『一九八四年』(ジョージ・オーウェル)読書感想

タイトル:『一九八四年[新訳版]』

著者:ジョージ・オーウェル

訳者:高橋和久

出版社:早川文庫



★感想

この本書はほぼほぼ近未来の現実と同じ社会である。
ある意味、独裁・共産主義の世界である。
ビック・ブラザーはスターリンのモデルにしているけれども、私からすれば、ナチスドイツのアドルフ・ヒトラーのような存在である。
人間はそういった社会に賛成するのか反対するのかによって、識別される。
それに、社会を反する人がいれば、逮捕されるか消されるかがどちらかになる。
これはこの本書で言う「思考犯罪」といったところであろう。
言語統制によって、規制されているのだ。
今の日本いや、世界中の人々にも金持ちの資本家を神に例えられ、
上手いこと歴史を改変し、それを洗脳をさせ、自らの利益を挙げるといった闇の組織のやり方に過ぎない。
だから、この世の中は『一九七四年』のように、民主主義が存在していない世界で、共産・独裁主義に向けた世界なのである。
それらの恐怖を立ち向かうためには、これからの自分達の生きていく社会をもっと気づかなければいけない。


★オススメだと思うところ

この社会がおかしいと思う方、民主主義を守りたい方、独裁・共産主義は嫌いな方

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