MIZUNOYA free school

年齢、障がい、立場を超えて学び合う教育の場づくりを。「自立する子育て」を基に『好きから…

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年齢、障がい、立場を超えて学び合う教育の場づくりを。「自立する子育て」を基に『好きからはじまる苦手克服』の教育実践。小学校教員15年経験、2014~新潟で学習塾&フリースクール「水野谷塾」開設。 出席扱い:村上市小中、村上中等教育、胎内市小、関川村中、新潟市中、沖縄県那覇市小

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ここでの投稿は自分の支援経験を体系化します!

不登校のお子様、学校に行っているお子様、受験勉強をしているお子様の指導をさせて頂いてます。 基本理念は「自立する子育て」。 でも、とても傷付いている子には繊細な対応が必要ですし、高い目標を掲げている受験生には時間との競争があるのでより効果的に分析的に行うことが必要です。 その時々に、具体策はどうあればいいのかをお示しできればと思います。そして、より多くのお子様や親御様が「楽しい」毎日を送られればと願っております💕 第1部「自立する子育て」 第2部「探究心」の育て方 第3部 

    • 「挑戦期」に向けて

      子どもが「そろそろ勉強しようかな」「~頃から学校行こうかな」と言ったならば、『挑戦期』へと移行の印! 『挑戦期』に入るまでは、子ども達の心はさなぎのような状態なので「これからどうするの?」という揺さぶるような言葉はかけない方がいいと思っています。しかし、次なる目標を口にしたら、心が少し硬くなった証拠。少し雑に扱っても大丈夫になりつつある(^^)/ じゃあ、「少し雑に扱ってもいい」とはどういうことか。 これまでは、とにかく ・先導、誘導、勧誘、助言はしない ・『後付けの言葉

      • 会話ができるようになったら…

        会話ができるようになったら、とにかく深掘り💕 お喋りの時間をとにかく広げる。 「凄いやん~」と喜んだり にやけたり、腹抱えて笑ったり、 中学生に戻ったように、たくさんたくさんお喋りする(^^♪ そして、「探究心」の育成! 第2部「探究心」を育てる|MIZUNOYA free school (note.com) 「よく気が付いたね」って言えば、その子の考えを肯定したことになる。 「がんばったね」って言えば、その子の努力を認めたことになる。 「素敵!」って言えば、その子の感性

        • 動けなかった子も…

          前回書いた「話すこともできない」「自分の意見を表現できない」「動けない」状態の子が、どうやって復帰していったのか。 前回の続きからいきますね。 そうやって動けなくなった子達っていうのは、かなり長い期間否定され続けてるんですね。ですから、ちょっとやそっとじゃ大人の事信じられないんですよね。だから、私の仕事は 『待つこと』。 前回書いたように自分の考えや思いを伝えて、あとは黙って寄り添う。 なるべく近くに居て 「大丈夫?」 って聞いて、だんだんその子の気持ちや状態が感じられるよ

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        ここでの投稿は自分の支援経験を体系化します!

          安心してね

          人は否定されることが多くなると、 「自分の考えは間違っているのかもしれない」 と思うようになり、自分の意見や考えを出すの止めようと考えるようになりますね。 そうすると、自分の気持ちを抑えるようになり、周囲に注意を払い、周囲にはどんな意見があるのかアンテナを張るようになり、自分の考えを持たなくなっていきますね。 そうやって、自分の心と考えに蓋をしてばかりいると、そもそも自分の気持ちや考えに気付かなくなっていく。 だから、フリースクールに来られるお子様で、酷く傷付いているお子様

          家の中で自由に過ごせるようになったら…

          部屋から自由に出られるようになり、会話も少しできるようになったら… めざすは「好き、嫌いが自由に言える」状態です。 この「好き、嫌いが自由に言える」状態が±0(プラマイゼロ)だと思ってください。 この状態が元気な証拠(^^)/ つまり、思っていることを堂々と言える状態にしたい訳です。 まずはそれをイメージしてくださいね。 自分の思っていることを堂々と言えるということは、否定されないということがとても重要です。 「いや、それは…」 は禁句ですよ(^^♪ とにかく、 「ふう

          家の中で自由に過ごせるようになったら…

          ここからがスタートだぜ!

          部屋から安定して出られるようになりましたか? お子様の安心を感じられるようになったら次に移りますよ(^^♪ 部屋から出て、すぐ、次に移ってはいけませんよ。 お子様の心を感じ取ってくださいね ♡ お子様が「居間」に安心を感じられるようになったら、行動を認めるとともに、「嬉しい」「感謝」の気持ちを伝えます。 ・ご飯を食べたんだね。嬉しいよ。 ・全部食べたね。嬉しいな。 ・片付けてくれたね。助かるよ。 ・洗ってくれたの?有難い! ・窓を開けといてくれたんだね。気が利く! ・拭いて

          ここからがスタートだぜ!

