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供養


その選択は正解だったのだと思う。

彼女が望んだ事

抱きしめる事以外に

私が出来ること等

あの場において何一つ無かったのかもしれない。

しかし、心の内

祈るように紡いでいた言葉が

あったので、ここに供養しようと思う。

よくある表現だ

男の子は泣いちゃいけない

では女の子は?

なんて問いかけはナンセンスだと知っている。


君は、女の子なんだ。

流れる涙の理由が

暖かいモノなのか

時に悲しさからくるモノなのか

そんな事はどうだっていい。

強くある必要は何処にも無いんだよ。

ただ、強くあろうとする

君の姿は、間違い無く

凛々しく美しい。

その上で改めて、これを伝えたい。

君は、女の子なんだ。

理由も無く涙を流したっていいんだ

理由があって悲しくなるのは当たり前だ

そして、理由も無く悲しくなってしまう事

これは僕にもあるから。

抱いた感情は、その悲しみは

確かに君だけなモノではあるけれど

一人、抱える必要は無いんだよ。

人は思っているよりも個ではあるけれど

個、同士

その大きな群れの中で

僕と君は、とても近い所にいる。

抱き合っている、からだ2つ

近くに

心もそこに。

感覚も、近いって事

共有出来るって事

本当は知ってるでしょ?


君の全てを知っている訳では無い。

だからこそ知りたいと思う。

全てが不可能だとしても

純度は高く

深く君の事を理解したいんだ。

笑われるかもしれないけれど

そうしたいんだ。

だから、今日の

感情のお裾分けは

とても嬉しかったんだ。

抱きしめる事

求めてくれた事がとても嬉しかったんだ。

いつだって、抱きしめるから

キスだって

いつでもしていたいくらいだ。

求めてくれたら

君が僕の名前を

一声、呼んでくれれば

いつだってそこに行くから。

飛んでいくから。

大丈夫。

離れたりはしないから

呪いをもう一度、更新しておこうと思う。


あの瞬間、脳裏にあったが

選ばなかった、放たなかった言葉達。

だけど、君に伝えたかった

少しでも安心してくれたらと

願って、祈った言葉達。

君が見るであろう

この日記に記しておく。

受け取ってくれる事願う。



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