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ネットサーフィン備忘録

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仕事に収入以上のものを求めるのを諦め、自分の時間を充実させる事を心掛けています。ネット閲覧の備忘録を日記代わりにしてnoteを綴ります。noteのサポート機能で、あわよくばその収…
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記事一覧

ゴルゴ13はなぜ続くのか

2019-10
ゴルゴ13の結末にはカタルシスがなく物足りなさを感じる。しかし、そこが長期連載の骨なのだと思う。そこでは、ゴルゴは国際情勢という舞台の狂言廻しに過ぎず善悪に振り回されずに情緒を抑制してプロの仕事を貫徹する。
悪が罰せられ読者のラストは溜飲を下げさせてくれる代わりに読者を満足と不可分の疲れを与えるものだ。それは映画のような単発的なものならではで、連続的なものにしたければアプローチを逆

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ノーベル賞受賞者への誤解

2019-10
ノーベル賞級の科学者と言えば、バック・トゥ・ザ・フューチャーのドクのような偏屈で孤高な人間をイメージするかもしれない。しかし、どちらかというと全体をマネジメントする客観性を持ち合わせている向きが多いように思う。集合知を上手く形にした実務家という感じだ。
最近の日本人ノーベル賞受賞者のインタヴューを読む限りでは、独力で成し遂げたかのように自慢する独善性とは無縁だ。山中伸弥、吉野彰しか

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ビートたけしと軍団と浅草キッド

twitterで玉袋筋太郎がぼやいている、憶測だが原因は元兄弟子による浅草キッド批判ではないだろうか。弟子というのは自分こそ師匠の真意を理解していると凌ぎ合うのが常で、今回の諍いはそこに端を発しているのではないか。

ただ、浅草キッドはたけし軍団のステイタスを上げたことは確かである。今でこそダチョウ倶楽部、出川哲郎によりリアクション芸というものが認知されるようになったがその嚆矢はたけし軍団であった

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2019 10−3

不自由という枠組みの中で表現は逆に磨かれるのではないか。映画評論家の蓮実重彦がゴダールにインタヴューした際一番気を引いた質問は、作品の上映時間の質問であった。また短歌俳句も形式が決まっているからこそ逆に言葉の強度は高まるものだと思う。生きるということも表現の一つのはずだが、自由というのは重荷なものだ。

youtube の動画で高橋名人の連射を久しぶりに見た。子供の時は皆あの指使いに憧れ真似をした

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DVと人間心理の深さ

ある有名な経済評論家がDVで逮捕されたことがあった。政権に対して切れ味鋭い方であっただけに国策捜査ではと頭によぎった。しかし、本人も認めたためその線も途絶えた。報道された記事によると奥さんに噛み付くとか、自分より非力な人間が、窮鼠猫を噛むとばかりにするのであればまだ分かるのだが。現妻とは別の元妻もブログで告発していた。そこで元妻はどれだけ自分が外に訴えても相手は外面を繕うために、第三者に信じてもら

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芸能人は歯が命

図書館で英会話の発音テキストを読んだ時には時代を感じたものだ。
それは昭和末期のものでモノクロだったが、それにしても口元の歯が汚い。
「芸能人は歯が命」のCM以降またたく間に歯科美容意識が高まった。だからタレントのように人気商売になると歯並びのためなら差し歯も辞さないという人もおり、極端なホワイトニングをして麻雀牌と見間違う程だ。

めぞん一刻という漫画の中で男前のテニスのコーチは歯を光らせる描写

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胴元=プラットホーマー

YOUTUBE でゲーム会社ハドソンの特集動画があった。コナミに吸収されていたのを知ったのは最近だ。

かつてはコロコロコミックで一介のハドソン社員に過ぎない男が高橋名人として脚光を浴び、当人が主人公の漫画が連載され歌手デビューまで果たした程だ。

ちなみに漫画の中では八百屋の店員としての威勢を当時のハドソンの社長に買われたという設定だったはずだ。
しかし、実際にはスーパーの青果部にいたが辞めたあ

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