九条水音

『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』に救われて以来、女児向けを中心としてキッズ…

九条水音

『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』に救われて以来、女児向けを中心としてキッズアニメを中心に見ているアイドル。女児向けアーケードゲームが好きなので定点観測しております。連絡先はmizune.moon.sounds@gmail.comです。

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10年の思い出を「プリパラフレンドシップメモリー」というライブに込めて。

『プリパラ』が10周年を迎えようとしている。 プリティーリズムシリーズからバトンを受け継いで2014年より展開を開始した作品が10年目という一つの節目を迎えようとしている事実に喜びと時の流れを感じてしまう。 続編として『アイドルタイム・プリパラ』が制作され、後継作となる『キラッとプリ☆チャン』や『ワッチャプリマジ!』が展開されてからも年末のシリーズ合同ライブへの出演は続いていたし、ユニット単独イベントも開催されていた。 スピンオフ作品として男子プリパラアイドルの「WITH」に

    • アニメ『アイドルマスターシャイニーカラーズ』を見た。難しい作品だった。

      事情があって、アニメの『アイドルマスターシャイニーカラーズ』を見た。なるほど。これは確かに言語化しにくい作品だな、と思った。 『アイドルマスターシャイニーカラーズ』を映像化する際にまんきゅう監督を始めとするアニメスタッフが目指した方向性は「実写的な画面/映像作り」なのだろう。 元々原作である『アイドルマスターシャイニーカラーズ』は「実在性=我々の現実と作品世界が地続きがある作品作りをしている」と語られる事が多い。 この日本のどこかに彼女達がいる街があるのかもしれない。 彼女達

      • 『ユニコーンオーバーロード』につける文句はない

        ヴァニラウェアの『ユニコーンオーバーロード』をクリアした。 プレイ時間は大体60時間ぐらいでトロフィーは全て回収済み。 評判がいいことと自分の誕生日プレゼントとしてプレイを開始したけれど、『原神』や『崩壊スターレイル』のことが若干疎かになるぐらいには熱中してプレイしてしまった。 最後の最後まで職業追加があるので飽きるところがなかったし、最高難易度も開放したからまだプレイできるかもしれない!と思っているが、まだやらなきゃいけないゲームは多いので一旦ここで辞めて、一旦感想を書いて

        • 『ウマ娘』マンスリーマッチについて

          『ウマ娘プリティーダービー』で3月に開催されていたマンスリーマッチ。 一ヶ月丸々使ったレースイベントというのは『ウマ娘』としては初の試みでしたが、終わってもまだ細かい話を書いていなかったので、満足点と不満点について書いておきます。備忘録です。 満足点:育成が楽これまで定期開催されてきたレースイベント「チャンピオンズミーティング」「リーグオブヒーローズ」は、どちらも「三人で一チーム」という競技設定上「勝負しようと思うのなら三人のウマ娘をそれなりに作り込まないと厳しい」というイ

        10年の思い出を「プリパラフレンドシップメモリー」というライブに込めて。

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          一ファンとしては「『ひみつのアイプリ』第一話は期待に応えるものだった」としたい。

          プリティーシリーズのアニメが復活する。 そのニュースを聞いたのは2023年のシリーズ合同ライブのことで、ライブ会場でその発表を見た私は思わず声を上げてしまったわけだが、あれから数ヶ月が過ぎてついにその「プリティーシリーズのアニメ展開再始動」となる作品『ひみつのアイプリ』が始まった。始まってしまった。 事前情報ではメインスタッフや制作会社は一新されていたのだが、『プリマジ!』で公募オーディションからのデビューを果たした藤寺美徳さんが主役を務める事やシリーズ定番キャラのめが姉ぇの

