lynnfukazawa

感じた事を残したり、猫との思い出に浸ったり。

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最近の記事

価値

自身にとって お金以上の価値のある物が この写真の中にある @zephyr_127 手紙、詩、デッサン 今回に関して言えば この僕の似顔絵 僕に向けて 贈られたそれは僕と @zephyr_127 で完結しているもので 僕にとってはとても 価値のある物 もっといえば その時に 僕を想って この絵を描いてくれた 僕の手を離れた所にある時間 想ってくれていた人が 何よりも尊く 価値のあるもの 形は無いから 無くなることもない 本当の意味で 誰かを想って 自ら生み出したものと

    • ray

      金木犀の香りが 一度途絶え 身体いっぱいに あの甘い空気を吸い込めるのは 来年になるのかと 少し寂しさを感じていた。 しかし 不安定な気候の中 出遅れた子達がいたのか 同じ公園の同じ場所 厳密には違う木々から あの甘い香りが漂ってきた。 彼女をそこへ案内したように また同じ場所へ彼女を案内する。 夕方のもうこれ以上明るくはならない 徐々に陽が沈んでいく時間帯 甘い香りが少し冷たい風に乗って 2人の間を通り過ぎていく 過ぎていく風と香りの中で

      • gradation

        青い君に憧れて 恋をしました ピンク色の君を 愛しています 青い所も変わらずあって 僕は変わらず 青い君にも恋をしています。 ピンク色には 日々変化する グラデーションがあります 日々違う君と 変わらない君 両方を愛しています 愛し続けれます。 これからも変わらず。

        • 均衡

          オレンジ色は似合わないの と彼女は言う。 彼女のファッションセンスは素晴らしい 服に愛されている そんな風に思うほど そんな彼女も オレンジ色を 自身に取り入れる事は 気が引けてしまうらしい 僕から見たら そんな風には決して思えないけれど。 10月某日 歩いていると漂う 金木犀の香り 近所の公園にも いい香りがする場所がある。 彼女をそこへと案内した。 緑色の木々に オレンジ色の 甘い金木犀の香りに 包まれる彼女の 踊った心を 隣で

          koi_humi

          恋に落ちる 突然起こる。 というのが自然だろう 恋に落ちに行く という感覚を覚えた 中々興味深いものだった 春が過ぎ去り 夏の手前 陽の光は強く でもそれは 優しく差し込む 花を買った彼女に会いに行く 昼に一度顔を合わせていたので 彼女の今日の服装もメイクも見ていた。 散りばめた星が優しく輝くブラウス 涼しげな色合いな花柄のスカート 春の名残か 桜色のメイクとソックス 切り揃えられたまえがみと三つ編み どれも彼女の心に宿る 少女らしさそ

          z_a_k_k_i

          その時動いた心を 生まれた詞を ここに残す 君に贈る その繰り返し ここはそういった場所だ。 ここ半年と少し 記憶を遡る 全てが温かく 完結した過去 その一日 その全て その刹那の全て 変えようが無い 代えようも無い 変える必要も無い 代える必要は無い 変えたく無い 代えたく無い 累積した時間と記憶 空間に刻んだ事実を 君が一緒になろうと 提案をしてくれた場所で 思い出す。 君と生きている時間を 君と過ごす時間を 大切にしていたい ただそれだけの話 夜空に浮かぶ満月と雲

          are you happy with me??

          幸せですか? と自分に問う度 涙が出てくる 何が幸せなのかなんて 定義づけするのは難しい それでも 君と 過ごす時間は 自分にとって 確かな 幸せなものなんだ 出るくる涙に嘘はない 君が僕だけを 僕の事を見てくれている 疑い無く その行いをその心を 君はみてくれている。 これ以上 何を望めばいいのだろうか 例え何があっても君の側にいる 僕はそう君に伝える。 その詞の中に 君に側にいて欲しいと 渇望している心がある 弱さだろうか 弱さも愛すと 君は言うのだろう 放つ言葉 流す涙

          are you happy with me??

          hito meguri

          甘く温かな季節が終わっていく。 気候は不安定ではあるけれど 厚地のコートを着る機会は もう殆ど無い。 夏に出会い 冬は二人で 暖めながら過ごした。 暖めたのは からだもそうだけれど こころも そして春を二人で待った。 待った甲斐があったと思える程に その細やかな季節を 存分に楽しんだ。 彼女は その季節との別れが どうも惜しいようだ。 気持ちもはとてもわかる。 側で、共に駆け抜けたからこそわかる。 二人で過ごした 最初の春は終わる。

