みなも

私のための文章をたまに書く。 節操が無い。

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僕ら、世界を変えたかったんだ。

自分の人生で誰かの人生を救いたいと思っていた。 救えるのもだと思っていた。変わらなかった世界を嘆いた。 これは、私の挫折と苦しみ。それでいて、必死に生きていた証…

みなも
1年前
1

無題

人に愛されるってこんなにも安心するのか。 そう思ってひと月が経った。 ひと月ほど前から、大切な人ができた。こんな私のことを愛してくれる人が。 初めてのことで、本…

みなも
3か月前

季節

良いお年を、って言う季節。でもまたすぐに、おめでとう、って言い合う季節がやってくるから、全然寂しくない。 顔を合わせて言える繋がりが、ありがたくって嬉しくって。 …

みなも
4か月前

笑う

笑うことが私なりの自衛になってることに最近気がついた。 誰かと話してる時は笑顔を絶やさないようにしてるし、自分の話に自信がなくて話してる途中とかオチにはフフッと…

みなも
5か月前

空を見上げたら、まんまるのお月様がこちらを見ていた。君も貴方も見ているだろうか。昨日が満月だったみたいだから、今日もとっても綺麗だよ。 土日は一人小旅行。どうし…

みなも
5か月前

また君にありつけなかった

「ほうじ茶ラテ、一つください。」 そう注文したはずなのに、笑顔で手渡されるのは宇治抹茶ラテ。どういうことなんだ。 メニュー指さしたし、貴方だってほうじ茶ラテって繰…

みなも
5か月前
1

ご飯

今日は音楽もラジオも聴く気持ちになれなくて、イヤホンが煩わしくて何も聴かずに外出。仲良しの方とお昼ご飯を食べに行く約束があるから、予定よりちょっぴり早く行く。 …

みなも
5か月前

無題

自己犠牲は美しくない。 ずっと前に気がついて、そっから自分のこともなんとなく大切にするようになった。けど、それでも。 私は自己犠牲を厭わない。 たまに見える君の…

みなも
6か月前

死にたいという気持ちが私を侵食してくる。 冷静な私が、こいつはやべーな、と分析している。そう思えてるってことは、多分まだ大丈夫。ゆっくりと息をする。 薬を飲むの…

みなも
6か月前
2

高低

9月の中旬に、大好きな曲ができた。 ずっとずっと、この時を待っていて、待ち遠しくて、夏って言ってたのに、いつの間にか秋になって。 油断してたら、配信された。すんご…

みなも
6か月前

秋冬

改札を出ると、どこかで嗅いだことのある匂いがした。ああ、そうだ。冬の匂いだ。 秋から冬にかけて、冬から春にかけての季節が好き。だから多分、冬が好きなんだと思う。…

みなも
6か月前

誕生日

誕生日まで2週間を切った。 誕生日が近づくと、なんだかアワアワしてしまう。もうすぐ今の歳が終わるからだろうか。 誕生日当日はなんだかしあわせな気持ちでいっぱいにな…

みなも
7か月前

8月が終わる。 今月2度目の満月は、薄雲に阻まれながらも大きく輝いていて、つい見とれながら歩いていた。少し前に買った現代短歌の本を、もったいないからって最後まで読…

みなも
8か月前

続・本

飽きもせず本を読み続けている。半年が経ったみたいだ。 仕事の合間の暇な時間を読書で乗り切っているこの頃。半年で47冊。月7,8冊ペースで読んでいる。 もう流石に読書家…

みなも
8か月前
1

本当は酒を飲んではいけないのに、2日連続で飲酒をしている。 めちゃくちゃバカだなとは思う。お医者さんに完全に止められているわけではないのだが、アルコール摂取する…

みなも
8か月前
2

花火

先日、お祭りと花火を堪能してきた。 前日まで日々の疲れと夏バテで気絶していたけど、親友の地元で花火大会があると聞いて、行きたいんだが!と声をかけた。 某花火大会…

