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Mocaの読書感想★

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Mocaが読んだ小説文庫についての読書感想を紹介するマガジンです。 読んだ本もしくは面白かった本の記事を挙げていきます。 宜しくお願いします。
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2021年10月の記事一覧

手塚治虫『火の鳥復活編・羽衣編vol.5』読書感想

手塚治虫『火の鳥復活編・羽衣編vol.5』読書感想

タイトル:『火の鳥復活編・羽衣編vol.5』

著者:手塚治虫

★感想今回の5巻目の『火の鳥』は2巻目の「未来編」に出てきたロボットのロビタの話である。
※のび太ではありません。ロビタです。
これは、ロビタのバックストーリーを描かれている。

「ロビタというロボットは何故、元々人間なのか」

「人間とロボットが愛情を持つとどうなるのか」

が今回のテーマである。

人間とロボットとの価値観は勿論

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『東大生の本棚「読解力」と「思考力」を鍛える本の読み方・選び方』(西岡壱誠)読書感想

タイトル:『東大生の本棚「読解力」と「思考力」を鍛える本の読み方・選び方』

著者:西岡壱誠

この本書を選んだ理由は、東大式の読書法することで、もっと読解力と思考能力を身に着けたいと思った。

★感想東大式の読書法。
読書は「思考力(想像力)」と「読解力」を高めることと、充分とした知識を得られることである。
読書をする際には、作品を芋づる式で紐づけて、作品内の理解をするためには、「この主人公はな

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『一九八四年』(ジョージ・オーウェル)読書感想

タイトル:『一九八四年[新訳版]』

著者:ジョージ・オーウェル

訳者:高橋和久

出版社:早川文庫

★感想この本書はほぼほぼ近未来の現実と同じ社会である。
ある意味、独裁・共産主義の世界である。
ビック・ブラザーはスターリンのモデルにしているけれども、私からすれば、ナチスドイツのアドルフ・ヒトラーのような存在である。
人間はそういった社会に賛成するのか反対するのかによって、識別される。
それ

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『トム・ゴードンを恋した少女』(スティーブン・キング)読書感想

『トム・ゴードンを恋した少女』(スティーブン・キング)読書感想

タイトル:『トム・ゴードンを恋した少女』著者:スティーブン・キング訳:池田真紀子出版社:新潮文庫

★感想スティーブン・キングの長編小説。
未だに映画化にはなっていないが、実にこの作品は有名なのであろうか。

私はスティーブン・キングの作品で好きな作品は、「IT」「シャイニング」である。
「スタンド・バイ・ミー」もスティーブン・キングの作品なのである。

この本書は一応ホラー要素は含まれていている

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