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生まれてこの方一度も『合コン』とやらに行ったことがない。

昨日の記事も、実は酒をちびちび飲みながら書いていた。酒を入れているときはいつもよりも二倍ぐらいの速さでタイピングができるから、気分良く記事を書けるのだ。あらかた記事を書き終えて、おつまみのサラミを一口頬張ってた時、私はふと思った。

そういえば俺、大学生活で一回も合コンらしきものに参加したことがねぇな

と。

パーティーはある。サークル内での飲み会もある。友達の家で飲んだこともあるし、何なら家に招いたことだってある。でもそれらは合コンとは言えない。男女が同数で集まってテーブルを囲みながら飯食って酒飲んで猥談してゲームする、みたいな飲み会が今の今まで一回もあったことがない。

まあそれは、環境のせいという考え方もできる。そもそも芸大自体が変人の巣窟だから、普通の大学生がやるようなことにはなかなか走らない。私も多分に漏れず変な奴とばかりつるんでる変な奴だったし。それに、男どもと一緒に過ごすことがそもそも無かった。誰彼構わずつるむと疲れるので、意図的に友達付き合いを減らしておひとりさまを謳歌していたのだ。それだけに、男からそういうコンパに誘われることは皆無だったわけだ。

はい。そうです。お察しの通り、瑞野はぼっち大学生でした。ぼっちでクソ真面目で地味でした。浮いた話ひとつない4年間でした。でも後悔してません。それは今は置いておこう。

あるいは、社会の中での”出会い方”が変わったという考え方もある。最近はなにもわざわざ呑み屋に行かなくたって、SNSで異性と知り合うことができる。マッチングサービスだってある。めんどくさい前振りをすっ飛ばして異性と二人で会うことだってできる。スピード重視の世の中になったから、合コンは減って当たり前なんじゃないだろうか。それに、こういうご時世だから会食すら堂々とはできないしね。

大学を舞台にしたラブストーリーの出会い方ったら

・合コン
・バイト
・サークル


のどれかと相場が決まってる。でも今後、合コンやお持ち帰りなんてのは、もしかしたらドラマや映画の中でしか見ることができない文化になっちゃうかもしれない。あ、お持ち帰りはまだ残りそうだけど。そしてその代わりに、スマートフォンという小さい画面の中から始まっていく恋愛っていうのが今以上にもっとメジャーになっていくんだろうなとは勝手に予想している。っていうか、既にそうかもね。

だから、もっとそういう流れを読んで、ネット恋愛に社会が寛容になってくれたらもっといいなぁと個人的には思う。別に不貞行為とかそういう人として許しちゃいけない問題にまで寛容になれとは言わない。ただ、SNSを通じて出会ったんだ~とか、マッチングアプリで出会ったんだ~って人に話すと、理解してくれる人が一定数いる一方でどうしても好奇心や偏見の対象にしてしまう人も居たりする。

だから馴れ初めをあけすけに話せないカップルだって絶対たくさん居ると思う。そのことに、瑞野は違和感を常々感じていた。新しい生活様式じゃないけど、「新しい恋愛様式」にも世間がオープンになって、どんな出会い方であっても一緒に生きていくという選択をした人には手放しで祝福できるようなそんな優しい未来になってくれたら嬉しいな。

あ、すいませんが今日はオチなしです。



おしまい。



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