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もはや見慣れた光景。『〇〇のいるミーティング』:#53:フラット型組織になれるか!?〜デイサービスの挑戦〜

皆さんの参加する・主催するミーティングには、何がありますか?
誰がいますか?

部活やサークルだと、ホワイトボードと椅子があって、チームメイトや指導者がいて。

自治会だと、長机とパイプ椅子があって、見慣れた人がいて。

会社だと、モニターやスクリーンがあって、たまにテレビ会議用の機材があって、同僚先輩後輩がいて。

もはやミーティングは"脱男社会"

「クリエイティブな会議にしよう」
「アクションを抜け漏れなく挙げてみよう」
「お客様がいかに幸せな気持ちになるのかを考えてみよう」

と、

怖い顔で言われても、やる気になれんでしょ!!!

楽しくやろうよ!

うちの介護施設では、実務に関する情報共有から経営に関する数字の確認まで、すべて全スタッフに告知し(たまに忘れてしまうけど・・・)、行なっています。

そんなスタッフミーティングを、1年前くらいから大きく変化させました。

ミーティングに子供がいます。

それも、遠慮なく走り回っています。

・楽しくミーティングなんてやっても結果に結びつかない
・子供がいると邪魔
・やかましいとミーティングにならない

そんなものは、保守的にしか考えられない”人間様”の思い込みです。

実際に、この形態に変えてから、スタッフからの不満やトラブルなどが一切なくなりました。

子供が時走りながら、適度に邪魔しつつ、にこやかにミーティングをした方が、普段は考えもつかないようなアイデアや解決方法が出てくるし、

何より、

「言いづらいんですけど・・・」
「こんなことミーティングの場で言うことじゃないんですけど・・・」

といった、

普段は言えない意見や、今まで言いづらかった意見がバンバン出るようになりました。

そして、みんなで一斉に寄り添ってあげるのです。

「働きやすい職場」で働いているわけでは必ずしもなく、

「自分たちで働きやすい職場を作っている」のです。



全員が有用性に納得している。

といった、ミーティングの形態の変化を、

「これがいいんだから、こうしろ!」

とトップダウン的にやっても納得感は得られません。

「子供がいて、でも、ミーティングにも出たくて・・・」

”じゃあ、お子さん連れてきてもいいですよ!”

「ほんとですか!嬉しい!」

参加している他のスタッフも、

子供を理由にミーティングに出てもらえなかった仲間が来て安心してくれています。

今までは、なんとなく「ルールを決める側」と「ルールに従う側」になっていたのが、

みんなが自分たちで自分たちのルールや環境を作ることができています。

子連れミーティングを始めてから、ママさんはもちろん、むしろそうではいスタッフから嬉しい声が届いたことは予期せぬ効果でした。


もはや"遊び場"

そんなこんなで、

僕たちの「会議室」は、「遊び場」へと変貌を遂げようとしています。

ちなみにですが、文化人類学で言うところの「冗談関係」は、親や親戚ではない「親しい大人」と交流することで育まれ、その後の人生にいい影響を与えている、という研究もあります。

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(こっちから撮ると、真剣な会議だけど・・・)

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(同僚の娘を膝に座らせてミーティング。素晴らしい。。。)

楽しく遊びながら、ママの”かっこいい姿”を見ながら、優しいお姉ちゃん達に会える。

「うちの子は、ここに来るの楽しいみたいですよ〜」
「うちも、うちも!」

そんな声を聞くたびに嬉しくなります。


<終わり>


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