          一ファンとしては「『ひみつのアイプリ』第一話は期待に応えるものだった」としたい。

          『プリパラ』稼働終了によせて。

          2024年3月24日。 公式ショップのみでひっそりと稼働し続けていた『プリパラ』がついに稼働終了の日を迎えた。 稼働日数は……『プリパラ』の後継作である『キラッとプリ☆チャン』も同じ筐体だし、公式ショップでは『キラッとプリ☆チャン』や『プリ☆チャン』の後継作である『ワッチャプリマジ!』に移行してからも稼働していたから「連続3545日」という認識でいいんじゃないかと思う。 10年近い年月も続いていたことにびっくりする。同時に『プリパラ』に最初に触れた時に感動した時の事を思い出し

          『プリパラ』稼働終了によせて。

          誕生日プレゼントに色々もらったのでリスト化する。

          3月20日は私の誕生日でした。 毎年誕生日になると欲しいものリストを公開し、友人知人フォロワーから誕生日プレゼントをいただく。そしてお返しにいただいたものの感想をしっかりと書く、ということをやっているのですが、今年は結構な量をいただいたので、リスト化しておきたいと思います。 子安武人原作脚本のドラマCD「アリドロ」 中国茶&台湾烏龍茶 本:福永祐一「俯瞰する力」 ゲーム:DISCO ELYSIUM 写真集:タイトルホルダー写真集 もっと前へ ヤギ プラモデル:3

          誕生日プレゼントに色々もらったのでリスト化する。

          「ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND -NEW GATE-」四年目の始まりとなるライブで、特に良かったウマ娘の話をしたい。

          3月22日・23日の2日間にわたって『ウマ娘プリティーダービー』の5thイベント大阪公演『NEW GATE』が開催された。 昨年夏から続いてきたナンバリングイベントの最後を飾る公演であり、四年目の始まりとなるライブであり、ウマ娘のナンバリングでは初となる大阪でのライブ公演であることもあって、「まさかこの人がウマ娘のライブに来るとは!」と思っちゃうほど豪華なライブだった。 「関西でライブやるのにお前がいないのは納得できないぞ!」と言い続けてきたゴールドシップも「ゲスト出走」とい

          「ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND -NEW GATE-」四年目の始まりとなるライブで、特に良かったウマ娘の話をしたい。

          岡咲美保の1st アルバム「BLOOMING」を聞いた。安定した声の弾み方が良かった。

          岡咲美保の1stアルバム「BLOOMING」を聞いた。 岡咲美保の事を何も知らない……ということはない。 『アイドルマスターシャイニーカラーズ』とか、その他様々な仕事で拝見はさせてもらっているので、顔と名前と仕事はある程度頭に入っている。 歌についてもOPなどタイアップでは聞いているので、ある程度は理解しているのだが、1sアルバムを通して思ったのは「安定感が凄い」だった。 「歌声」よりもっと手前が「発声」の段階がかなりしっかりしている。 声質に癖がないので、そういう「基礎とな

          岡咲美保の1st アルバム「BLOOMING」を聞いた。安定した声の弾み方が良かった。

          『バンドリ!』Afterglowの「STAY GLOW」を聞いた。

          『バンドリ!』という作品について別に詳しいわけではない。 知っているのはブシロードが展開している「声優✕バンド」なマルチメディアプロジェクトで、近年はやたら攻めたストーリーをアニメで展開してたりするコンテンツで、『バンドリ!』に登場する双子の姉妹の誕生日が私と同じであることぐらい。 本腰を入れて理解しようと努めたのは、おそらく趣味の一環としてスマートフォン向けゲームの『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』を研究していた時期ぐらいだろう。アニメはまあそれなりに。 そんな私は言

          『バンドリ!』Afterglowの「STAY GLOW」を聞いた。

          子安武人が息子と楽曲制作した「new flavor」を聞いた。

          子安武人のミニアルバム「new flavor」を聞いている。 このミニアルバムは2023年の誕生日プレゼントにと頂戴したものなのだが、実は「欲しい」「興味がある」と言ったことから頂くことになった……という経緯がある。 何が興味がそそられたのかというと「子安の息子が制作に参加した楽曲を子安武人が歌う」ということだ。 父と息子(文字通り)!同じ声優(子安の息子こと、子安光樹も声優である)!同じ事務所の仲間(子安光樹は子安武人が代表を務める事務所の所属)!あと一緒にWEB番組もやっ

