三浦るぴん

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座右の銘は「無限兎を追う者は有限兎をも得ず」。 毎日お昼12時に小説やエッセイ、創作に関することなどを投稿しています! みなさまのご意見やご要望もお待ちしています! コメントやメッセージなどは、お気軽にお願いします! ※18禁の小説もありますので、お気をつけて……!

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  • きっと、この恋は永遠に実らない。

    新感覚ファクションラブコメ小説のマガジンです! よろしくお願いします!

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    三浦るぴんが書いた日記と雑記と報告とエッセイなどをまとめたマガジンです。三浦るぴんが日々、思ったことを書いたものが多いです。よろしくお願いします。

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    三浦るぴんがAIに質問して、その内容をまとめた記事のマガジンです。小説に関する内容の記事が多いです。よろしくお願いします。

  • 閉鎖の真冬

    三浦るぴんの実体験を元に書いた私小説です。よろしくお願いいたします。

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【お知らせ】このアカウントの方向性について(2024/01/03現在)

お疲れ様です。三浦るぴんです。 最近、AI記事の投稿が多くなってきました。 自分としては、自分の書いた文章で評価されることが一番いいことであるということをわかっているのですが、どうしてもAIが書いた記事で毎日投稿してしまう日々を繰り返してしまいます。 そこで、私は割り切ることにしました。 このnoteアカウントは毎日、記事を投稿するためのアカウントとして使うことを決めました。 まぁ、すでにやっていることですが、もう、なんでもアリです。 なんでもやります。 そうで

    • きっと、この恋は永遠に実らない。第27話「僕は世界をひとつにする」

        *  久地谷《くちたに》騎繁《きしげ》とは、かつて僕を奈落の底へ突き落した男の名前だ。  思い出せば思い出すほど碌な思い出がない。  僕は復讐するために、ここまで大がかりな仕掛けを考え抜いた。  僕自身が有名になることで彼の情報が、どこかで出てくると思ったんだ。  おそらく僕が住んでいたコーポ石畳の住人から久地谷《くちたに》騎繁《きしげ》が僕にしていたことの情報が流れたのだろう。  僕が芸能界をめざしていた理由は、久地谷《くちたに》騎繁《きしげ》という存在を有

      • きっと、この恋は永遠に実らない。第26話「始まる革命」

          * 『神憑《かみつき》武尊《たける》のプロフィールは……――』  ――外から僕のことを解説する声が聞こえる。  外から僕のプロフィールやら僕が危機に陥っている情報が音声として流れ出している。  時間は、もう午前一時を回っている。  今日は十四日だ、一月の。  ――僕の携帯が鳴る。  電話の相手は……セウくんだ。 『やあ、タケちゃん久しぶり! 元気にしてた?』 「元気というほどでもないよ。……それよりも聞きたいことがあるんだ」 『なんだい?』 「僕の情

        • きっと、この恋は永遠に実らない。第25話「現実からの乖離」

            *  ――僕はナイトー先生の研究室に行った。  文章作法の授業を中断してだ。  なにかシリアスな空気が僕を惑わせる。 「最近のおまえを見てると、なんだか疲れているように思えるぞ」 「すみません。周りが僕を攻撃してくるんです」 「攻撃? どういう意味だ?」 「陰口を使って僕を脅そうとしているんです。周りのみんながグルになって僕を、なにかに……はめようとするんです」  ナイトー先生は黙った。  なにか意味を理解しているようだった。 「神憑《かみつき》、おま

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        記事

          きっと、この恋は永遠に実らない。第24話「乱舞する日常」

            *  冬休みが終わった大学に通うと、ある変化が見られた。 『うん、もう知ってる』 『神憑《かみつき》の好きな人が変わったんだって』 『名前は?』 『綿里《わたり》未雪《みゆき》って名前なんだって』 『へえ、心変わり早いな』 『主役さんは、もう、どうでもいいってこと?』 『かわいそう、主役さん』  僕の行動は、どこから知られているのだろうか?  まるで、どこかの常識のように語られている。 『綿里《わたり》さんと付き合うのかな?』 『でも、遠距離だし』

          きっと、この恋は永遠に実らない。第24話「乱舞する日常」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第23話「初恋の残骸」

            *  僕はホテルで寝ようと身支度を整えようとしたが、心に引っかかりが芽生えた。  突如、僕の中に迷いが感じられる。  沈黙のまま、時間だけが流れていく。  いつの間にか僕は声を荒げていた。  このままじゃ、だめな気がしたんだ。  僕は彼女に、なにを伝えるべきなんだろう?  時間だけが過ぎていく。  このままじゃダメだ!  どうして彼女に執着しなければならないのだろう?  そういえば……僕は黒髪の美少女というワードを、どこから見つけてきたのだろう?  

          きっと、この恋は永遠に実らない。第23話「初恋の残骸」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第22話「心の溝」

            *  ――二次会が終わった後は自由解散となった。  三次会を開くのは自由、個人の好きなままにどうぞ、ということだった。  僕は昔の友人のところにはついていかず、綿里《わたり》さんのグループのところについていった。  ついていった理由は僕にも……わからなかった。  感覚が、そうしたいと告げていた。  カラオケをしに行った人たちは、おとなしい人と活発な人に二分されていた。  僕は、おとなしい人のグループに入るが、活発な人に入れるように努力していた。  そうした

          きっと、この恋は永遠に実らない。第22話「心の溝」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第21話「あのころの彼女は」

            *  ――二〇一三年一月四日。  僕は赤心《せきしん》県の小学校の同窓会へ赴くために、電車に乗っていく。  電車に乗っていても声が聞こえる。 『あの人は今、電車に乗って赤心《せきしん》県へ向かっているんだ』 『綿里《わたり》さんとメールしているそうだよ』 『へえ、そうなんだ』 『赤心《せきしん》県の同窓会へ行ったら、どんな反応するかな?』  ――この状況……いつまで続くのかな?  いい加減に……してほしい。  言われている僕の気持ちが……わかるかな?

