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心が焦げている(エッセイ)

心が焦げているような気がする。焦燥感というやつかもしれない。

焦燥感――思う通りにいかず焦ったりイライラするなど、気持ちの整理がつかず不安な状態になっているときに使うような言葉だ。

なんにでもなりたいと思うときがあった。

自分の年齢を若いと思う人がいれば、老いていると思う人もいる。

ある程度の年齢に到達すると、心が擦り切れるような感覚がする。

精神が消耗しているのかもしれない。

ある心理検査を受けたとき、自分は今も昔も変わらず孤独値が高かった――というか、マックスだった。

最近は人と話すことが多くなったような気がする。

だけど、それでも心は孤独を感じている。

なぜだろう……?

人は一人では生きていけない。

しかし、社会の中で生きていくには、どうしても他人と接しなければならない。

自分とは違う価値観を持つ人間と接するのは、とても疲れることだ。

だから、自分と異なる考えを持った人間が嫌いになる……のかもしれない。

それは自然な感情……なの、かな?

自分が正しいと思っていることを否定されると、なんとなく腹が立つ、のかもしれない。

でも、怒りに任せて相手を否定することは、よくないとは思う。

ただ、怒りを抑えられないときもある。

そんなときはどうすればいいのだろう……?

きっと、相手にしないのが一番いい方法だと思う。

でも、そうすることで、ますます相手がムキになったりすることもあるような……。

そういうときは、放っておくしかないのだろうか?

放っておくしかないな。

まあ、自分は自分のことを主張するタイミングが人間関係において、ほぼないのだけど。

そもそも、主張して、なにかが変わるのだろうか?

そう考えると、やっぱり、なにも言わないほうがいいのかな。

なにも言わなくても、相手の機嫌が悪くなることもあるし。

人と関わりたくないから、なるべく距離を置きたいのだが、世の中そんなに甘くない。

今日の天気は曇っている。

雨ほどにはないにしろ、少しだけ憂鬱だ。

昼になるときに晴れるといいな……。

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