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えっ!そんなことも?

「探究心」を摘んでしまう行為、第2弾!
今回はお勉強の場面についてお伝えしますね。
小学1年生の時に、指を使って計算する場面があるじゃないですか。
それを見つけたらどうしますか?

「えっ!まだ、指使ってんの?」
それは言ってはいけませぬ~(#^^#)
子どもの自尊心を傷つけてしまいます。
「え~、指使ってんの?恥ずかし~」
最悪ですう~(´;ω;`)ウッ…

この時点で、子どもは
・自分のすること、考えることは人に劣っている
・周囲と比較して恥ずかしい存在
と感じてしまって、自分の思いを肯定できなくなり、自分の内から起こる感情、考えを否定するようになります。そして、目が外に向くようになり、『周りはどうしているんだろう』
と周囲のことばかり気になっていきます。
そうすると、子どもは自分の心の声が聞こえなくなっていきます。

前回の「小石の原理」と同じで、とにかく否定しないんです(^^♪
今回は触れない。
黙って見ている。
なぜなら、「指を使って計算をする」というのは確かに褒められる行動ではないですよね。できれば指を使わないで暗算できるようになるといい。
自立する子育ての原理では、
『やって欲しくないことはスルーする』
でしたね。
だから何も言わないでスルーする。
子どもだって気付くんです。
友達や先生に
「まだ、指使ってんの?」
なんてどうせ言われるんです。
だから、指を使うことが幼稚なやり方であることは子どもだって感じてくる。そこで、子どもは焦るんです。
「やばい💦俺は、ダサい」
焦れば焦るほどテンパってうまくできない。
その気持ち、分かりますよね(#^^#)
そんな時に、
「大丈夫。どんな時も、私はあなたの味方だよ」
という感じで黙ってそばで温かく見守ってくれる人が居たらどうですか?
そう、
「頑張りたい!」って気持ちが起こるんです。

そうすると、本人なりに工夫するんですよ。
手を机の下に隠して、見ないようにして感覚を研ぎ澄ませるとか、繰り上がりのある難しいのはできないけど、簡単な暗算くらいなら指使わないで頑張るぞとか。

そういう、本人なりに
・試行錯誤する
・五感を使う
・思考と感情を使う
こと自体に、「探究心」を伸ばす工程が入っている。
だから、早く暗算ができるかできないかという結果だけに価値がある訳じゃない。

高速で移動すると、早く着くけど周囲の景色は見えなくなりますよね。
ゆっくり散歩するといつもは気付かなかったものがある事に気付く。
子育ても、早さ、できるにこだわると、その子にしかできない能力を見失います。
子どもは、周囲に認められない力を能力だとは思わない。
だから、その子を能力を伸ばすには、
一人でいいからその子のよさを認める人が必要なのです(^^)/

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