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多分、恋のはなし

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恋やときめきの話。
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好きだったこと、好きになれたこと。

忘れたくないなあ、と思う。

窓から見えた、夕方の空にかかった虹。

知らないまちで、夜のお散歩。

わたしの好きな曲に、好きかもしれないと思う曲をこっそり混ぜたプレイリスト。

エビフライのしっぽは食べる派なんだね、みたいなどうでもいいこと。

人との会話をこんなにも鮮明に覚えていたことってあっただろうか。それも結局は、たくさんした会話のほんの一部なんだけど。

「いい時間の使い方だね」なんて言

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これが運命じゃなくても

これが運命じゃなくても

「運命かも、」

何かに出会うたびに、何度もそう思う。

これは私にとって、ある種のおまじないみたいなものなのかもしれない。

たとえば、何の変哲もない真っ白なブラウスを買ったとしても、こんなふうに考えるだけでそのブラウスは私にとって特別な一枚になる。これをなんども繰り返して、私はたくさんの特別を味方につけて無敵になった気持ちだった。

運命には、「なんかいいな」が付き物だ。

明確に、何がどう良

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あなたと音楽の話を

あなたと音楽の話を

「今日ずっと、選曲がすごくよかった」

"言われて嬉しい言葉" といわれて
パッと思いつくものって、
たとえば可愛いとか優しいとか。

そういう類の褒め言葉。

これは褒め言葉とは違うんだけど、
そのどれよりも嬉しいでいっぱいになった。

一緒に聴いた曲には、

彼に教えてもらった曲も、
わたしが毎日聴くお気に入りも、

いろいろが詰まっていた。

どれの、どの、
どこからどこまでをそう言ってくれ

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好きな人のこと

好きな人のこと

もしかしたらいつか、わたしのことを好きになってくれるかもしれない人。わたしが、好きになれるかもしれない人。

「ハンブレッダーズってバンドが最近は好きで」と話したらすぐに聴いてくれて、ただ聴くだけじゃなくてこの曲が好きだったと教えてくれた人。

わたしの「好き」は"全部知ってる"ではないから、その曲をわたしは聴いたことがなくて。
「なんかごめん」って心の中で思って、でも、そうやって動いて伝えてくれ

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胸が痛いよ

しばらくnoteを書けずにいた。

たまに気の向いたときに手帳に書き残すことにしてる日記も、全然ペンが進まなかった。

気持ちを整理する気になれなかった。
けどぐちゃぐちゃのままでは苦しくて。

どうしたらいいんだろう、
どうなりたいんだろう、

うーん、案外平気かも、

でもやっぱり目にじんわり涙が溜まる。

好きなひとに、好きと伝えた。
好きが溢れて、伝えたくなった。
ただ、言葉にしてみたくな

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夢を見るならきみとがいい

夢を見るならきみとがいい

"片想いって一人で見る夢でしょ? "

そうかもしれない。

すごくふわふわした、
掴みどころのない夢を見ていたのかも。

だとしたらどこからどこまでが夢だったのかな。

「自分の気持ちに正直に」って言い聞かせて。

それ以外のいろんな不安とかモヤモヤを
なんとか見ないふりして。

やっとのことで一歩踏み出して、
ちょっと、幸せになれて。

特別な日を過ごせて。

頭に浮かぶことが増えた。

知っ

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ここから、ドラマが始まる

ここから、ドラマが始まる

「レモン、かけました?」

多分その瞬間のわたしは、
5秒前のわたしよりも
目をすこし大きく開いていたと思う。

びっくりしてしまって。

このひとことに、なぜか、
どうしようもなくときめいてしまって。

今でもたまに頭に浮かぶ。
何回も見たお気に入りのドラマみたいに。

この言葉、そして、"レモン"というワードで
ドラマ「カルテット」を思い浮かべた人は、
わたしと同じ側の人間かもしれない。

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あまりにも、恋だった。

あまりにも、恋だった。

めまぐるしくいろんなことが起きたような、
変わり映えのしない毎日だったような。
そんな中で、ごろごろ転がっていた気持ち。

いろいろな要素が重なって、ふと、
好きなひとのことを思い浮かべた。

ふわふわした気持ちの中で、
「この人とご飯に行ってみたい!」
と、はっきりと思っていて。

でも、その気持ちが最初に生まれてから、
どれくらい経ったんだろう?

何かの拍子に、ごろんと、
こちらに帰ってきた

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恋とか愛とかの話。

恋とか愛とかの話。

恋って、いいな。

と思う。

恋っていいなあと思う理由は、
やっぱりそれは、

きらきらしてるから。

ただ好きというだけで、
ちょっと、頑張れる。

美味しいものを食べる。
綺麗な夕陽を見る。

そうやって心が動くときに
思い出す相手がいる。

誰かに恋の話をするとき
声に顔に、ときめきが覗く。

それに、選ばれるのはたったひとり。
その特別感がきらきらの正体なのかな。

愛について考えてみる

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こぼれたものが嘘なわけない

こぼれたものが嘘なわけない

大好きなドラマ、「カルテット」の台詞。

「好き」のカタチは人それぞれだと思う。

もちろん、

「好き」以外の気持ちや考え方も。

わたしにとって、
noteで、ああでもないこうでもない、と、
いちばんぴったりな言葉を探すのは、

ふと感じたことや、日々考えていること、
「好き」やいろいろな気持ちを、
自分の定義する作業みたいなものだ。

「カルテット」で表された言葉は、
わたしにとっての"正解

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"お似合いの二人"になりたい

"お似合いの二人"になりたい

好きなひとがいる。

好きなんだと思う。多分。

何せ久しぶりに好きになって、
いろんなことがめまぐるしく過ぎていって
好きだと思ったってその先に進めていない。

結婚、いつかしたいって思うけど、
ただ、いいな、って思う相手がいるだけだし。
わたしを好きになるかなんてわかんないわけで。
というか、もし好きになってくれたとして
相手が結婚したいと思ってるのか、とか。
いろいろいろいろ考えちゃって、そ

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ただ好きだなあと思えたことが

ただ好きだなあと思えたことが

しばらくの間、恋人がいない。
というか、そういう出来事全てがなかった。

周りはどんどん結婚していく中、出会いという出会いもなくて、だけど充実している部分もはっきりとあって。結婚、しないのかもなあ、なんて思ったり。

そんなふわふわとした毎日。

好きな人ができた。

正確には、あ、好きだなあ、と思える人がいる。
というのが感覚的には近いのかもしれない。

他愛もない話の中でその人のことを話したと

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