みなも
9か月前
僕ら、世界を変えたかったんだ。

僕ら、世界を変えたかったんだ。

自分の人生で誰かの人生を救いたいと思っていた。
救えるのもだと思っていた。変わらなかった世界を嘆いた。

これは、私の挫折と苦しみ。それでいて、必死に生きていた証を残すための話。

* *

ある年の四月。高校初日。
真新しい制服を身にまとい、高鳴る胸、きらきらの高校生活!……とは考えておらず。
小中の知り合いが全くいない高校を選んだものだから、 人見知りの私が上手く馴染めるかの心配ばかりしてい

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無題

人に愛されるってこんなにも安心するのか。
そう思ってひと月が経った。

ひと月ほど前から、大切な人ができた。こんな私のことを愛してくれる人が。

初めてのことで、本当に私?間違えてない?なんてぐるぐる考えたけど、まるっとすべてを愛してくれているようだった。

心身の不調が吹っ飛ぶぐらい、安心をもらっている。こんな人生もあったんだ。しあわせで満たされている。願った人生だった。そんなこと、あるんだ。

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季節

季節

良いお年を、って言う季節。でもまたすぐに、おめでとう、って言い合う季節がやってくるから、全然寂しくない。
顔を合わせて言える繋がりが、ありがたくって嬉しくって。

しあわせだな、って思う出来事が連なるように起きて、こんなにしあわせでいいの?って聴きたくなる。誰にだろう。神様かな。いや、過去の私か。

20で諦めようとした人生。諦めなくてよかったってことがいっぱい。よかった。君が生きてくれて。
生き

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笑う

笑う

笑うことが私なりの自衛になってることに最近気がついた。

誰かと話してる時は笑顔を絶やさないようにしてるし、自分の話に自信がなくて話してる途中とかオチにはフフッと笑って誤魔化している。

大丈夫じゃないのに大丈夫だって言う時も笑っていた。これじゃあピエロだ。助けてがまた言えない。

楽しい、嬉しい、面白い、しあわせ。そんな時に笑っていたいのに、自分の気持ちに蓋をする方法として使っている自分が悲しい

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行

空を見上げたら、まんまるのお月様がこちらを見ていた。君も貴方も見ているだろうか。昨日が満月だったみたいだから、今日もとっても綺麗だよ。

土日は一人小旅行。どうしても行きたくて、どうしても見たいものがあったから、朝4時に起きて朝イチの便の飛行機で向かった。

素晴らしくあたたかなせかいに、ふわりと安心を覚える。2日間で歩き回りすぎてへろへろになったけど、思い出の勲章と思えば愛しい。

なんにもない

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また君にありつけなかった

また君にありつけなかった

「ほうじ茶ラテ、一つください。」

そう注文したはずなのに、笑顔で手渡されるのは宇治抹茶ラテ。どういうことなんだ。

メニュー指さしたし、貴方だってほうじ茶ラテって繰り返したじゃないか。それなのに目の前にあるのは宇治抹茶ラテ。気が付かない間に時空でも歪んだ?

違います、って言えるほど強くないから、笑顔でありがとうございますって受け取るしかない。私が宇治抹茶ラテが飲める人間でよかったね、って心の中

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ご飯

ご飯

今日は音楽もラジオも聴く気持ちになれなくて、イヤホンが煩わしくて何も聴かずに外出。仲良しの方とお昼ご飯を食べに行く約束があるから、予定よりちょっぴり早く行く。
わざわざ早く来てもらって、と言われたけど、美味しいご飯を一緒に食べられる、それだけが嬉しくて全然へっちゃら。むしろお誘いありがとうの気持ちしかない。

好きなことについてたくさん話して、好きゆえに思うことがありすぎて、思いが募りすぎて愚痴み

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無題

自己犠牲は美しくない。

ずっと前に気がついて、そっから自分のこともなんとなく大切にするようになった。けど、それでも。
私は自己犠牲を厭わない。

たまに見える君の危うさが、たまらなく怖くて、必要なら私の想いも何もかも全部あげてしまいたいと思っている。いのちも人生も全部あげる。

馬鹿みたいな言葉だ。届かねえ。

死にたいという気持ちが私を侵食してくる。
冷静な私が、こいつはやべーな、と分析している。そう思えてるってことは、多分まだ大丈夫。ゆっくりと息をする。

薬を飲むのが遅れたからだろうか。それとも満月の余波がまだ残っているのか。スピリチュアルを完全に信じてるわけじゃないけど、責任転嫁の理由にして、都合よく利用している。結局信じてるってことになるのかな。

