九条水音

『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』に救われて以来、女児向けを中心としてキッズアニメを中心に見ているアイドル。女児向けアーケードゲームが好きなので定点観測しております。連絡先はmizune.moon.sounds@gmail.comです。

九条水音

『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』に救われて以来、女児向けを中心としてキッズアニメを中心に見ているアイドル。女児向けアーケードゲームが好きなので定点観測しております。連絡先はmizune.moon.sounds@gmail.comです。

マガジン

最近の記事

『ウマ娘』リーグオブヒーローズ反省会2024年11月編

『ウマ娘プリティーダービー』で新育成シナリオが実装されてから一ヶ月が過ぎた。 「メカウマ娘」というトンチキ極まりない単語が踊るタイトルを見た時はどうなることかと思ったが、科学技術の発展による救済の話でもあり、それらが救ってきた現在の話でもあり……と、骨子は『ウマ娘』らしくて素晴らしいシナリオだった。 内容面では独特の立ち回りを要求してくる中長距離向けの育成シナリオで、時間がかかったものの、一ヶ月も過ぎれば狙った方向の育成が出来るようになってきた。 そんな中長距離の育成に慣れ

    • 『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第九話 「11人のLiella!で挑むラブライブ!」の始まり

      『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Seasonも9話までやってきた。 八話まで使って描かれた「スクールアイドル部VS新スクールアイドル部」ではウィーン・マルガレーテと鬼塚冬毬の精神的な成長とスクールアイドルへの理解、そして三年生達の進路を通じて「夢のその先」が描かれていたが、9話からは11人となったLiella!のラブライブ!への挑戦の物語が展開されていくようだ。 その嚆矢となる9話ではウィーン・マルガレーテを主軸として、彼女がLiella!になり、そしてLiella

      • 2025年のプリキュアのタイトルが発表された。

        「来年放送予定」となる作品の発表が続くと「今年も終わりが近づいている」ということを嫌でも意識させられる。 『ひみつのアイプリ』も先日のライブで二期の展開が発表されており、「一期をどのように終わらせるのか」と共に二期の情報公開を楽しみにしているのだが、そんな最中に次のプリキュアのタイトルが発表された。 次のプリキュアは『キミとアイドルプリキュア♪』だという。 このニュースを聞いた時に心に湧いたのは「ついにやるのか」という驚きだった。だってアイドルだよ? アイドルをやること、それ

        • 『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第八話 「11人のLiella!」への血の通わせ方

          ラブライブ!シリーズは大体8話で一つのクライマックスを迎える。 これはシリーズ一作目の『ラブライブ!』から受け継がれる伝統のようなもので、『ラブライブ!サンシャイン!!』もそうだったし、『ラブライブ!スーパースター!!』も1st SeasonではLiella!の結成が描かれたし、2nd Seasonでは「この街のスクールアイドル」になるまでが描かれた。 3rd Seasonでもその点は踏襲されたようで、8話では「ラブライブ!への出場権を賭けて、トマカノーテとLiella!が戦

        • 『ウマ娘』リーグオブヒーローズ反省会2024年11月編

        • 『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第九話 「11人のLiella!で挑むラブライブ!」の始まり

        • 2025年のプリキュアのタイトルが発表された。

        • 『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第八話 「11人のLiella!」への血の通わせ方

        マガジン

        • ウマ娘
          62本
        • ラブライブ!
          67本
        • トイボックス
          121本
        • ライブレポート
          53本
        • プリティーシリーズ
          74本
        • ゲームについて書いてみた
          21本

        記事

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第七話 真剣勝負に挑むことの意味

          ライブ遠征をしていたため視聴が出来ていなかった『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season7話をようやく視聴することが出来た。 上海で行った11人でのライブにより、Liella!とトマカノーテの中に一つになれば今以上の事ができる予感が芽生え始める中、ラブライブ!出場枠を賭けたLiella!とトマカノーテの戦いが始まる。校内にも「一つになる」という意見が生まれつつあるが、はたして8人と3人のスクールアイドル達はどうするのか……という、全体としては大きな動きを見せる前の

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第七話 真剣勝負に挑むことの意味

          「プリティーシリーズ Crossing Live 2024」は可能性の扉を開くライブだった。

          私がプリティーシリーズのライブ公演に足を運ぶようになったきっかけは、2015年の「プリパラ クリスマス☆ドリームライブ」だった。 シークレットゲストでファルルと紫京院ひびき様が登場したあのライブに感動し、以降は毎年末のシリーズ合同ライブだけは欠かさずに参加するようになった。 それから9年。あれからの時間はプリティーシリーズも「歴史ある」と言ってもいいほど長いシリーズとなり、作品数も増やし、登場するキャストはもっと増えた。 それにより今年のシリーズ合同ライブも『プリパラ』『キラ

          「プリティーシリーズ Crossing Live 2024」は可能性の扉を開くライブだった。

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第六話 過去の自分が憧れる自分に。

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season6話は、前話から引き続いて上海でのLiella!の活躍を描いたエピソードとなる。 大きな目玉としてはOP以外では見せてこなかった「11人でのライブ」。 トマカノーテとLiella!に分かれてしまったので、終盤までお預けになるかと思っていた11人ライブをここで披露するというのは「完成形」を意識させる意味でも効果的だったと思う。 楽曲をラスマス・フェイバーが担当していることや、舞台が上海であることなど国際色を感じさせるCGライ

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第六話 過去の自分が憧れる自分に。

          『モンスターハンターワイルズ』のβテストの話。

          先週末は『モンスターハンターワイルズ』のβテストに参加していた。 使用していたのはSteam。後にPS5とXbox Series Sの友人とのマルチプレイを小一時間ほどで、「こんな感じのゲームか」と理解できるところまでは何となくプレイできたんじゃないかと思う。 ただしプレイ時間の7割ぐらいはキャラクターメイクだった。 仕様を把握することよりもキャラクターメイクに費やした時間のほうが長く、実際の映像を確認して作り直したりしていた。 「βテストなんだからそこまでこだわらなくてもい