          君ニ還ル

          素敵 美しい 可憐 とか他にも色々 形容詞 たくさんあって 詞にまとめて 君に贈る 贈るモノだと思っていたけれど ふと気がつく 還していたのかと 全て君に還っていくのかと 空の裂け目に見えた優しい光も 淡い青色の空も 空に近づこうと広がる桜も どれも君に贈りたいと思って 写真に残す そしてまた気がつく そのどれも 中に君がいた 日々と闘う姿の中にある 慈愛に満ちた優しさ 白い肌に淡い青をのせた君の美しさ 時折紅く染まる愛らしい頬

          君ニ還ル

          memento mori

          いつからか抱く憧憬 部屋の中、大切な人と 雨音を静かに聞く。 大切だと想う人に出会い 彼女とその時間を過ごしたいと思った。 天気予報では 彼女と次に会う日に それが叶う予定だった。 だったとある通り 天気は快晴だった。 つまり叶わなかった。 晴々しい予報は 必ずしも吉報とは限らない。 雨降りは、始まりの兆し 何かが起こる そんな気がしていた。 ある日 私と彼女は 古いパイン材の机の下で 身を寄せ合っていた。 机の下で身を寄せ合っていた事

          memento mori

          何って訳でもない話

          彼女が僕の事を 好きでいてくれる事 愛してくれる事 疑い無く その想いが 純度を保ったまたま 心に流れてくる事を感じる。 大した事じゃない 事細かく口にする事でもない そもそも彼女自身が その不安を 心の曇りを払ってくれる。 僕だけを見ていて欲しい。 意識や思考なんてものは 容易に変わる。 すぐに移ろう 人の気持ちなんてもの 信じたくても信じられないような そんな中で そんな世界で 彼女が僕を愛してくれていることは 疑いなく信じていら

          何って訳でもない話

          『循環』

          これは、僕の物語であって 僕の物語では無い。 何かの、誰かの物語に触発されて 僕が記す語りである。 (主義主張は最後尾に記す) 先ずは、僕の師と、その兄弟子の 9年間に渡る、服と人の物語だ。 兄弟子は師の店を、そしてこの土地を去る 違う土地で、来たる季節に服屋を出す為に。 偶然、2人がやりとりをしている場に 9年に渡る、2人の過去の物語と これからの、其々の未来の物語に 居合わせた 『循環』 その物語に、名前を付けるなら これだろう モノを売る

          お  て  が  み

          月が美しいと思えるのも やはりまいこちゃんのおかげだ。 命には終わりがある。 その儚さを憂い、時に悲しくもなる。 だからこそとそれを大切にしようと思える。 どこかで聞いたことのあるセリフだ。 大切にしたいと思える人が 見つかったからこそ 憂いの中に、尊さを見出せるのだろう。 言うまでも無く、あなた。 素敵な言葉、素敵なモノ 知っていたつもりだよ。 でもいままでは 形だけだったんだろうね。 言葉、モノの真価なんてのにはきっと気付いていなかったんだ。 まいこちゃんは、俺にとって

          お  て  が  み

          供養

          その選択は正解だったのだと思う。 彼女が望んだ事 抱きしめる事以外に 私が出来ること等 あの場において何一つ無かったのかもしれない。 しかし、心の内 祈るように紡いでいた言葉が あったので、ここに供養しようと思う。 よくある表現だ 男の子は泣いちゃいけない では女の子は? なんて問いかけはナンセンスだと知っている。 君は、女の子なんだ。 流れる涙の理由が 暖かいモノなのか 時に悲しさからくるモノなのか そんな事はどうだっていい。 強くある必要

          『一縷の光』

          人のために怒れる人間。 こういった人種は決して多いとは言えない。 実際に、私の今までの人生の中で 人のために怒られた人間に 出会ったことがあっただろうか。 記憶の限りでは、そういった人間の姿を 私は実際に見たことがなかった。 しかし、ここ最近 人のために怒れる人間を知った。 言うまでも無く、 ここで出す話題なのだかや それは彼女である。 心のある人間であると 勿論、知ってはいたが 私のために、怒りを振る姿を見たときは 正直なところ内心驚いた。

          『一縷の光』

          madeleine

          とあるカフェにて 僕は、マドレーヌを食べた。 角は無く、優しくい。 とても美味しかった。 しかし、鮮烈に記憶に残るような特徴は無い。 その代わり、このマドレーヌは とおる記憶を思い起こさせた。 生きてはいるが、対話はもう儘ならない 祖母との思い出だ。 2年前、東京へと経つ前の日 祖母に会いに行った。 虚ながらも僕の事を覚えて 言葉を交わしてくれた。 寂しかったのだろうか、涙を流していた。 釣られて僕も、涙を流した。 すぐ帰ってくるから大丈夫だよと