通院を初めて2年が経った。思ったよりも長い。最

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高低

高低

9月の中旬に、大好きな曲ができた。
ずっとずっと、この時を待っていて、待ち遠しくて、夏って言ってたのに、いつの間にか秋になって。
油断してたら、配信された。すんごいかっこよくて、この世で1番大好きな曲になった。

そんな曲を大事にしたくて、毎日聴くのがなんだか怖くて、シャッフルで流して、たまに聴いている。一番元気出る曲だから、もっと聴けばいいのに、なんだか、そうできなくて。宝箱にそっと入れて、たま

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秋冬

秋冬

改札を出ると、どこかで嗅いだことのある匂いがした。ああ、そうだ。冬の匂いだ。

秋から冬にかけて、冬から春にかけての季節が好き。だから多分、冬が好きなんだと思う。
寒くて嫌になっちゃう時もあるけど、それでもその寒さが好きで、匂いが好きで、夜空が好きだ。空気が澄んでいる気がして、月も星もいつもより綺麗に見える気がする。

帰るのが夜遅くなってしまった日に、オリオン座が見えてもう冬じゃん!とテンション

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誕生日

誕生日

誕生日まで2週間を切った。
誕生日が近づくと、なんだかアワアワしてしまう。もうすぐ今の歳が終わるからだろうか。

誕生日当日はなんだかしあわせな気持ちでいっぱいになるが、終わると途端にまたアワアワしてしまう。誕生日が終わると、年末まであっという間な気がして。

何にアワアワしてるの?と聞かれたら、わからないとしか言いようがない。終わり、区切り、というものになんとなく焦りを感じてしまうみたい。
だか

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夏

8月が終わる。
今月2度目の満月は、薄雲に阻まれながらも大きく輝いていて、つい見とれながら歩いていた。少し前に買った現代短歌の本を、もったいないからって最後まで読んでないことを思い出す。

うだるような暑さは続くけど、時折吹く風に秋を感じる。
何故かこの時期にいつも思い出すのは、高二の夏。17歳の夏。

せかいを変えると足掻いていた、あの頃。

もしかしたら"そんなことで"、なんて言う人もいるかも

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続・本

飽きもせず本を読み続けている。半年が経ったみたいだ。

仕事の合間の暇な時間を読書で乗り切っているこの頃。半年で47冊。月7,8冊ペースで読んでいる。
もう流石に読書家を名乗れる気がする。大した感想は言えないのだけど。

最近読んだのは500ページ越えの本。文庫本より大きいサイズ。感情移入しながら読んでいたら、終盤に差し掛かりぐらぐらと感情を揺らされ、仕事中にこっそり泣いた。めちゃくちゃよかった。

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酒

本当は酒を飲んではいけないのに、2日連続で飲酒をしている。

めちゃくちゃバカだなとは思う。お医者さんに完全に止められているわけではないのだが、アルコール摂取すると薬が効きすぎて副作用が危険だから飲まないでね、とやんわり言われている。流石に怖いので、酒を飲んだ日は逆に薬を飲まないようにしている。

治るものも治らないな、と思いつつ、最近めちゃくちゃ元気になってるしいっか!とも思っている。今を生きて

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花火

花火

先日、お祭りと花火を堪能してきた。
前日まで日々の疲れと夏バテで気絶していたけど、親友の地元で花火大会があると聞いて、行きたいんだが!と声をかけた。

某花火大会と比べたら、人は少なかったけどそれでも大盛況。屋台もいっぱいあって、自分の地元のお祭りのショボさにちょっぴり悲しくなった。

肉巻きおにぎり串、ホルモン、ポテト、じゃがバタを買って、近くのスーパーで酒を買う。
ほろよいのパイン味がずっと飲

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