          部屋から出られるようになったら

          【部屋から出られない子】が部屋から出てきたら、 絶対にしてはいけないこと。 ・提案、促し、催促はしない。  ✖「お風呂に入ったら?」  ✖「ご飯食べたら?」  ✖「挨拶くらいしたら?」  ✖「返事くらいしたら?」  ・嬉しそうにしない。  ✖とびっきりの笑顔  ✖大きな声  ✖喜びの声 やった方がいい事 ・心配する気持ち、共感が伝わること  〇「お腹空いたでしょ。机にご飯あるよ」  〇「冷蔵にあるご飯食べていいからね」 ・穏やかな雰囲気を出す(#^^#)  アニメのキャラク

          部屋から出られるようになったら

          第3部不登校支援

          ここからは「不登校支援」について書いていきたいと思います(^^)/ 子ども達を見る時の根底理論は一貫して「寄り添う」なのですが、子ども達の状況や心情によって対応の仕方は変化する。 「不登校」にまでなった子ども達はとても苦しんでいます。 嫌なこと、辛いことは一つではない。 たくさん、たくさん積み重なって、もうどうしようもなくなってしまった。そんな感じ。 だから、私にとってはやっぱり特別。 元気な子ども達とは違った繊細な対応をしています。 じゃあ、どんな風に特別なのか。 前回、

          第3部不登校支援

          「探究心」への道のり ♪

          どうですか? だんだん「探究心」への道のりがイメージできてきましたか? 「探究心」育成への道のりは、たくさんの子ども達を見ているような状況でなければ遠い道のりに感じることと思います。 先が見えず、自分のやっていることが本当に結果をもたらすのか不安になることと思います。 信じるしかありません。 子どもの力を信じるしかありません。 「探究心」が育っていく道のりをイメージして、信じるしかないんです。 第2部「探究心」を育てる|MIZUNOYA free school (note.c

          「探究心」への道のり ♪

          「探究心」は身近なことから繋がっていく

          子どもたちの「探究心」を育てるには、 子どもの心の動きを捉えることが大切💕 子ども達はどんなことに心が動いているのか…。 「きれいだな」「おもしろいな」「何か気になるな」… そして、それを言語化して伝えたり、聞いたりして、言葉にして共有する。 それが価値付けとなり、自分がおもしろいと思ったことが価値のある事だと気付き、安心して追求できる。 それが「探究心」を育てる…。 だから、子どもがやっている一見 ・ダサい ・汚い ・非効率 と思えることでも、「否定」しないでよく観察し、

          「探究心」は身近なことから繋がっていく

          えっ!そんなことも?

          「探究心」を摘んでしまう行為、第2弾! 今回はお勉強の場面についてお伝えしますね。 小学1年生の時に、指を使って計算する場面があるじゃないですか。 それを見つけたらどうしますか? 「えっ!まだ、指使ってんの?」 それは言ってはいけませぬ~(#^^#) 子どもの自尊心を傷つけてしまいます。 「え~、指使ってんの?恥ずかし~」 最悪ですう~(´;ω;`)ウッ… この時点で、子どもは ・自分のすること、考えることは人に劣っている ・周囲と比較して恥ずかしい存在 と感じてしまって

          えっ!そんなことも?

          「探究心」摘んでますよ(´;ω;`)

          子どもって、「なんでそんなとこにこだわるの?」と思う時ありません? 小石集め、消しゴムのかす集め、鉛筆ものすごく小さくまで削って使うとか… 大人からすると汚いじゃん、イケてないじゃん、恥ずかしいよ…そう感じる瞬間。 そんな時に 「それ、単なる石じゃん」「それはゴミでしょ~💦」「捨てなよ~」 「汚いよ~」 そういった言葉をかけて、子どもの感覚を否定し、行動の修正をさせると、 子どもは 『自分の感覚は間違っているんだ』 という自分の感覚、行動に対して規制をかけていきます。 『周

          「探究心」摘んでますよ(´;ω;`)

          だから一人残らず学校、社会復帰していく

          弊塾ご利用の子は、フリースクールに通ってくる子はもちろん、オンラインフリースクールの子も学校へ復帰していく。 そこには、ご家庭での言語環境のご協力がある。 学校に通っている元気な子は、親御さんにご協力いただかなくても ・勉強するようになり ・支援級が外れ、 ・学力が上がり ・進学していく。 しかし、心と体に大きな打撃を受けた子ども達はそうはいかない。 お家の方に「自立する子育て」をご理解いただき、ご家庭でも実践していただく。そうやって、言語環境を整えることが重要。 というよ

          だから一人残らず学校、社会復帰していく

          第2部「探究心」を育てる

          誰しも、ご自分のお子さんが「探究心」のある人になって欲しいと思っているじゃないですか(#^^#) では、「探究心」のある人とはどういう人なのか。 ・自ら行動できる ・自ら問いを持つことができる ・問いに対して仮説を立て、調査や実験ができる ということではないかと思うんですね。 で、 ・その調査、実験結果に対して、考察し自分なりの結論を出すことができる ・考察から次の問いを持つことができる という域まで達することができれば、 みずから「探究し続ける」自然サイクルの発動ですね

          第2部「探究心」を育てる

          中学生期にすること~('◇')ゞ

          「中学生期」は半分大人への道のりですね ♡ 選択権を譲り(自由を与え)、その結果については口出しをしない(子ども自身が責任を負う)。 イメージとしてはお金がかかることに関してはまだまだ任せるというのはできませんが(自分で稼いでいないから)、学校や友達に関することはほとんど任せる。 では、やることは? 友達みたいに対等な感じに接するといいと思います(^^)/ 「人生はこっちの道とあっちの道があるけど、君はどっちを選択するの?」「こっちの道のメリットとデメリットは…あっちの道

          中学生期にすること~('◇')ゞ