鬱になって失ったもの・得たもの①
お久しぶりです、もちです。
精神疾患による入院話はそこそこにInstagramにあげています(最近更新途絶えてるのは諸事情です…すみません)
Instagram → https://www.instagram.com/mochimochihanako/?hl=ja
noteでは自分の感情を文章にして表現する、まぁ一種の練習というか、訓練というか。それをやっていきたいと思います。
ということで本日のタイトルの内容にいってみましょー
鬱になって失ったもの
◇まずは 職、仕事ですね。
・本音は退職はしたくなかった
私の場合、教員をしていましたが教員といっても常勤講師。
つまりは正社員ではないのです。これは学校によって異なるとは思いますが、私の元職場の場合は常勤では休職制度はありませんでした。
まぁ私が常勤になれて半年だったということもあったと思います(知らんけど)。
適応障害もあり、鬱になった私はとにかくその場から離れることをかかりつけ医にオススメされたこともあって、退職となりました。
今働いている人で、一時的にでも治療に専念されたい方は、ぜひ自分の会社がどういうバックアップをしてくれる(復帰可能等)のかを見ておくといいと思います。
・なくなっていくコミュ力
私は結構な授業数をこなし、なんかもう1日の中で喋ってない時間っていつよ?通勤の電車の中くらいか?ってくらい喋っていました。
相手も大人から子どもまで、当然いろんな方がいるのでコミュニケーション能力hが必須な職業、それが教員でした。
これを突然やめて、昼間一人っきりの生活になるとどうなるか。
伝えたい事を伝える能力がびっくりするくらい落ちる。
これはコロナ禍でリモートが増えた方で共感してくださる方もいるかもしれません。
言いたいことがうまく伝わらない。というかどうやって文章にして喋っていたっけ???と自分の中でもプチパニック。
入院してからも、看護師さんや担当医に自分の状態を伝えることがめちゃくちゃ下手になってて、申し訳なさと恥ずかしさでいっぱいでした。
こんなに言語能力って落ちるんだ…と痛感しましたね。
◇よーく考えよう〜お金は大事だよ〜(白目)。
懐かしいCMですね、わかりますかね、これ。では本題。色んなパターンのお金問題があります。
・まず遊べない。
「いや休めよ」というツッコミは一旦置いててください。(土下座)
携帯代やら自分の身の周り品やら、趣味のお金。
今までは社畜と引き換えにきっちりいただいていたので心配したことが特になかったのです。
ところが、収入が途絶えると、お金の見直しがスタートするのです。
が、鬱で疲れ切った私が携帯料金の格安に変更できる気力が持てるようになるにはだいぶかかりました(契約書読んだだけでしんどくなっちゃうから)
ここに加えて、私の場合は
お金の計算ができなくなった。
本当にこれはびっくりしたのですが、コンビニ行ってもお釣りの計算ができない。いくら出したらどう返ってくるのかという、単純計算もできなくなりました。
これは今も正直あるので、計算のトレーニングを密かにやっています。
・バカにならない治療費問題
そこに降りかかってくるのが治療費。
私の場合は退職→入院(2ヶ月)→退院→ニート(約一年半)という感じで、本格的な鬱になって約2年が経ちます。
(その前からも鬱気味でしたが、正式な治療を開始して、という意味にしています。)
この間にかかった治療費、入院費はぶっちゃけ計算したくないレベルでかかってます。(入院中に請求書見てまた発作起こした)
幸いにも私の場合は
①自分にも1年間くらいは贅沢しなければやっていける貯金があったこと(まぁもうすっからかんですけど)
②親が治療費を出してくれたこと(何なら今も頼ってます。ありがたし)
この2タテで何とかなりました。
あと、入院治療を検討される方は、その病院の料金表とか見るとちょっといいことが書いてあったりします。
私の場合は公立の病院であり、その病院の市区町村住まいだった為に、1日当たりの入院費がちょっと割安になっていました。
市民税の使い道をこんなところで知れるとは思わなかったよ。ちゃんと払ってて良かったと思いました。
もちろん、病院によってあったりなかったり、設定金額が異なっているのでしっかりチェックしましょう。
退院した後、今は月2(発作があった時はそれ以上)で通院して経過観察をしてもらっています。その度に薬も出してもらってます。症状によって、増やしたり、そのままにしたり。(今のところ減ったことない)
そう、この通院+薬代が月々約10000円する。
調剤薬局に行くたびに「高っ!!!!!」という声を押し殺してお会計しています。
◇そして気力
・何事にも必要な気力が奪われて行く感覚
お分かりでしょうか…本当にベッドから起き上がれないし、ご飯とかどうでもいいと思ってしまいます。
かと思いきや暴食したり、隠れて飲酒したり(今はお酒は抜いてます)。
あぁ、何やっても無駄だなぁ…と気づいたらベッドかソファの上で何時間も経ってるなんてざらでした。
人らしい生活ができない。
それがどれだけ辛いことか。そうしてどんどん気力が失われていきました。
・プラスの気力がなくなると
*ここからはかなり暗めなので、苦手な人は閉じてくださいね*
動こうとする意識さえなくなると、当然周囲(私の場合は実家住まいなので家族)は「いや動きなさいよ」と言って鼓舞しようとしてくれます。
が、うつ病患者にはこの鼓舞がしんどい。
特に私の場合は入院前は父が厳しめ?きつめ?だったので「ニート」とか「金食い虫」とか本人は冗談のつもりで言っちゃう人だったんですね。
普通の人なら言い返すなり、笑ったり怒鳴ったりできるかもしれません。
が、うつ状態の私には「あ、私いない方がいいわ」という負の気力が湧いてくるようになってしまったんです。
それで危ないことを数回行い、入院ということになりました。
・LINEやSMSを返せなくなる
気力繋がりでもう一個。
どれだけ大事な友達であっても、可愛がってくれた元上司や先輩、親しかった同期であってもLINEやSMSが返せない。
本当返せないんですよ。言葉が出てこない。
画面を開くことすらなんか怖いし、何なら通知OFFにしたくなるくらい。
そんなことしてたら基本的に薄い繋がりの人は消えていきました。当然ですけど。どうだろうなーと思ってトーク欄見に行ったら、トークルーム消えてたりするんですよ(コワイコワイ)。何気にショック受けますが、でも自業自得なので何とも言えない。
逆に、こっちが思っていた以上にたくさん想ってくれていた人は年単位で待っててくれました。
今少しずつ、年単位越しにお返事書いてます。
以上、長くなりましたしなんかまとまってないかもですが
鬱になって失ったもの(自分バージョン)でした。
次回は反対に鬱になって得たものもあるので、そちらを書いていこうと思います。
お付き合いいただきありがとうございました!
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