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ビールも飲める古本とセレッソオリジナルグッズの店『FC.OITO』店主。平和な世界でサ…

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ビールも飲める古本とセレッソオリジナルグッズの店『FC.OITO』店主。平和な世界でサッカーを!!

最近の記事

兵士は、国民は消耗品 

Netflix版「西部戦線異状なし」を観る。 戦争が不毛の極みであり 人間の醜悪さそのものであるということを 改めて学ぶ 戦争の専門家の話などもっともらしくきこえるが そこから生身の人間の温度は感じられない。 消耗品として国に奉仕するのが国民であるなど 愚の骨頂の 怒髪天! 君のために死ねるとか 誰も喜びやしない 元自衛官の 増子兄ぃも叫んでるで 覚悟の意味をはき違えるな  これ けだし名言!

    • 日本の「これから」の戦争を考える

      考えたくはないが 考えないわけにはいかない そんなやな空気漂うなかで、何気にド・ストレートな一冊にチャレンジしてみた。 著者は元防衛大学の防衛学教育郡戦略教育室准教授。 防衛学教育郡戦略教育室ってどんなとこ? っていうと こんなところです。 「防衛学の中心的な科目分野であ る戦略、作戦、軍事と科学技術を扱っている」つまり戦争本番を過去の実戦などの分析していかに勝つための作戦や戦略を学ぶところのようです。 この本もまさにそんな内容でした。 構成はこのような流れで 第一部「

      • the 南海オークス

        ネットをぼーっと彷徨ってると 時に「おっ!」となるワードに出会う。 で、出会ってしまった「the 南海オークス」 なんよこれ? 南海ホークスのパロディ。どんなやつなんやろ? 難波の競馬ファンのおっさんか?と思ってつついてみたら。 パンク・バンド でした! リーダーらしいボーカルの顔見たら えらいおっさんで 聴いてみたら 親近感 爆  めっちゃ楽しい!! ホームは湖西市とある どこ? 滋賀県?  あ、静岡県ですか!  大阪ちゃうねんね  なんで南海 エンブレム

        • イサの氾濫

          沖縄から戻って来たら注文してた本が到着していた 『イサの氾濫』この物語の舞台は東北、青森八戸だ。 東日本大震災から約1年後、進学で出た東京でそのまま働くものの仕事も生活ぱっとしないまま40代になった主人公。彼は一度も会ったことの無い叔父の夢を観るようになる。 その叔父の名は勇雄、従兄弟は「イサのじちゃん」と呼ぶ彼は前科もある破天荒な乱暴者のイカ釣り漁師だった。震災後初めて故郷に帰った主人公の故郷の街での物語。 東北には縁をいただき、主に宮城の方に、震災後に何度か足を運ばせ

        兵士は、国民は消耗品 

          映画「戦雲」

          全国公開中の映画「戦雲」いくさふむと読む 沖縄県先島諸島の石垣、宮古、与那国そして本島 防衛三文書など 日本の防衛方針を受けて 今、これらの島には日本の自衛隊の増強が続いている。 その島に住む人々 主に自衛隊増強に反対の立場の人たちの 生活と声を8年の月日をかけて綴った作品です。 再び、先島諸島は 沖縄は戦場にされてしまうのか 国防のために それは止むをえないことなのか。 この問に すべて国民は考える立場にある これは私たちの国の 私たちの命の問題そのものだ

          映画「戦雲」

          “あいつ”寺田 農さん 逝く

          名バイプレイヤー 寺田農さんが亡くなった サッカー好きで ジェフの縁(えにし)深いファンであり 望月三起也氏率いる「ザ・ミイラ」のメンバーでもあった。 映画、テレビドラマでの活躍も幅広く 独特なキャラクターは物語を引き締め、彩っていた。 寺田農といえば 個人的には映画「肉弾」(1968年) この映画で演じた “あいつ” になる。 梅田にあったATGシアターでリバイバルを観て 岡本喜八にハマる入口になった大切な1本。 太平洋戦争末期 出来の悪い新米青年兵 “あいつ”

          “あいつ”寺田 農さん 逝く

          沖縄と自分 1-太陽の子

          高校の映画観賞会で観た(何年前よ!) 「太陽の子 てだのふあ」 原作は灰谷健次郎  監督は浦山桐郎 今思えば貴重なタッグだと思う。 沖縄にルーツを持つ神戸生まれの小学六年生の「ふうちゃん」 太陽の子(島言葉:てだのふあ)の様に明るい女の子が主人公。 お父さんには精神的な病があり、ある日自ら命を断つ。その背景を探すなかで、沖縄戦のことや神戸に住む沖縄の人たちの本土での立場や様々な歴史を知ることになって・・・ この映画で初めて沖縄と日本というものの関係やその歴史。琉球差別の

