感をしたり楽しんだりしていけばいいんだって思った。

たしかその頃にはじめてお泊まりもして。

私とあなたが「私たち」って主語にしていいんだってようやく思い始めた頃だった。


さてそんな思い出から早4年経って独り身になった今、クリスマスが一気に遠くのイベントに感じるようになった。


もっと悲しいかと思ったら、意外とふつうに楽しかった。

友達の子どもに会いに行ったり。
ウィンドウショッピングをしたり。
夜には友達と通話して今年買った大満足なものを発表し合ったりもして。


広くて、殺風景で、目に付くいろんなものを泣きながら捨てて。

「私たち」が大切にしていたものが、私だけのものになって。
2人分の気持ちで買ったものは1人だけのものにするには重すぎてたくさん捨てた。

がらがらになった部屋に、少しずつ気がむくままに買い足してきた。
ショッピングで買ったものも生活必需品じゃないものばっかり買ってみた。

可愛いお皿に、ゴールドのかわいいカトラリー、壁にイラストを飾れる用のフックとか、ドライフラワーとか。

ぜーんぶ、去年の今頃の私が捨てたようなものたちだ。

多分もうこれらを悲しいからって捨てることはない。
私だけが持つ持ち物だ。


信じられないくらい小さいことでへこたれたりするし、寒いだけで悲しくなったりするようなへにょへにょメンタルの日もあるけど、きっと時間が経てば大丈夫になる。

私はひとりで生きている、そんなことを思い出したクリスマスでした。


来年は明るい気持ちで一緒にいたい人と過ごせたらいいね。いやむしろ明るい気持ちになれたらなんでもいいね。

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