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「24時間テレビ」って存在しない方がいいんだよねっていう話。

【この記事は24時間テレビの趣旨や目標を批判・否定するような意図は一切ありません。歴史的背景などを加味したうえで、瑞野自身の24時間テレビに対する「想い」を書き連ねた、個人的見解であることをご理解ください。】

こんばんは。
黄色いTシャツは(おそらく)似合わない、瑞野蒼人です。

いやいやいや、今年もやってますねー。
愛と募金で地球を救うアレ。

今年はスペシャルドラマが面白そうなのと、あと深夜に有吉の壁スペシャルがあるので、そこだけ見ようと思います。で、見るからにはちょっとぐらい募金したいなーっていうことで、私もほんの少額(財布の小銭入れに溜まった1円~10円ぐらい)ですけど、近所のスーパーにある黄色い募金箱に入れました。最低限の仁義として。


でも、ちょっと考えてみてください。

24時間テレビって、
本当は存在しない方がいい番組なんですよ。


いや、番組内容が批判されがちだからとか、ジャニーズのごり押しが酷いからとか、そういう理由では決してなくて。歴史に裏付けされた理由がちゃんとあるんです。ちょいと聞いていってやってください。


で、その話をする前に。
簡単に24時間テレビの歴史を振り返りましょう。

「24時間テレビ 愛は地球を救う」は、障害者に対する理解や知識がまだ薄かった1978年に、「寝たきり老人に巡回お風呂カーと電動車いすを届ける」という目標を掲げてスタートしました。(ちなみに、初回の募金総額はおよそ11億円。2011年まで最高記録を守り続けました)

一時は視聴率低迷・募金低迷を理由に存続の危機に立っていましたが、1992年の放送回を境に現在のような「楽しみながらチャリティーを考える」という要素を加味した内容となっていきます。

24時間テレビ豆知識コーナー
・ジャニーズ系の初代チャリティ
パーソナリティーは1995年のSMAP。
・お馴染みのメイン会場・九段下の日本武道館が
 使われ出したのは放送3回目から。
・マラソンは1992年、間寛平さんの発案でスタート。
・あの名曲「サライ」も、1992年に誕生しました。

24時間テレビは要するに、障害者に対する理解を深めると同時に、「きょう1日だけはちょっと真面目に考えてみようじゃないか」というきっかけ作りのためにスタートしたわけです。そして、コロナでも絶えることなく44年脈々と続いてきたのです。


でも、これを裏返して考えればですよ。

欽ちゃんと大竹しのぶさんが24時間テレビを初めてやりきってから44年。そう、「44年経ってもこの番組が必要とされる社会」が未だに継続されている。このことが一番の問題だと思うんです。

だから、わざわざジャニーズのアイドルさんをキャスティングしたり、日テレ発でブレイクした芸人さんとか女優さんを呼んだり、そんな事しなくても私たちが善意をいつも何気な~く届けることができる社会になれば、必然的に24時間テレビなんて消滅するんですよ。「偽善」とか「感動ポルノ」っていう批判があるのも理解はできますが、それ以上に行動しない人や現実に直面できない人が社会にまだいるということが問題なのではないでしょうか。

もちろん、24時間テレビの募金は障害者支援だけではなく、日本中で起きる災害などへの義援金にも当てられますから、別の側面から見れば、24時間テレビは存在意義を発揮しているとも考えられます。なので、必ずしもすぐに無くなるべきではないです。でも、何気ない毎日の中で、自分にできる範囲で、困ってる人への支援ができれば、24時間テレビなんていらない社会になるんじゃないかなぁって思ってます。


まあ、偽善でもいいからやってみましょうや。

黄色い募金箱に1円入れるだけでもいいし。
コンビニの募金箱でもいいし。
スケールが大きいものなら
献血とか、骨髄バンクとか、いろいろ。


で。言い出しっぺの私がなにもしないのもアレなので、善意を届けるための一歩をここで宣言したいと思います。この夏休み中に、初めての献血に行こうと思います!もし血抜いてぶっ倒れて更新止まってたらすんません。

というわけで、偽善でもいいじゃない。
やってみましょうや!というお話でした。
駄文失礼しました。



おしまい。



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