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沖縄と自分 1-太陽の子

高校の映画観賞会で観た(何年前よ!)
「太陽の子 てだのふあ」
原作は灰谷健次郎  監督は浦山桐郎
今思えば貴重なタッグだと思う。

沖縄にルーツを持つ神戸生まれの小学六年生の「ふうちゃん」
太陽の子(島言葉:てだのふあ)の様に明るい女の子が主人公。

お父さんには精神的な病があり、ある日自ら命を断つ。その背景を探すなかで、沖縄戦のことや神戸に住む沖縄の人たちの本土での立場や様々な歴史を知ることになって・・・

この映画で初めて沖縄と日本というものの関係やその歴史。琉球差別のことを初めて知り、心が揺れ動かされました。

その後、沖縄の歴史的出来事や日々伝ってくる現地のニュースに関心を持ち、沖縄を扱う映画を観たり音楽を聴きながら、ただの一度も沖縄に行くことはなく、今まで歳を重ねてきた。

6年前にやっと『太陽の子』ふうちゃんのお父さんの故郷・波照間島を訪れることはできたが沖縄本島にはまだ行けていない。

その理由は
沖縄と言えば青い海白いビーチに代表される観光地。ただ沖縄に観光で行くことに対するうしろめたさがどうしても消せなかった。

そんな自分に
今の沖縄を見たい感じなければと思わせる
そんな本との出会いがあった。

『はじめての沖縄』岸政彦


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