          きっと、この恋は永遠に実らない。第21話「あのころの彼女は」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第20話「死の恐怖」

            *  ――二〇一二年十二月三日、また大学で聞いてしまった。 『主役って、あの映画の……主役?』 『そうだよ!』 『こんな情報が、うちの学校に流れるなんて……芸能界、終わってね?』  やれやれ……いつも僕を中心に噂が巻き起こる。   *  ――二〇一二年十二月十二日、今も、まだ噂話が聞こえる。  映画の先行上映会の出来事が僕に与えた影響は大きかった。  だから僕は再び履歴書を出して芸能界に再チャレンジするのだ。  ――正直、今の状況はプライベートという名

          きっと、この恋は永遠に実らない。第20話「死の恐怖」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第19話「虚構の景色」

            *  ――二〇一二年十月、夏休みが終わり、学校へ通う時期になった。  写真をパシャパシャとコッソリ撮られる状況は絶対におかしい。  ……もし、これが本当に行われているとしたら犯罪だぞ?  なんで犯罪行為を平然と行うことができるんだ?  この街の人たちはモラルというものが低下しているのか?  大学の教授さんたちも、なにか言ったらどうなんだ?  これは犯罪行為です、と。  なぜ教授さんたちも笑っているんだ?   *  ――二〇一二年十一月上旬、学校に通うの

          きっと、この恋は永遠に実らない。第19話「虚構の景色」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第18話「復讐者になってやる」

            *  ――二〇一二年五月、僕は母親に頼んで僕自身の全体写真を撮ってもらうことにした。  そのあとに急いで、そのコンテストの雑誌を自腹で買ってきて、募集要項を見た。  僕は、また家を出て、近くの本屋さんで履歴書を買った。  そして、近くのコンビニで証明写真を撮る。  撮り終わったら、急いで家に入り、証明写真を履歴書に貼り付ける。  履歴書と写真を封筒に入れ、郵便局に持っていき、僕は心の準備をした。  郵便局の人に封筒を渡す。  なんで、そう思うのかというと、

          きっと、この恋は永遠に実らない。第18話「復讐者になってやる」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第17話「すべてを取り戻すために」

            *  ――同級生の男子たちは、みんな身長が伸びていた。  さすがに僕だけ身体も精神も成長してないなあと思った。  ――女子たちは華やかな衣装に身を包んでいた。  同級生の八人は、みんな笑顔でニコニコしていた。  僕は小・中学校の同級生がSNSの友達登録を解除したことをいまだに覚えている。  なんで友達登録を解除したのか?  僕みたいな陰湿な人間をホントはいないってことにしたいんだろ?  ……同じ下宿で暮らしていたコーポ石畳のマスイズミくんとホシノくんも成人

          きっと、この恋は永遠に実らない。第17話「すべてを取り戻すために」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第16話「すべては人のせい」

            *  ――小学校五年次になると、テレビのない生活が始まった。  他県に転校する楽しみは故郷でやっていないテレビ番組を観ることだった。  でも、父が日常生活でテレビは必要ないと言い出した。  他県の小学校で話題になるのはテレビの話ばかり。  僕がテレビのない家庭で育てられていると知った他県の小学校の友達は僕を状況を見て、つらい顔をするのだ。  僕だって、つらいよ。  なんで僕の親は僕に規制ばかりを強いるのだろう……。  ――少しずつ時が流れて、だんだんと友達

          きっと、この恋は永遠に実らない。第16話「すべては人のせい」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第15話「割り切れない過去」

            *  僕は小学校の友達|(仮)である男子たちに内緒話、要するに陰口をされたり、僕の容姿に対するネガティブな悪口を言われたり、ゴム製の縄跳びを鞭のようにぶつけられたり、僕が授業中で使う筆記用具を忘れてしまったときに男子たちは誰も貸してくれなく、僕が女子に筆記用具を借りようとするところをじっくり見られたり|(僕は顔が赤くなりやすく、異性に対する反応を男子たちが僕を見て真っ赤になるところを観察したりして面白がっていた)したり、メリーゴーランドみたいにグルグル回る――一歩間違え

          きっと、この恋は永遠に実らない。第15話「割り切れない過去」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第14話「友達もどき」

            *  僕はオータマくんに事情を説明して、弁償してもらうように頼んだ。 「親に迷惑はかけられないから修理代は払えない」  二言目に。 「おまえが起きてたならなあ、話が変わってくる……なんで起きなかったんだよ! 寝たふりしているおまえが、すべて悪いんじゃないか! 俺はおまえが死んだんだと心配していたんだぞ! 救急車を呼ぼうとも思った! なのに、そんな俺に金を払わせることを強要しようとしてるのか? ふざけんな! 俺は、なにも悪くない!!」  彼は普通の感覚が欠落してい

          きっと、この恋は永遠に実らない。第14話「友達もどき」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第13話「流されて大学」

            *  ――二〇一一年四月、僕は医療系の学部のある宝玉《ほうぎょく》大学へ入学した。  本当はセウくんのいる関西の大学へ入学したかったのだが、久地谷《くちたに》くんに言われた通り、医療系の資格を取得するために入学したのだ。  僕は大学の寮でひとり暮らしをすることになった。  ――入学式。  入学式は普通の一般的な大学より小さなものだと個人的には思った。  入学してきた人たちの名簿を見た。  おまえら、よくも僕を……なんて言える余裕は僕にはなく……ただ、寂しかっ

          きっと、この恋は永遠に実らない。第13話「流されて大学」