          子安武人が息子と楽曲制作した「new flavor」を聞いた。

          『フルメタル・パニック!family』を読んだ。楽しい読書体験だった。

          「趣味は読書」と言いつつも「趣味」から遠のいた読書を続けてきた。 最後に「趣味」で本を読んだのはいつの日だったか。 津原泰水の『ヒッキーヒッキーシェイク』の頃か?小川一水の『ツインスターランナウェイ』の頃か? それよりもずっと前か? その記憶の尾すらも掴む事ができなくなって久しいのだが、先日ある本を購入したので意地と努力と根性で完全な「趣味の読書」を行うことが出来た そのある本とは『フルメタル・パニック!family』。 我が思い出の作品である『フルメタル・パニック!』の続編

          『フルメタル・パニック!family』を読んだ。楽しい読書体験だった。

          『ウマ娘』チャンピオンズミーティング2024年2月反省会

          忘れていたわけではないのだ。 「今後何かに役立てそうだから『ウマ娘プリティーダービー』のチャンピオンズミーティングについて記録する」と決めていたのに、2月の記録をまだ作ってなかった事は決して忘れていたわけではない。書く気は常にあった。 それは嘘じゃない。単にUAFが面白すぎただけなのだ。 そんなわけで2月のチャンピオンズミーティングの反省会の時間を始めていきたい。 当たり前のことをやれば当たり前に勝つ阪神カップをモデルにした三年目最後のチャンピオンズミーティングを総括すると

          『ウマ娘』チャンピオンズミーティング2024年2月反省会

          『プラモ no ハナシ』が面白かった。

          いつも通りに日曜10時にテレビ東京系列を流していたら、『プラモ no ハナシ』という対談番組が始まった。 芸能人二人がプラモデルをテーマにした対談を行う番組で、今週放送の第一回は芸人・カズレーザーと俳優・本郷奏多がプラモデルについて語り合うという。 「ゾイドとガンプラが並べられている」という時点で、「ガンプラ以外も扱う……もしかして面白い番組なのか?」という予感はしていたのだが、その予感は的中していた。 『プラモ no ハナシ』はとんでもなく面白かったのだ。それも「趣味人が己

          『プラモ no ハナシ』が面白かった。

          『ウマ娘』ゲームで描かれるケイエスミラクルの危うさと、トレーナーの向き合い方が良かった。

          先日三周年を迎えた『ウマ娘プリティーダービー』で、ケイエスミラクルを引く事ができた。セレクトステップアップガチャで設定していたことから、ポロッと出てきただけなのだが、舞台組で未所持だったのがケイエスミラクルだけだったので素直に嬉しい。 またその育成シナリオは傑作では?」と聞いていたことも、ケイエスミラクルが引けて嬉しい理由の一つ。UAFの攻略の流れの中でようやく読むことが出来たのだが……結論から言えば、聞きしに勝る凄さだった。 ただ読んでいるだけなのに「助けてくれ」と声に出し

          『ウマ娘』ゲームで描かれるケイエスミラクルの危うさと、トレーナーの向き合い方が良かった。

          『ウマ娘』新三大文学の話をしたい。(追記:2024/2/29)

          『ウマ娘プリティーダービー』の面白さの一つに育成シナリオの面白さがあることはもはや言うまでもないことでしょう。 史実における競走馬達の伝説やエピソードを脚色して紡がれる「ウマ娘としての物語」。それらは時に胸を熱くさせ、時に愛おしさで胸を締めつけてくる。 そんな育成シナリオもウマ娘の魅力の一つなのですが、そんな育成シナリオの中でも「これはもう文学では?」と思えるような育成シナリオを持つウマ娘が何人か存在しております。 そんな文学のような育成シナリオを持つウマ娘について、過去に「

          『ウマ娘』新三大文学の話をしたい。(追記:2024/2/29)