失敗、学び、経験(vol 249)
失敗、学び、経験
あることを試して、上手くいかなかった時、
その出来事をどういった単語で表現するかで受け止め方が変わります。
仕事を離れた時、家族や友人と話をする時、上手くいかなかったことを
「いい経験だったんだよ」
「ちょっと高い授業料だったね」
「ま、次はきっと上手くいくよ」
と、「失敗」という単語をあまり使いません。
ところが、
仕事の話になると、「失敗」「Fail」の単語が頻出。 なんで?
部下の育成で「『失敗』を回避するため」の指導の議論が進みます。
失敗させないためを理由にマイクロマネジメントが始まります。
それって、
失敗を回避させるため?
というより、
思い通りに動かしたい、
だけなんじゃない?。(私もまだまだこのタイプなんだろうな〜😅)
失敗を悪いことと捉えるから、回避を考える。
確かに、なんらかの損失は発生するかもしれないけれど、
失敗を「学びの機会」「いい経験」と言い換えたら、
失敗の回避は果たして「いいこと」?
「学びの機会を奪う」
「いい経験ができないまま成長する」
良かれと思って行う指導は本当にそうか?
失敗する権利、機会の提供を考えてみる。
(致命的でなければ、ですが)
そんな指導方法があってもいいんじゃない?
「任せてみたら、ええんちゃうの」
「ちょっとくらい、痛い目みるんも経験やで」
そんなノリを仕事に持ち込んでも、それこそ「ええんちゃうの?」
部下の指導のスタンス、「指導と誘導 vs 権限委譲」
至る所で葛藤が生まれます。
自転車に初めて乗れる様になった頃
スピード出しすぎて、自分でブレーキかける力が弱すぎて
ガッシャーン
足を擦りむいた経験があるはず。
この経験があるから、トラックにぶつからない様に気をつける。
部下に失敗する権利を認めて、学ぶ機会を確保するのは、
マネジャーの小さな勇気と覚悟です。
2023年の最初のnote発信、
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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