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亡き存在の想い

門の前で


手を合わせる


母の友人



一連の儀式も済み


静かな時




さりげなく


あいさつに




偶然にも


玄関を開け


ビックリした




これほどの


この御姿に


亡き母は


つき動かされた




上がっていただき


祭壇へ




お茶を差し上げたら


ふと


化粧ポーチ


母のまだ使っていなかった


ポーチを差し上げたくて


仕方がなくなった




渡したい


でもなぜ化粧ポーチ


差し上げて失礼のような



でも気になる




葛藤しているうちに


お帰りになってしまった




母の想いを


渡してあげなかった




何年経っても


ふと


思い出す







日々是好日