          沖縄と自分 1-太陽の子

          沖縄戦、遺骨なお眠る今

           沖縄で遺骨収集のボランティアに行った院生の話を聞いた。彼が遺骨収集に行った沖縄南部、糸満の海岸では少し人目につかなさそうなところからは簡単に今も遺骨が見つかるらしい。もう79年も前の戦争。遺骨は地中深く眠っているとばかり思っていたので、それはかなりの驚きでした。 そして3日前のこのニュース。 旧海軍司令部からも遺骨が出た話は彼からも聞いていた。 人も来ない場所ならまだしも、ガイドブックにも載っている「戦争遺構」の中が、何故今まで放置されていたのか・・・ 大いに疑問でし

          沖縄戦、遺骨なお眠る今

          12月5日 映画「日本沈没(1973)」

          12月5日 BSで放送があるらしい。 日本人のアイデンティティを問う映画としては永遠の名作。 その後何回も映画化・ドラマ化しているがそれは全くの別物である。 首都直下地震での丹波哲郎演じる総理の独白 列島最後の場面における小林桂樹演じる田所博士の叫び そして渡老人の「何もせん方がええ」 一生突き刺さる名セリフの連続に脚本家・橋本忍の凄さ炸裂なのです。 10歳の時に観てから50年、自身に問い続けている映画。 だから書いてます (笑) だからすべての日本人に観て欲し

          12月5日 映画「日本沈没(1973)」

          ミャンマー応援エリアから

          行ってきました。日本代表ワールドカップの初戦 アジア二次予選 相手はミャンマー代表です。 この試合を応援に来るミャンマーの人はどれくらいいるのだろう。そして、どんな雰囲気で試合を観るのだろう それを確かめたくて行った、久しぶりの日本代表戦。 買ったチケットは、アウェーエリア。 でも しかし 出会えたミャンマーの人は 残念ながら ひとりもいませんでした。 いやただ ひとり ミャンマー国歌の演奏の終盤 後ろを振り返ると ミャンマー人か日本人かは判りませんが ミャンマーの

          ミャンマー応援エリアから

          ワールドカップ・アジア二次予選

          「FIFAワールドカップ26アジア2次予選」の日本代表メンバーが発表されました。ワールドカップがまた始まるんやなぁという、なにか胸のときめきのようなものはやはり隠せない。 ただ同時に、もっとシンプルに試合だけにフォーカスできる状況だったらもっと良かったのに・・・、という、複雑な思いも同時に沸いてきて残念な気持ちになっています。 今、SNSを開くと殺戮と戦闘の映像が飛び込んで来る世界の現実。それは一つの国や地域に留まらず世界中の各地で起こり拡がり続けています。その影響は当事

          ワールドカップ・アジア二次予選

          寄付

          実はわたくし、オンラインサロンなるものに参加しておりまして、そのサロンで行われるイベントになんか書いてと頼まれて書いたテキストをせっかくやからnoteにもアップさせていただこうと思います。 テーマは寄付でして 私の今行っている寄付について紹介させていただきました。ま、ここでも。もしみなさんの寄付への関心に少しでもお役に立てれば幸いです。 わたくしの支援先ー定額支援(マンスリーサポート)先 ①テラ・ルネッサンス https://www.terra-r.jp/ ②love.

          谷村新司「群青」と「連合艦隊」

          谷村新司さんを思ってて聴きたくなった「群青」 「群青」と言えば「連合艦隊」 そうしたらこのような動画がアップされてたので懐かしく観ました 凄い豪華な出演陣やなと改めてびっくり そして皆さんいなくなったなぁとしんみり 特に財津一郎さんの姿には改めて合掌。 当時高校生。戦記好きな私は早々に前売り券買って観に行った。 松林宗恵監督自身の戦争映画の集大成。 ただ真珠湾から大和の沖縄水上特攻までの太平洋海戦史を2時間半の大作とは言え一本の映画にしちゃうと少し薄味に感じました

          谷村新司「群青」と「連合艦隊」

          100年前そして今....映画「福田村事件」

           ドキュメンタリー映画は「今」を切り取り、その作家の伝えたいメッセージをリアルな現実として私たちは受け取ることになる。そのドキュメンタリーを撮り続けていた監督が劇映画として撮るために選んだのが今から100年前に関東の村で起こった殺人事件。「福田村事件」である。この映画のタイトルを初めて見て「ああ、あの事件か」と知っていた日本人は、果たして何人いただろう。私は知らなかった。  その事件は関東大震災の6日後に起こった。関東大震災の黒歴史として今も取り上げられる流言飛語を発端とす

          100年前そして今....映画「福田村事件」

          日本サッカーと共にこの曲は永遠に生き続ける。

          ありがとう教授、坂本龍一 合掌

          日本サッカーと共にこの曲は永遠に生き続ける。

          映画「サマーフィルムにのって」

          公開当時話題になってた作品。 でも映画好きの女子高生モノくらいしか前情報はなく鑑賞。 わお。時代劇かよ、座頭市かよ! 無理な設定を通り越した真っすぐな愛のエナジーが心地よい 女子高生が語る時代劇愛が心を切り裂く。 その語りの横で友人が読む小説が「時をかける少女」 そしてハインライン! なんだ個人的にド・ストライク! だけどどういう意味や? と思ってたら なんと なんと・・・なんと!!! いきなりSFジュブナイルな話に そして知らさられるデストピアな未来 主人公ならず

          映画「サマーフィルムにのって」