          『モンスターハンターワイルズ』のβテストの話。

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第五話 海外に「スクールアイドル」が存在する世界

          『ラブライブ!スーパースター!!』で驚いたのは初期メンバーに「中国からスクールアイドルをやるためにやってきた」という設定の唐可可がいたことだった。 『ラブライブ!』『ラブライブ!サンシャイン!!』が中国で高い人気を集めていることは知っていたので、「いつか初期メンバーで『中国からやってきた』という設定が来るのかもしれない」という予感はあったのだが、唐可可はそれが現実になったことを教えてくれたのだ。 あの時は「ついにこの日が来たのか」と思ったものだが、まさかそれから数年後に放送さ

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第五話 海外に「スクールアイドル」が存在する世界

          『ウマ娘』チャンピオンズミーティング反省会2024年10月編

          2024年の天皇賞・秋はドウデュースが勝利した。 それはまるで昨年天皇賞・秋を連覇し、ジャパンカップでターフを去ったイクイノックスに「お前のライバルは俺だ」という思いを届けるかのような逆襲の末脚っぷりは「日本の総大将」を名乗るに相応しい走りだった。 引退まで残り二走。 そのうち、一つはジャパンカップであることが発表されているが、本命として推したくなっている。レース後もカイバ完食で安心するわぁ。 そんな現実の競馬が見ているものを熱くする天皇賞・秋を見せていたが、『ウマ娘プリテ

          『ウマ娘』チャンピオンズミーティング反省会2024年10月編

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第四話 「姉だから見てきたもの」と「姉だから見せたいもの」

          2nd Seasonから直接的に繋がっているためか、『ラブライブ!スーパースター!!』の3rd Seasonは2nd Seasonを見ているほど面白くなるエピソードが多い。 二話においてウィーン・マルガレーテが、自分の過去の発言が今の自分を苦しめる展開を招いてしまったことを悔いたシーンなどは「2nd Seasonでのマルガレーテの過激な発言」を見ていればこそ「変わる兆候」に思えるシーンだった。 その他にも唐可可と平安名すみれなども要所で「2nd Seasonがあっての仕草」が

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第四話 「姉だから見てきたもの」と「姉だから見せたいもの」

          『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』は映画の姿をしていた。

          「凄い!映画をしている」 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会完結編第一章』を見ながら思ったのは、そういうことだった。 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会完結編第一章』とは、読んで字の如く『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の完結編として制作された物語群の第一章となる作品である。 ラブライブ!シリーズとしては他に例がない「スクールアイドルの祭典であるラブライブ!への出場を目指さない」「ユニット単位での活動もあるが、基本的には個人活動を中心とす

          『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』は映画の姿をしていた。

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第三話 「それがスクールアイドルだから」のための物語へ

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Seasonの三話が放送された。 言うまでもないことだが、面白かった。むしろ面白くないわけがないと言って良い。「メイ四季はすぐに二人きりの世界に入る」とか、過激発言がほとばしる唐可可とか、一話や二話ではどうしても控えめになってしまっていた澁谷かのんを除くLiella!八人の「いつもの描写」が心地よい。 その一方でしっかりLiella!の話も忘れられていない。 二話は澁谷かのんと新入生の先輩/後輩関係を主軸とした物語だとするのなら、三話

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第三話 「それがスクールアイドルだから」のための物語へ

          『プリパラ』好きは大プリパラ展に行け

          2024年7月に『プリパラ』が10周年を迎えた。 そんな『プリパラ』の10周年を記念した展覧会「大プリパラ展」が、8月より全国四箇所を巡業する形で開催されているが、東京都シプヤ→プクオカを経てようやく関西にやってきたので行ってきた。初日に。 本展覧会は「1000年後の未来からやってきたプリパラアイドルの「らぁるる」と共に展覧会を巡りながら現代のプリパラを伝える」をコンセプトにしている。 1000年後の未来ではとある事情でプリパラの歴史を記した資料が破棄されてしまっており、神

          『プリパラ』好きは大プリパラ展に行け

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第二話 「姉として」「先輩として」が見せた違う一面

          今まで物語の進行に合わせて進級するアイドルコンテンツがなかったわけではない。 『アイカツ!』も中学生から高校生になっているし、『プリパラ』では一期から二期になった際に真中らぁらは小学五年生から小学六年生となった したがって「進級する」というのは『ラブライブ!スーパースター!!』の特権ではないのだが、それでも『ラブライブ!スーパースター!!』の「進級する」という仕組みが魅力的なのは「ラブライブ!」というシリーズに共通するテーマである「限られた時間の中で精一杯輝く」という部分を強

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第二話 「姉として」「先輩として」が見せた違う一面

          『ワッチャプリマジ!』から『ひみつのアイプリ』までは「アニメの休止期間」でしかないという話

          「『ひみつのアイプリ』が放送開始されるまではプリティーシリーズは休止していた」と言われることがある。 確かにアニメ放送こそ2022年10月9日の『ワッチャプリマジ!』51話をもって放送終了し、2024年4月7日の『ひみつのアイプリ』放送開始までは休止期間であることは間違いない。 しかしながらシリーズとして休止していたわけではない。 「アニメが放送されていない期間があっただけ」であり、「プリティーシリーズ全体としては、従来とさほど大きく変わらずに展開され続けていた」とする方が妥

          『ワッチャプリマジ!』から『ひみつのアイプリ』までは「アニメの休止期間」でしかないという話