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想い徒然(言の葉 彩々)/創作 時々リアル

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このひとひらにありったけの想いをこめて、 拙い言葉を綴りました。 小説であったりドラマであったり 時々リアルな、 その時感じたままを.。.:*♡とりどりに。 ★17歳から書き溜め…
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2019年11月の記事一覧

始まりのない恋

始まりのない恋

夢から醒めて 今ここで
始まってもない 想いを 終わらせる為に
心を破って血を吐くように 紡いだ言葉は…

長い 長い夢を見ました。そう、あれは きっと 夢

そして 夢から醒めて

あの 長い長い夢は どこへ行ったのだろう
と 思うほど 虚しさだけが 心いっぱいに漂っている

歩き出そうとすると 滑って転ぶのは
想いのカケラが 其処此処に転がっていて
足元が心許なくて

その度

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彼方へ

彼方へ

あの時の空を 覚えていますか

滑らかな湖面に落ちた雲の姿と

綾なす光の妙

しばし時の流れを止めて

と、願った日

さそり座火星期.。.:*♡

11/19 火星が「蠍座」に入座したとか。

蠍座火星期 11/19〜2020.1/3火星は「行動力や意欲 闘志を司る星」
蠍座は「並外れた情熱と集中力が持ち味」
蠍座には強い権力欲と変革力があると……聞いたんだけど。聞いただけ。

争いごと、敵対する出来事 等があった時、自他共に、行き過ぎた攻撃性には警戒するべし…って〜……何気にやや当たっているかも😓

此の期に及んで 無くした想いを探

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フと どこかに忘れて来たような想いのカケラ

昨日行った浜辺で見たよ。

波打ち際でキラキラ

それは まるで 生まれたての星のように

輝いていたんだ

僕の心の中にいる時には こんなに輝いていなかった。

僕は空を見上げた。

僕の心に あの明るい空が映ればいいなぁ

誰しもが、苦しみや悲しみ・喜び
良きも悪しきも一生分をひっ提げて生まれ来る

生きて この身に起こる全ての事は
誰のためでも 誰のせいでもなく、
己自身の この小さな心一つが引き受けて
捌かなければならないのだ と言う事

掛け替えのない人生とは、そう言う事なのか

…悟りか?

そっと…

そっと…

あなたが悲しみの中にいるのなら
かわりに そっと 涙を流しましょう

あなたが微笑みを忘れたならば
そっと その頰 くすぐりましょう

あなたがとても寂しい時は
いつでもそばで揺れましょう

いついつまでも 揺れましょう

たとえ あなたが 気づかなくても
それだけで 私の心は
とてもとても 温かくなる

「冬が 来るよ」‥‥
光がソッと 耳打ちするまで
このまま 静かに
揺れていたいのです

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秋 憐

秋 憐

秋憐 (しゅうれん)

仄白き 月にあらがい
風を惑わす 雅やかなる 彩葉の波

いにしえの 光と影を纏いつつ
夢の間を
ユラリとも 揺らせたもうな水鏡

心 しばし留めて 見渡せば
閑かなる 宵の抱擁

時にためらい 想いに愁い

密やかに 幻(ゆめ)追う如く
空(くう)に揺蕩う舞姿

栄華の姿 覆い尽くさんと
色褪せぬまま
広がる波紋に 術(すべ)もなく
儚さを 重ねて寄り添う

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★我が街/秋の夕暮れ

夏の焼け付くようなそれとは違う

少しの灯りたちと

遠い山並みのシルエット

赤児を優しく包むように

静けさを纏って

昏れ落ちるサビ色の空

少し肌に冷たい空気を 彩る刻

手のひらに コロコロ

思わず笑顔になれる

幸せな気持ち 一つと二つ

三つ目の幸せが はみ出て転げた 秋の宵

忘れたはずの二つの涙の跡を

三つ目の涙が通る

通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの細道じゃ…

Good-by 未練

Good-by 未練

いつものクセで フと目をやる携帯電話
鳴ることのない あなたからの着メロ
靴音探して 耳を澄ませば 無情な風がドアたたく

夜のとばりは容赦なく うつろな瞳に忍び込み
面影さえもかくれんぼ

想い出グルグル 回転木馬 未練タラリと 一筋 涙

眠れぬ夜は 星を数えて さまよう心
宥めすかして 抱きしめて 想い疲れて 夢の中

もう届かない せめて想いが燃え尽きるまで
しじまの海に 漂

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時

果てしなく 透明

とめどなく 無音

夜更け ひとり

追うのは 時計の針

思うのは あなたの仕草

窓をさす

通りすがりの ヘッドライト

焦がれる心に 容赦なく

爪先立ちで 時は過ぎ

想い手繰って ため息ひとつ

夜更け ひとり また想う

月が鏡に なるまいか

秋の夜長の 待ちぼうけ

ーーーーーーーーー
2005 作

秋彩奏(あきいろしらべ)

秋彩奏(あきいろしらべ)

夕去りて 星ひとつ
音もなく薄紅から紺青へ滑り込む

昏れまさる 宵に紛れ
羽衣の如 揺蕩う風の
秋彩奏(あきいろしらべ)の美しき

郷へと続く 月灯り
探して 辿る旅人に
ここぞ ここぞ と 枝先揺れて
行く宛て照らす標(しるべ)なり

紅く紅く なお紅く

今 始まりの
秋の刻往来(あきのときゆき)
いざ…

ーーー 2019.11.4撮ーーー
栃木県日光市 輪王寺紅葉🍁
P

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夕暮れて
名残りの紅透けて消え

静かに降り立つ闇の中
戸惑うように 秋月夜

家路を急ぐ村人の
フンワリと 淡き光の道しるべ

闇が想いをかき消すような
郷(さと)さえ遠き 旅人は
一夜一夜の草枕

しんと更けてく秋の宵

君が懐(かいな)に抱かれて
ゆるりユラユラ
夢の中

どんなに重い足取りでも
一歩前に出なければ進まない

どんなに遠い道程でも
進まなければ辿り着かない

この先に 何があるのか 知るために
そこから始まる 新たな道を見つけるために

私は ずっと 歩き続けている

遠いなぁ… って 呟きながら…